紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

八朔のマーマレード・金山寺味噌を貰った 思いやり・ふれあいが田舎暮らしの心地よさ

2017年02月02日 | 田舎暮らし&家族

昼下がり、ご夫婦でみかん作りしているご近所の奥さんが、家内に「体の調子はどう?」と気遣いながら、自家製の八朔に蜂蜜を入れて作ったという「マーマレード」を持って来てくれた。「金山寺味噌」も持って来てくれた。

 

「みかんの剪定で忙しいのでは?」と家内が聞くと、

「剪定は得意でないのでJAに頼んだら、もう予約で一杯だった。仕方ないので、自分達で適当に切ろうと思っている。今日は農作業しないので暇」と返ってきた。それならと、家内がすすめて部屋でくつろいでもらうことになった。

開口一番、「お隣さんのハワイへの旅立ち、どうなった?」と聞かれたので、オバチャン達の井戸端会議に自分も加わることになった。お隣さんとのやり取りを話すと「お宅の旦那はハワイでもどこでも旅行に詳しいんで、それだけいろいろ教えてあげたんやったら十分や」と安堵していた。ハワイ旅行を耳にした他のご近所さん達も、一様に「添乗員同行」でないと聞いてビックリし「不慣れなのに大丈夫かなあ」と心配していたとのこと。

我が家も、家内の体調が復調するまで1年半もかかり、その間、御婦人達で決めている「お寺や薬師寺の花当番」もできなかったが、皆が快くカバーしてくれた。田舎ではお互いにご近所さんの内情を知ってるだけに、我がことのように気遣ったり心配したりカバーしたりが当たり前になっている。

ご近所さんから温かくしてもらったり励ましてもらったり、ご近所さんのために尽力して感謝されたり喜ばれたり、野菜や漬物を届けたり貰ったり、そういうご近所さんとの思いやりやふれあいがあるからこそ、「田舎暮らし」が心地よいのだと思っている。