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HOLUX M-241紹介記事紹介

2009-08-24 00:45:48 | GPS


夏休みに最適! 旅行の思い出を完璧にするGPSロガー (日経トレンディネット)

 日経トレンディネットでの、戸田覚氏によるGPSロガーHOLUX M-241の紹介記事。


 まず記事に触れる前に、HOLUX M-241のスペックを確認しておきたい。

・機能:GPSロガーおよびGPSレシーバー
・大きさ・重さ:32.1 x 30 x 74.5mm、39g(電池除く)
・GPS感度:-159dBm
・WAAS/EGNOS/MSAS:対応(ディファレンシャルGPSにより精度を上げることが可能)
・初期測位時間:36秒(cold start)、33秒(warm start)
・電池のもち:12時間(単三電池1本)
 USB給電が可能。
・LCD表示内容:バッテリ残量・緯度・経度・速度・高度・時刻・緯度距離・記録容量の残量
・トラックログの保存量:130,000(一定時間、一定距離の指定が可能)
・PCとの接続:USBおよびBluetooth
・防塵防滴:無し

 この機種の特徴は、GPSロガー(移動軌跡の記録装置)として使うことも、GPSレシーバー(現在地をPCやスマートフォンなどに出力する)機能を持つことと、PCなどとのインターフェースにUSBとBluetoothがあることだ。
 非常に小型・かつ軽量。感度は-159dBmとGPS受信チップとして有名な SiRFStartIII と同レベル。電池は単三型を使用し交換可能であるとともに、電池のもちは12時間と十分。移動軌跡の保存量130,000ポイントと十分(GPSロガーとして有名な GARMIN 社製のスタンダード製品は、内蔵メモリへの記録では10,000ポイントが一般的)。
 仮に5秒おき(初期設定)に記録するとすれば、180時間は保存できる計算になる。電池は12時間もつので、1日1回充電できれば、エネループ2本もあれば十分に使い回すことができる。またUSB給電も可能であるとのことで、車で走った記録を取る場合には電池の残りを気にしなくてもよい。他メーカーのGPSロガーでそのような使い方をしたことがあるが、これは便利だ。
 ログは付属ユーティリティーにより、KMLやGPXとして取り出すことが可能だ。
 注意点は、防滴仕様では無いことだろう。

 個人的にも結構興味のある機種であったのだが、eTrex Vista やら GPS-CS3K やらを買っている内に、買いそびれてしまった。ということで、今回興味深くレビューを見た。


 前置きが長くなってしまったが、記事について。

 この筆者はGPS-CS1KSPを使っていたが、これが大きいので買い換えたとのこと。ちなみに GPS-CS1KSP は 36×36×87mm、55g。一回りくらいは小さくなる。
 なお注意事項として、「若干マニアックなツール」であることが挙げられている。海外製品であり、日本語マニュアルもクイックガイドくらいしか無いためのようだ。「最初の1台として購入する方や、パソコンにあまり詳しくない方には国産品をオススメする」とのことだが、GPSロガーを何台も持つ方はそういないと思うので、ものは試しと1台目にこれを買ってしまうのもいいかもしれない。
 国産品のGPSロガーとしては、高くなってしまうがGPS-CS3Kを挙げることになるだろうか。GPS感度はm-241に劣らないはずだ。

 ちょっと意外であったのが「GPSの感度はさほど高いとは感じなかった」という点だ。この筆者が持っていた機種「GPS-CS1KSP」と比較すれば、体感できるくらいに感度の差はあるはずなのだが・・・
 わたしの場合は「GPS-CS1K」(ハードウェアはGPS-CS1KSPと同一)と「GPS-CS3K」(スペック上での感度はM-241と同等)で感覚上での話ではあるが、明らかに差があったという印象だ。

 ログの取り込みソフト「HOLUX ezTour for Logger」でのログ読み込みや取り込んだ結果についても記載があり、参考になる。
 また、付属ソフトで写真データとGPS位置情報のマッチングも可能とのこと。位置情報を写真データに書き込むことも可能だ。これにより、flickr と地図を連動させる(ちょっと古いですが)ような使い方や、Google Earth や Super Mapple Digital のような位置情報つき写真対応地図ソフトに読み込ませたりができるようになる。

 これも意外であったのが、防滴について触れられていなかった点だ。GPS-CS1KSPの記事では記事のタイトルになってしまうくらい不評であったのに、今回はこれについての記載が無い。GPS-CS1KSP から比べると一回り小さいので、その点には目をつむったということだろうか。
 とは言っても M-241 は元々の感度が十分高く、カバンに入れるなり袋に入れるなりでも十分その性能を発揮できると思うので、大きなデメリットにはならないと思う。


 わたしは高感度版 eTrex Vista HCx のユーザーだが、これは56x107x30mm、156gとちょっと大きく重く、かつ電池が2本必要だ。持ち出すのが億劫になることも多い。地図が常に見られるというメリットはあるのだが、ちょっと現在地を確認したいという程度であればケータイGPSで十分だ。防滴という安心感はあるが、なかなか防滴のメリットを活かせる使い方もしていない。ログがSDカードに記録できるというのも大きなメリットなのだが、13万点記録できるM-241と比べれば、そう大きなメリットにもならない。
 そう考えると、ちょっとログを取っておきたいといった用途では、こういう小型・軽量のログ取り専用機というのもよさそうだ。1年前にこのようなレビューを見ていれば、買ってしまったかもしれない。

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