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陽あたり良好

ほんわかした毎日と、写真、そして黒柴「茶々」
りんごとれもんの二人で綴ります

※ 茶々は令和6年6月にお空へ…

玉造温泉長楽園 その2

2019-01-23 20:40:46 | 温泉
玉造温泉長楽園
れもんです。
玉造温泉長楽園の後編は、お料理と温泉です。

早速、夕食から・・・
山陰の味覚を詰め込んだ、月替わりの懐石料理です。
長楽園の月替懐石/前菜とずわい蟹
立派なずわい蟹です。
右側の前菜は、ごま豆腐、鴨西京漬け、海老柴煮、栗甘露煮、なまこの霙和え

長楽園の月替懐石/和牛ステーキ









どーんと
島根和牛のステーキ

お造り
お造りは、雲丹と日本海の鮮魚盛り

豆乳鍋 出雲蕎麦
豆乳鍋                    出雲蕎麦

穴子と蟹の天ぷら




天麩羅は、地物穴子と
蟹の香り揚げ

えごまと海苔の茶碗蒸し




えごまの茶碗蒸し

宍道湖しじみご飯
デザート三種盛り
しじみご飯と、デザート三種盛り


とても美味しかったです。 ごちそうさま~ 


続いてお風呂を紹介しましょう。
大浴場は「恵泉」と「華泉」という名の二つがあって、
男女入替え制で、どちらも内湯と露天風呂を備えています。

写真撮影は原則禁止になっていたので、
不本意ですが、HPから写真をお借りしました。

「恵泉」
恵泉・露天風呂
恵泉・内湯

「華泉」
華泉・露天風呂
華泉・内湯

そして一番のお目当て。
龍宮の湯 と名付けられた大露天風呂がこちらです 
※ この写真もHPからお借りしています。
龍宮の湯
明治42年に完成したという手掘り式の露天風呂で、
混浴ですが、男女とも専用の湯浴み着が用意されています。
このほか、龍宮の湯に続く女性専用の「水晶の湯」があり、
どれもみな、「沸かさず、薄めず」の源泉掛け流しです。


夜になると、照明が湯気に滲んで幻想的です。
夜の露天風呂
夜の長楽園露天風呂
夜の龍宮の湯
ちなみに、この龍宮の湯も原則撮影禁止ですが、
許可をもらって、入浴客がいない時間に撮っています。


さて翌朝は、再び温泉街の散策に・・・。
湯薬師広場
湯薬師広場 では、湧き出るお湯を自由に汲めて、
持ち帰った温泉水を、化粧水として利用できます。

玉造のお湯は、出雲国風土記にも

一度洗えば肌がすべすべになり、
     二度入ればどんな病気やけがも治る
 

と書かれているほどの 美肌の湯  なんですよ。


朝の散歩を終えて、さあ朝食。
小鉢がたくさん並んだ和定食で、ご飯はもちろん温泉粥をチョイスしました。
長楽園・朝食


出発前に、また龍宮の湯へ。
狙いどおり、広い露天風呂は貸切り状態でした。
日が射してきらきら光る水面に、湯気が立ち上っては流れます。
夕方や夜とはまた違う情景を、たっぷりと楽しませていただきました
長楽園・大露天風呂
湯気立つ龍宮の湯
長楽園・龍宮の湯
長楽園の混浴露天風呂
朝の龍宮の湯


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玉造温泉長楽園 その1

2019-01-19 19:53:24 | 温泉
れもん* です。
二日目の宿泊地は
玉造温泉 でした。
宍道湖の南岸に位置し、三方を山に囲まれた温泉郷で、
『出雲風土記』にも登場する、山陰地方を代表する古湯です。

泊まった宿は、
長楽園 
120坪という、日本でも最大級の露天風呂は、
ずっと前から、一度は入ってみたいと思っていました。

宿や温泉街をじっくり楽しもうと、
いつもよりかなり早めの宿入りです
玉造温泉長楽園
長楽園玉泉閣客室

早速、館内を見て回りました。
長楽園ロビー
長楽園の坪庭

山荘玄関から一万坪という庭園に出ると、目の前が大露天風呂の入口です。
塀の向こうにちらっとお風呂が見えますが、これは後のお楽しみ。
長楽園露天風呂入口

玉砂利を踏みしめて、泉水を散策しました。
長楽園/泉水
長楽園/日本庭園
長楽園/浦嶋庵

庭園の一角にある洞窟をくぐると、
昭和天皇がお泊りになった御座所専用の庭園に出ます。
長楽園/御座所庭園
長楽園/御座所

昭和天皇が昭和40年と57年に宿泊された御座所は、
リビングとしておくつろぎになった「御居間(おいま)」をはじめ、
寝室や食堂、侍従長らが控えるための「控えの間」、
知事などが天皇にご挨拶されるための「拝謁の間」など11部屋があり、
36年間、従業員すら入れない開かずの間でした。

それが、昭和から平成となり、さらに翌年には新元号となるのにあたり、
10月31日から公開に踏み切ったばかりだということです。

昭和天皇御座所/御居間
昭和天皇御座所/御居間の床の間
昭和天皇御座所/御寝室
昭和天皇御座所/御召替の間
昭和天皇御座所/御湯殿
昭和天皇がお座りになった椅子には、実際に座ることもできましたよ
湯の町の散策を早めに切り上げて、時間を作って見学しましたが、
その甲斐あって、貴重なものを見ることができて良かったです。

     ◇      ◆      ◇      ◆      ◇      ◆

さて、宿の目の前には 玉湯川 が流れていて、
しっとりした風情の温泉街には、若い人の姿も目立ちます。

玉造温泉勾玉橋
長楽園の前の 勾玉橋 には、大きな勾玉がデザインされています。
ここ玉造では、古代、三種の神器の一つの勾玉が作られていました。

川の中にある 勾玉島
中心には青めのうの原石があって、触ると幸運が訪れるそうです。
玉造温泉/勾玉島
玉湯川のパワースポット
玉造温泉/青めのう原石







もちろん、
私たちも触りました


温泉街の外れの
玉作湯神社 まで行きました。
玉作湯神社参道
玉作湯神社
かなり暗くなっていましたが、
恋愛のパワースポットとあって、この賑わいです。

玉湯川
湯の町歩きを楽しんだら、さあお宿に戻るとしましょう。
その2では、お料理と大露天風呂を紹介します。
(つづく) 


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鹿野温泉山紫苑

2018-12-08 16:10:06 | 温泉
れもん* です。
先月の22日から24日までの鳥取、島根旅行。
レポートは、順不同でアップしていきたいと思いますが、
行程はざっとこんな具合でした。

(1日目)
休憩がてら兵庫県の平福の町に寄った後、
鳥取砂丘に行く予定でしたが、天気が悪くて智頭宿の町歩きに変更。
白兎神社に立ち寄って、鳥取市郊外の鹿野温泉の宿に入りました。

(2日目)
途中の北栄町でちょっと寄り道しましたが、まっすぐ松江へ。
時間をかけて松江城と周辺を歩き、早めに玉造温泉へ。
チェックインの後で温泉街を散策しました。

(3日目)
まず出雲大社に向かいました。
神在祭の大祭と重なって大混雑だったのは予定外でしたが、
それでも影響を最小限に抑え、日御碕も見学して帰途につきました。

    ◇     ◆     ◇     ◆     ◇     ◆

一日目最後の
白兎神社 は、因幡の白ウサギの話で知られた場所です。
参道では、いたる所でウサギが飛び跳ねていました
白兎神社のウサギ
白兎神社参道
白兎神社の兎 白兎神社にて

白兎神社
 かわいい本殿にお参りして・・・

白兎海岸
 海岸にも出てみました。
 後ろに見えているのは、白うさぎが流れ着いたという
淤岐ノ島 (おきのしま)。



さて、一日目の宿は、鳥取県東部の「いなば温泉郷」の一つ、
白兎海岸からもほど近い、
鹿野温泉 の国民宿舎 山紫苑 でした。
鹿野温泉は昭和30年の開湯で歴史は浅いけれど、
城下町として栄えた地にあって、国民保養温泉地に指定されています。
国民宿舎山紫苑


料理は選べますが、オーソドックスな季節の会席「風」コースにしました。
メインは、鳥取和牛の豆乳鍋です。
山紫苑のお品書き
食前酒代わりのリンゴ酢です。 お品書きは、クリックしてご覧ください。

山紫苑/懐石
茶碗蒸し 山紫苑/鳥取和牛の豆乳鍋
山紫苑/鹿野そば 山紫苑/造里
山紫苑/天麩羅 山紫苑/水物

朝食はこちら。 太刀魚の干物が美味しかったです。
山紫苑/朝食
太刀魚の干物


お湯はかけ流しの弱アルカリ性単純泉
無色透明無味無臭であまり特徴はありませんが、
肌に滑らかでいくらでも浸かっていられます。
山紫苑/庭園露天風呂
山紫苑/本館内湯
山紫苑/内風呂
鹿野温泉
本館内湯と庭園露天風呂は、夜11時の男女が入れ替え制。
大きな傘があるので、雨でも快適に入れました。
このほか、新館にはジャグジーバスの展望風呂があります。


広々とした中庭に出てみました。
私たちが泊まった本館一階の部屋からは、サンダルで直接下りられます。
正面が新館で、張り出しているところが展望風呂。
鹿野温泉山紫苑
山紫苑/中庭

本館は建物は古くて、部屋にトイレもなく洗面台も狭かったですが、
隅々まで綺麗にされていて、中庭の眺めも開放的で良かったです。
ちょうど蟹が始まったとあって、平日でしたが蟹目当てのお客さんもいっぱい。
鳥取周辺の中では施設も大きく、料金も手頃で利用しやすい宿だと思いました


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小谷温泉山田旅館

2018-11-04 16:17:59 | 温泉
れもん* です。
毎年恒例の写真仲間との「合宿」
今年の宿は、
小谷温泉 (おたりおんせん)の 大湯元山田旅館 です。
小谷温泉大湯元山田旅館

開湯以来、約450年の歴史を持つ宿で、
江戸時代の建築の木造3階建ての本館をはじめ、
6棟が国の登録有形文化財となっています。
山田旅館/本館
本館玄関
山田旅館/土蔵
土蔵
山田旅館/玄関
旅籠を思わせる玄関土間
山田旅館/本館小上がり
本館小上がり
山田旅館の看板 看板


本館と長屋 (明治13年築)

私たちが泊まったのは、新館。
新館といっても大正3年建築の木造3階建てで、
宮大工の手による見事な建物です。
山田旅館/新館
新館
山田旅館/新館客室
客室

客室から本館方面


お湯は、ラドンを含む重曹泉。
元湯と新湯の2本の自家源泉があって、
すぐ裏手から適温で湧き出ているので、空気に触れさせることもなく、
新鮮そのままの状態で浴槽に掛け流しされています。

元湯の源泉は、明治時代にドイツで開催された温泉博覧会に、
日本を代表して、登別、草津、別府とともに出泉されました。
萬国霊泉博覧会出泉の看板

◆元湯
創業以来守り続けてきた湯は
「現夢の湯」 (ウツツノユ)といわれ、
本館と新館をつなぐ浴室棟の1階にあります。
高さ2mほどの所から、源泉がそのまま滝になって落とされて、
打たせ湯としても利用できます。
湯気で写真が撮れませんでしたが、
湯滝の後ろは、温泉の析出物で鍾乳石のようになっていました。

お湯はまろやかで、透明でやや黒ずんでいます。
お湯の中で指先をこすると、すべすべというよりはむしろキュッキュッとした感じ。
析出物で鍾乳石を触っていたせいかもしれませんが、
まるで、温泉成分でしっかりパックされたような感触でした。
山田旅館/浴室棟廊下
昔ながらの湯殿入口と廊下
山田旅館/湯殿入口
扉はケヤキの観音開き
山田旅館/「現夢の湯」
湯滝の右は寝湯

◆外湯
別館の浴室棟2階の浴場で、平成26年にリニューアルされたばかり。
「新湯」が使われていて、内湯と展望露天風呂を備えています。
ぬるぬる度は、元湯よりもこちらの方が強いです。
山田旅館/外湯
小谷温泉
内湯
山田旅館/展望露天風呂
大湯元山田旅館/露天風呂
男性用展望露天風呂


さあ、夕食です。
天麩羅や焼魚などは席に着いてから運ばれてきましたが、基本的には一気出し。
この後、松茸ご飯もやって来ました。
どれも美味しくて、品数も十分でした。
大湯元山田旅館/夕食

朝食はこちら。
玉子焼きが美味しかったです。
山田旅館/朝食


実は、この山田旅館。
平成17年の合宿でも使っていて、2度目の宿泊になります。
ちなみにその時は本館に泊まりました。

合宿では同じ宿を使うのは異例なのですが、
新しく展望露天風呂などもできていて、
新鮮な気持ちで、昔ながらの風情を残す山のいで湯を楽しんできました
山田旅館/資料館
明治42年建築の土蔵を改造した資料館


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高峰温泉 イベント編

2018-09-06 21:36:17 | 温泉
れもん* です。
信州旅行の
高峰温泉 、その後編です。

宿では毎日、盛り沢山のイベントが行われていますが、
その中でも、大型の双眼鏡や望遠鏡で星の世界に案内してもらえるという、
星の観望会 は、ちょっと楽しみにしていました。


観望会は、天気が悪い時はスライド上映になります。
夕方から霧が出ていたので心配していたのですが、
始まる頃には、計ったように霧が晴れてくれました 

イベントには宿泊客のほとんどが出てきて、盛況でした。
あいにくの満月で天の川は見えませんでしたが、
大接近した火星をはじめ、美しい土星のリングや木星の衛星など、
はっきり見えて、感激
煌めく星の世界を楽しみました。
高峰温泉/星の観望会
高峰温泉/星空観察


ロビーに戻ると、夜食の五平餅が用意されていました。
自分で味噌を塗り、暖炉の火で炙って食べるようになっています。
高峰温泉/夜食の五平餅
五平餅を炙る
この暖炉は自噴の天然ガスを利用したもの。
源泉とともに、300m下から宿まで上げてきているそうです。
高峰温泉の五平餅









おいしそうでしょ



ランプの湯
雲上の野天風呂で
翌朝は雨を覚悟していましたが、降っていなくてラッキー
また露天風呂に入ることができました



さて、温泉に入った後は 野鳥観察会 に参加しました。
観察会は朝食前の30分間。
窓の外に餌台が作ってあって、その前でいろいろ説明してくれるのですが・・・。

森のキジバト
キジバト
いつの間にか降り出していた雨のせいか、
餌を食べに来た鳥は、2羽の
キジバト だけでした


でも、その代わり・・・
餌台のリス

リス が来てくれて盛り上がりました。
向日葵の種を食べるリス
可愛いリスさん
リスさんお食事中


おっと、
ヒメネズミ さんまで現れましたよ
様子をうかがうヒメネズミ
ヒメネズミ
頭を出したヒメネズミ
かわいい~ 


肝心の野鳥の方も、最後に キセキレイ が ・・・。
昆虫やクモ類を食べる鳥なので、餌台には興味がないのですが、
岩の窪みで水浴びをするところを見せてくれました

水場のキセキレイ
キセキレイの水浴び
キセキレイ

素晴らしい温泉と、心に残るイベント。
自然と一体になった高峰温泉は、期待に違わぬやすらぎのいで湯でした


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