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ドコモとゼンリンデータコム提携

2007-06-05 12:22:00 | GPS
プレスリリース
ドコモとゼンリンデータコムが業務資本提携、新サービス開発へ (ケータイWatch)
ドコモ、ゼンリン子会社と提携・携帯向け地図サービス拡大 (IT Plus)
ドコモとゼンリンデータコムが業務提携──au・ナビタイムに対抗 (ITmedia)

 NTTドコモとゼンリンデータコムは6月4日、業務・資本提携を発表した。ケータイWatchの記事によるとNTTドコモはゼンリンデータコムの株式1,700株(発行済株式総数の10.27%)を約4億円で取得するとのこと。
 なお IT Plus の記事によると、これにより NTT ドコモはゼンリンデータコムの第三位株主となる。上位はゼンリン、リクルートの順。なおリクルートは2006年3月16日に当時の発行済株式総数の11.78%である1,750株を取得し、業務・資本提携を結んでいる(ニュースリリース)。

 ドコモユーザーとしては、この提携によってどんなメリットを受けることができるのかが、気になるところだ。
 ニュースリリースによると、

・ドコモが、ゼンリンデータコムのサービスを基に、地図表示や周辺情報検索機能を持つ基本地図サービスを提供する。
・ゼンリンデータコムが、その基本地図サービスに連動する、高機能なナビゲーションサービスを提供する。
・両社が提携して、携帯電話向けの高品質な地図サービスを検討する。

 ケータイWatchによると、
・提供時期は2008年以降。
・ドコモがゼンリンデータコムを選んだ理由は、「地図業界の中でも最大手」「鮮度やスピード、正確性で優れている」
・新サービスは従来のものより「情報量が豊富」「地図の移動や拡大縮小が容易」「グラフィックが優れている」
・携帯電話側に、GPSは必須とならないサービス
・新サービスをプラットフォームに、他のコンテンツプロバイダが活用できる可能性もある
とのことだ。

「基本地図サービス」を提供するためのドコモブランドアプリがケータイにプリセットされ、地図表示と周辺情報検索はこれで可能。ただし徒歩ナビやカーナビをしようとするとゼンリンデータコムの会員になる必要がある、ということだろうか。
 auとEZナビウォークの関係に似たイメージのようだが(ITmedia)、もう少しゼンリンデータコムが全面に出てくるのかもしれない。

 ITmedia の記事によると、iエリアのユニークユーザーは700万/月であり、iモード契約者4700万の15%、この底上げを狙っているそうだ。


 注目すべきは、従来はGPSや地図サービスに対して積極的では無くコンテンツメーカーに任せる形を取っていたドコモが、903i/904i へのGPS 標準搭載を経て、地図サービスに対して出資するまでになったことだ。今まで地図サービスでは au にかなり遅れを取っていたドコモだったが、その差を縮めることになるだろうか。

 ニュースリリースの範囲では、魅力的なサービスが出てくるかは全く不明だ。実際に提供されるサービスを、期待して待ちたい。

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