Movies!!

映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ポセイドン・アドベンチャー

2006-05-29 11:27:17 | 映画(は行)
ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、レッド・バトンズ、キャロル・リンレー、ロディ・マクドウォール、シェリー・ウィンタース出演。ロナルド・リーム監督作品。

大晦日の夜、パーティで賑わう豪華客船ポセイドン号を海底地震によって突然発生した大津波が襲った。一瞬の内に船は転覆。生き延びた人々は生存を賭けて、天地が逆転した船内からの脱出に挑む。(allcinema onlineより)

先日、6月3日から公開の「ポセイドン」を試写会で観てきたので、その元となった映画を観てみました。
こちらの映画では巨大な波は地震による津波になっていましたね。「ポセイドン」は突如発生した巨大波という設定だったような。津波だともっと早く情報が来るはずで避けられる可能性があるからでしょうか(笑)。船長はじめ、船員たちの巨大波に対する警戒や、船のバランスが悪くなっていた理由なども、「ポセイドン・アドベンチャー」の方がしっかりと描かれていました。
「ポセイドン」との違いはいろいろありましたが、乗客の人数が少ないですね。
さかさまになった船の上(つまり底)へ行こうとする時に主役のジーン・ハックマン演じる牧師が他の人達に一緒に逃げるように誘いますが、彼らは自発的にその場に残ります。外へ逃げようとする人達のキャラ設定ももちろん違いましたが、やはり人間ドラマ部分は、こちらの映画の方がじっくり描かれていたと思います。
CGや撮り方などは、もちろん「ポセイドン」の方が格段に上なので、ハラハラドキドキ感は「ポセイドン」の方が味わえますが、乗客の死に方があまりにリアル過ぎて、私は気分がよくありませんでした。「ポセイドン・アドベンチャー」はそれほどでもないです。
ラストに向かうにつれ、一人二人と死んでいきますが、意外な人が死ぬという意味では、「ポセイドン・アドベンチャー」の方が意外でした。

ラスト、助かる場面では、救助ヘリがすでに来ていて、船の底を開けて助けてくれるので、こっちの方がリアリティあるなと思ったのですが、よくよく考えてみると、いつ沈むか分からない船の上(底)にヘリを着けて、しかも救助隊を下ろすというのは、危険すぎる(爆)。

「ポセイドン」を観た方で、こちらの映画を未見の方は比べてみるのも面白いかもしれません。

花よりもなほ(試写会)

2006-05-29 10:56:55 | 映画(は行)
岡田准一、宮沢りえ、古田新太、國村隼、中村嘉葎雄、浅野忠信、原田芳雄出演。是枝裕和監督作品。

時は元禄15年、徳川5代将軍綱吉の時代。生類憐れみの令が幅を利かせた泰平の世。巷では、赤穂浪士が切腹させられた浅野内匠頭の仇を討つのかどうかが大きな関心事となっていた。そんな中、父の仇を討つため、信州松本から江戸に出てきた若者、青木宗左衛門(宗左)。貧乏長屋に腰を据え、仇である金沢十兵衛を捜して回るが、一向に見つけられず、いまだ使命を果たせずにいた。ところがそもそもこの宗左、武士とは名ばかりで、剣の腕はからっきしダメときていた。おまけにいつしか、向かいに住む美しい未亡人、おさえにほのかな恋心を抱いてしまう始末で…。(allcinema onlineより)

公式サイト

是枝監督の映画は「ワンダフルライフ」という映画が大好きです。ビデオを観ました。ドキュメンタリータッチの映画で、素人がたくさん出演しているのですが、なんというか、それがまたいい感じで、最後はジーンと感動してしまいました。2時間ちょっとという長めの映画ですが、全然時間を感じさせませんでした。まだ観た事がない人にはオススメです。
「ワンダフルライフ」を観て、好きになったので、「幻の光」と「ディスタンス」も観たのですが、これは暗い映画で、私はあまり好きになれませんでした(苦笑)。
最近では「誰も知らない」を観ましたが、これは好きな映画です。どうも是枝監督の映画は、ドキュメンタリータッチの映画が好きらしい(笑)。
「花よりもなほ」は今迄と全然タッチの違う映画ですね。コメディと撮ると知って、驚きました。本当にこの映画を撮りたかったのか、撮らされたのか、撮らざるを得なかったのかは知りませんが(苦笑)、映画は面白かったです。

岡田くんは、情けない役をやっても、なんだかかっこいいですねぇ(笑)。岡田くんが演技をしているのをほとんど観た事ないなと思ったのですが、そういえば「東京タワー」は観ました。レビューは書いてないのですが。(なんで?とは聞かないように・爆)
岡田くんももちろん好演していましたが、周りの脇役たちがまたいいのです。ずーっと岡田くんに焦点が当たっているわけではないので、脇がしっかりしていないと、へなちょこな映画になってしまう恐れがありますが、出演者が豪華ですよねぇ。
上にあげた役者さん以外にも、木村祐一さん、香川照之さん、加瀬亮さん、夏川結衣さん、田畑智子さん、石橋蓮司さん、寺島進さんなどなど、お腹一杯な感じでした。
でも脇で一番光っていたのはやっぱり古田さんでしょうね。セリフの間が絶妙です。素晴らしいです。個人的には加瀬亮さんも渋くてかっこよかったなぁと思います。いつもは印象薄いなぁと思う方なんですが。(すみません)

ストーリー的には、赤穂浪士の話が絡んでいるとは知らなかったので、ちょっとびっくりしましたが、軽快な音楽に乗って楽しく観れた映画でした。
観に行く前にとある雑誌で、岡田くんのインタビューを読んでいて、浅野忠信さんとのシーンで、岡田くんが言うセリフを知っていたのですが、それが映画の中で出てこなくて???となってしまいました。雑誌を読んだ時に読み違えたのか、カットになったのか分かりませんが・・・・・・。


追記:岡田くんが出演している映画、「フライ、ダディ、フライ」も観てた事を思い出した。印象が薄いのか?(苦笑)