孫達が破った障子穴は、継ぎ接ぎをして穴をふさいでいる。法事も近いので張り替えなくっちゃと思っていた。
いつもは自分と家内で張り替えるが、後々のことも考え、この際、息子夫婦にバトンタッチしようと数日前から息子夫婦に作業を頼んでおいた。彼等が買ってきた障子紙は破れにくいプラスチックの障子紙だった。
時折、アドバイスしに顔を出したものの全ての作業を彼等がやってくれた。あーでもない・こーでもないと試行錯誤する声が聞こえていたものの、4枚の雪見障子とその上部の小さな4枚の障子を見事に張り替えてくれた。
「〇〇と畳は新しい方がいい」とのことわざもあるが、障子紙も張り替えると部屋が明るくなり、真っ白な障子紙がすがすがしい気分にさせてくれる。
先日から数日続いた不眠症も、昨夜は薬のお蔭でぐっすりと眠れ今日はすがすがしい1日となった。張り替えた「障子」みたいに身も心もすがすがしくなった。
体調が戻ったので、午後からは陽光の下、畑仕事でタップリと汗をかいた。傷んだ障子が張り替えで生まれ変わったように、自分の心身も薬で生まれ変わった気分。もう今宵は薬の世話にならなくても大丈夫という気分になっている。