先日のことだった。
家内から、「柏餅、食べよう」との声がかかった。
普段、家内が買ってくる柏餅は、パック入りで商品名と定められた内容だけが表示されたもの。
この柏餅は娘が買ってきてくれたもので、包装紙に包まれていた。
『這えば立て 立てば歩めの 親心』の巻頭の言葉が、端午の節句に使う柏餅の意味合いを思い出させてくれた。
もう、そんな季節が近づいたのかとも気づかせてくれた。
年中、店先に並んでいる「柏餅」。
使っている材料が違うかも知れないが、同じ柏餅なのに、ちょとした一言で味わい深さが違った。