貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

衣食足って…

2006-05-22 13:33:37 | 季節の話題
ちょっと古い記事ですが、昨年のベストセラー「信長の棺」の著者、加藤廣氏の
インタビューが朝日の土曜版にありました。

氏の「座右の銘」に頷いたので、ご紹介。
人生意に適うをもって貴しとなす
尊敬する人以外に頭を下げる必要はない、という意だそう。

意味をそのままとれば、ちょっと「高慢な態度」ということになりかねませんが、
私はそうじゃなく、身なりや職業・氏素性で「貴賎はない」と考えたい。
昨今「立派な職業」とされていた組織(の人)に不祥事が相次ぎ、今までそれらに対し
「ペコペコ」してたのがバカらしくなった、という経験がおありでは?

とはいえ教員や警察官など「現場」の人たちの中には、日々たいへんな苦労を重ね、
闘っている方が大勢おられます。
そういう方々に対して「一把総からげ」で批判するのもなぁ…という自戒も忘れず。

昔、馴染みになった喫茶店のマスター(昨年8月24付)の話を思い出しました。
いいスーツを着たサラリーマンや公務員風の客が、モーニングサービスで出した
トーストの「耳」をよく残す。
逆に作業服を着ているような人は、ほとんど残さず食べてくれたそうです。
それから茶道仲間の年配の女性達(ほとんどは裕福な)と懐石料理を戴く機会があり、
食事のマナーの悪さに閉口したこともあったそう。
「なんのために茶道を習ってるのか分からん」と嘆いてましたっけ。

衣食足って礼節を知るも「死語」になってしまったのかなぁ…

※ちょっとタイトルと本文がズレてしまったので、改題・加筆しました

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