貧々自適

仕事のかたわらデジカメを構えたり
季節のうつろいや人の優しさに触れ感激する
そんな貧乏オヤジのつれづれ帳です

カナダの女性が遺した言葉

2014-09-18 21:34:50 | よもやま話
3年足らず前に新聞記事から「死んでいないだけ」という投稿をしました。
まさかその一年あまり後に母が死ぬとは思いませんでしたが、記事に書いたような延命措置をすることなく、
眠るように旅立ったとしたら、「立派な死に際だった」と言ってもいいと思っています。

今日、週一のプチゼイタク「喫茶店のモーニング」に行き、そこで読んだ週刊誌にいいことが書いてありました。
大橋巨泉氏のコラムで「カナダの84歳の女性が自死、現地で話題に…」という内容でした。
自身の老いと向き合い、認知症を発症したり寝たきりになるまえに死ぬことを選択した、とのことです。
コラムの中でその女性が残した『素晴らしい言葉』を巨泉氏が紹介していたので以下…
(前略)物理的に生きているだけでなく、「知性」と「好奇心」と「勇気」と「優雅さ」を
  内に持った生命がなければ、生きている意義がない。(後略)
』 ~「 」は私がつけました
家族に介護や看護の負担をかけたくない、との一念だったようです。
彼女は精神科医だったそうで、自殺ほう助の疑いを夫(そばで看とった)が掛けられないよう用意周到、
遺書をしたため準備していたそうです。

↑の大切な4つのキーワード、ずっと前に「トシをとると…」という記事で書いた3つと合わせ、
何かにつけ思い出さないと…

「秋の日はつるべ落とし」考

2014-09-18 00:22:09 | 季節の話題
以前話題にしましたが、この時季(秋分前後)は春分前後と同じで、夏至・冬至のころに比べ
日ごとの昼と夜の時間変化が大きく、いわゆる「日が短くなった…」を実感。
(当地では、秋分前後2週間で28分昼が短くなり、冬至前の2週間では4分しか変わらない)

そして、もう一つ『秋の日はつるべ落とし』という言葉があります。
秋は、つるべを落とすようにあっという間に日が暮れる、という意味ですが「ホントかな?」。
で、国立天文台・こよみの計算サイトで調べてみました。

日付  太陽高度が15度-(経過時間)-日の入り 太陽高度が-18度まで※
6/21     17:55      1:24     19:19     1:46 -夏至
9/23     16:43      1:17      18:00     1:24 -秋分
11/7     15:41       1:25      17:06     1:25
12/22     15:24      1:34     16:58     1:30 -冬至
 ※天文薄明というそうです

11月7日は、秋分~冬至のちょうど中間、秋真っただ中ということで選びました。
「太陽高度15度」というのは、日が西に傾いたなぁ…と実感できそうなテキトーな高さ
でも全く根拠のない角度じゃなく、「垂直に日が沈む」ならおよそ一時間、ということです。
そこから日の入りまでの時間は、いずれもそれほど大差がありません。
そして日の入りから真っ暗(上の表で一番右)になるまでの時間は、夏に比べ20分以上違うのが分かりました。
この時季、どんどん日が短くなり、「もう夕方だなぁ」と意識してから星がまたたくようになるまで
30分も違う上に気温も真夏と10℃近く違うんですから、余計そう感じるのでしょう。

「情緒的」というだけでなく、天文学的にも証明できたでしょうか?(笑)