ひらけいメモBlog@goo

デジカメ・GPS・PC・デジタル家電などに関するニュースを扱っています。

「コロプラ」と「菊正宗」が提携

2009-08-24 23:43:52 | 位置情報・地図
菊正宗酒造とコロプラ、共同で若者に日本酒の魅力をアピール (ニュースリリース)
位置ゲー「コロプラ」と菊正宗が提携、日本酒の魅力訴求 (ケータイWatch)
コロプラと菊正宗酒造、位置連動ゲーム上で来店・販売促進サービスを開始 (CNET)

 コロプラは8月24日、菊正宗酒造記念館(神戸市東灘区)への来店・販売促進サービスの提供を開始したと発表した。

 コロニーな生活PLUS(コロプラ)は35万人以上のユーザーを持つ有力な位置連動型の携帯ゲームだ。
 このコロプラで09年6月から始まったのが、実店舗との連携サービスだ。
 この連携には「コロカ」という(バーチャルでは無い)実在するカードが用いられる。
 今回の提携では、コロプラのユーザーが実際に菊正宗記念館を訪れ、品物を購入することにより、その金額に応じた「コロカ」(3種類ある)を入手することができる。このコロカはカードのシリアル番号により、ゲーム内に「お土産」アイテムとして取り込むことができる。
 ユーザーにとっては、ゲーム内のお土産も、コロカもコレクション対象となる。
 そういった仕組みにより、ゲームのユーザーを実店舗に誘導する仕掛けだ。
 まったく、よくできている。

 わたしは残念ながらコロプラは参加しておらず、『ケータイ国盗り合戦』(ユーザー数25万人)しかやっていないのだが、こちらも同様にリアルとの連携を進めている。例えば最近では、オリックス・バファローズ戦に参戦ということで、球場を訪れて Felica リーダーにタッチすることにより、ゲーム内アイテムであるアバターを入手できる仕組みになっている。

 両者ともにケータイと位置情報の組み合わせをうまく利用している。


 ケータイGPSなんてナビと現在地確認以外に何ができるの、そもそもケータイでナビなんてするの、と思われていた時期もあったであろうが、最近は位置情報と連動した行動支援、位置ゲー、GPS+地磁気センサーでの StreetView 閲覧、Twitter+位置情報、セカイカメラのようなAR(拡張現実)など、わたしが思いも及ばないようなサービスがいろいろと出始めている。

 ケータイ国盗り合戦は、以前はケータイ基地局測位によって得られる場所を用いたスタンプラリーで、リアルとの連携と言っても鉄道で旅行しましょう、くらいだったように思う(駅でFelicaつきポスターと連動、はあったかも)。
 コロプラも、コロカが発表される前は、現在地に即したお土産が得られるということはあったが、リアルとの連携という点では薄かったように思う。
 それが、今年になってリアルとの連携が進んでいる。

 こういう動きを眺めているのも、おもしろい。
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ドコモがゼンリンデータコムとの業務資本提携を強化

2009-08-24 23:09:11 | GPS
ゼンリンデータコムとエヌ・ティ・ティ・ドコモの業務・資本提携の強化に関するお知らせ (ニュースリリース)
ドコモとゼンリンデータコムが提携強化、行動支援サービスを検討 (ケータイWatch)
NTTドコモ、ゼンリンデータコムに7億円の追加出資 (CNET)
ドコモがゼンリンデータコムの株式を追加取得 - 業務・資本提携を強化 (マイコミジャーナル)
NTTドコモとゼンリンデータコムが業務・資本提携強化、技術・サービス融合 (マイコミジャーナル)

 NTTドコモ、ゼンリン、ゼンリンデータコムは8月24日、ゼンリンデータコムとエヌ・ティ・ティ・ドコモの業務・資本提携の強化について発表した。
 まずは資本提携について。ゼンリンデータコムがドコモとゼンリンを引き受け先として第三者割当増資を実施。ドコモの引き受け分は7億円という。これにより、ドコモはゼンリンデータコムの株式の内20.6%を保有する。
 業務提携については、「両社のもつ技術およびサービスを融合し、地図上の観光情報や地域スポット情報の充実および地下街地図の整備などによる地図データコンテンツの充実、3D技術などの応用によるナビゲーションの高度化などにより、位置情報に基づく行動支援サービスの提供を検討」(ニュースリリース)とのことだ。

 両社は07年6月に業務資本提携を結んだ。このときドコモは4億円でゼンリンデータコムの株式を取得している。この時は07年秋モデルの905iに「地図アプリ」を搭載、地図の閲覧と検索を無料の基本機能としてケータイに取り込んだ。
 今回の提携により、09年秋モデルでは何が出てくるのか。iコンシェルのGPS対応など「位置情報に基づく行動支援サービス」が強化されることは十分ありそうな話だが、具体的にどんなものが提供されるのか、注目したい。
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HOLUX M-241紹介記事紹介

2009-08-24 00:45:48 | GPS


夏休みに最適! 旅行の思い出を完璧にするGPSロガー (日経トレンディネット)

 日経トレンディネットでの、戸田覚氏によるGPSロガーHOLUX M-241の紹介記事。


 まず記事に触れる前に、HOLUX M-241のスペックを確認しておきたい。

・機能:GPSロガーおよびGPSレシーバー
・大きさ・重さ:32.1 x 30 x 74.5mm、39g(電池除く)
・GPS感度:-159dBm
・WAAS/EGNOS/MSAS:対応(ディファレンシャルGPSにより精度を上げることが可能)
・初期測位時間:36秒(cold start)、33秒(warm start)
・電池のもち:12時間(単三電池1本)
 USB給電が可能。
・LCD表示内容:バッテリ残量・緯度・経度・速度・高度・時刻・緯度距離・記録容量の残量
・トラックログの保存量:130,000(一定時間、一定距離の指定が可能)
・PCとの接続:USBおよびBluetooth
・防塵防滴:無し

 この機種の特徴は、GPSロガー(移動軌跡の記録装置)として使うことも、GPSレシーバー(現在地をPCやスマートフォンなどに出力する)機能を持つことと、PCなどとのインターフェースにUSBとBluetoothがあることだ。
 非常に小型・かつ軽量。感度は-159dBmとGPS受信チップとして有名な SiRFStartIII と同レベル。電池は単三型を使用し交換可能であるとともに、電池のもちは12時間と十分。移動軌跡の保存量130,000ポイントと十分(GPSロガーとして有名な GARMIN 社製のスタンダード製品は、内蔵メモリへの記録では10,000ポイントが一般的)。
 仮に5秒おき(初期設定)に記録するとすれば、180時間は保存できる計算になる。電池は12時間もつので、1日1回充電できれば、エネループ2本もあれば十分に使い回すことができる。またUSB給電も可能であるとのことで、車で走った記録を取る場合には電池の残りを気にしなくてもよい。他メーカーのGPSロガーでそのような使い方をしたことがあるが、これは便利だ。
 ログは付属ユーティリティーにより、KMLやGPXとして取り出すことが可能だ。
 注意点は、防滴仕様では無いことだろう。

 個人的にも結構興味のある機種であったのだが、eTrex Vista やら GPS-CS3K やらを買っている内に、買いそびれてしまった。ということで、今回興味深くレビューを見た。


 前置きが長くなってしまったが、記事について。

 この筆者はGPS-CS1KSPを使っていたが、これが大きいので買い換えたとのこと。ちなみに GPS-CS1KSP は 36×36×87mm、55g。一回りくらいは小さくなる。
 なお注意事項として、「若干マニアックなツール」であることが挙げられている。海外製品であり、日本語マニュアルもクイックガイドくらいしか無いためのようだ。「最初の1台として購入する方や、パソコンにあまり詳しくない方には国産品をオススメする」とのことだが、GPSロガーを何台も持つ方はそういないと思うので、ものは試しと1台目にこれを買ってしまうのもいいかもしれない。
 国産品のGPSロガーとしては、高くなってしまうがGPS-CS3Kを挙げることになるだろうか。GPS感度はm-241に劣らないはずだ。

 ちょっと意外であったのが「GPSの感度はさほど高いとは感じなかった」という点だ。この筆者が持っていた機種「GPS-CS1KSP」と比較すれば、体感できるくらいに感度の差はあるはずなのだが・・・
 わたしの場合は「GPS-CS1K」(ハードウェアはGPS-CS1KSPと同一)と「GPS-CS3K」(スペック上での感度はM-241と同等)で感覚上での話ではあるが、明らかに差があったという印象だ。

 ログの取り込みソフト「HOLUX ezTour for Logger」でのログ読み込みや取り込んだ結果についても記載があり、参考になる。
 また、付属ソフトで写真データとGPS位置情報のマッチングも可能とのこと。位置情報を写真データに書き込むことも可能だ。これにより、flickr と地図を連動させる(ちょっと古いですが)ような使い方や、Google Earth や Super Mapple Digital のような位置情報つき写真対応地図ソフトに読み込ませたりができるようになる。

 これも意外であったのが、防滴について触れられていなかった点だ。GPS-CS1KSPの記事では記事のタイトルになってしまうくらい不評であったのに、今回はこれについての記載が無い。GPS-CS1KSP から比べると一回り小さいので、その点には目をつむったということだろうか。
 とは言っても M-241 は元々の感度が十分高く、カバンに入れるなり袋に入れるなりでも十分その性能を発揮できると思うので、大きなデメリットにはならないと思う。


 わたしは高感度版 eTrex Vista HCx のユーザーだが、これは56x107x30mm、156gとちょっと大きく重く、かつ電池が2本必要だ。持ち出すのが億劫になることも多い。地図が常に見られるというメリットはあるのだが、ちょっと現在地を確認したいという程度であればケータイGPSで十分だ。防滴という安心感はあるが、なかなか防滴のメリットを活かせる使い方もしていない。ログがSDカードに記録できるというのも大きなメリットなのだが、13万点記録できるM-241と比べれば、そう大きなメリットにもならない。
 そう考えると、ちょっとログを取っておきたいといった用途では、こういう小型・軽量のログ取り専用機というのもよさそうだ。1年前にこのようなレビューを見ていれば、買ってしまったかもしれない。
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