5月11日から14日まで東京六本木のオリベホールにて、ニュージーランド映画祭2006が開催されています。
昨日はオープニング上映のこの映画を見てきました。
ニュージーランド映画祭の公式サイトはこちら。
私がなぜこの映画祭に行ったのかについてはこちらにレビューを書きましたので、興味のある方はご覧下さい。
出演者を見れば、バレバレですが(爆)。
昨日は、オープニング上映という事で、舞台挨拶と上映後のトークショーがありました。
来日ゲストは監督のヴィンセント・ウォード氏、出演者のテムエラ・モリソン氏、脚本担当で今日、上映される「No.2」を監督されたトア・フレイザー氏の3人でした。
その様子はこちらのレビューに書きました。(画像付き)
席はほぼ満席。けれど会場を埋めたのは半分くらい外人だったと思います。ちょっとびっくりしました。
「リバー・クイーン」はニュージーランドの土地戦争をある女性の目を通して描かれたストーリーです。マオリ族VS白人入植者という図式ですが、実際には、マオリ族の一部が白人に味方したりして、入り乱れ、複雑な内戦だったようです。
出演者はサマンサ・モートン、キーファー・サザーランド、テムエラ・モリソン他。監督はヴィンセント・ウォード。
1868年、土地戦争真っ只中のニュージーランドを舞台に、戦いに翻弄されながらも運命に立ち向かう一人の女性の姿が描かれる壮大な人間ドラマ。激流のほとりにある入植地で育ったアイルランド人女性サラ(サマンサ・モートン)は、マオリの青年との間に男の子をもうけるが、息子はマオリ人の祖父に奪われてしまう。息子の生死さえ分からぬまま、サラは遠く離れた戦いの前哨地に息子を探しに向かう…。(公式サイトより)
以下、内容に触れます。日本で公開するかどうかアヤシイので、ちょっと詳しくストーリーを追ってみます。(覚えている限りですが・笑)
ニュージーランドの激流のほとりにある入植地で育ったアイルランド人のサラは、父親から外科手術の技術を教わり、医者として父親を手伝っています。そんなある日、サラはマオリ族のトミーと出会い、恋をします。ところが、トミーは伝染病で亡くなってしまい、遺されたサラはお腹にトミーの子を宿していました。父親に反対されるものの、サラは子どもを産み、ボーイと名づけ、幸せに過ごします。
ところがボーイが6歳の時、ボーイの祖父であるマオリ族の入れ墨の彫り師ランギに連れ去られてしまいます。
その後、サラの父親と姉はアイルランドに帰ってしまい、一人残ったサラは、その後もボーイを探し続けます。サラは友人である兵卒のドイル(キーファー・サザーランド)が自分に好意を持っていると感じつつ、サラの愛は息子のボーイにだけ向けられていました。
7年経ったある日、サラがランギを探してある村に行った時、マオリ族から寝返り、白人側についていたウィレムのいる白人の少佐の部隊が村を襲います。サラはその村でランギを見つけますが、ボーイの居所を聞き出す前に少佐が撃ち殺してしまいます。
その後、軍医として働くサラですが、ある夜、ウィレムがマオリ族の首長の病気を治して欲しいと言ってきます。ウィレムは少佐に殺されたランギの息子でした。ウィレムについていけば、ボーイに逢えると思ったサラは、敵地へ行く事を決め、目隠しをされ、川の上流へ何日もかけて小さなカヌー(のようなもの)で向かいます。カヌーをこぐのは、ウィレムの子どもたち。目隠しをされたまま、一人の子どもを話すサラ。ウィレムの子ともだという彼は実はボーイの成長した姿でした。
マオリ族が住む奥地へ着くと、首長は高熱を出し、弱っていましたが、サラが看病するうちに元気になります。首長を治す事のできたサラはボーイと逢う事を許され、二人は抱き合います。サラは入植者たちの元へ帰ることを許され、ボーイを連れて帰ろうとしますが、ボーイはすっかりマオリ族になじみ、入植者との闘いにも参加して、この地を守ると言います。
マオリ族と白人入植者の闘いが始まり、サラは他の女性たちと避難するように言われますが、ボーイを残して逃げる事は出来ず、影からボーイを見守り、ボーイが危険にさらされた時には銃で白人を撃ちます。そこへやってくるドイル。ドイルは逃げるボーイを撃とうとしますが、撃てず逃げるように言います。ボーイを逃がしたすぐ後に、マオリ族に撃たれてしまうドイル。サラはドイルを助けようとしますが、どうする事もできず、銃撃が止むまで、隠れます。その後、ボーイがドイルを見つけ、殺そうとしますが、自分を撃たなかった白人である事が分かり、身包みを剥ぐだけで、殺さずに去って行きます。
銃撃が止んだ後、サラがドイルを助けます。ドイルはサラにボーイを撃たなかったとうわ言のように繰り返します。ボーイを置いて、ドイルと共に白人の元で戻るサラ。ドイルの応急処置をした後、隠れ家へ行きます。人がもう住んでいない小屋へ行くと、そこにはドレスなどの服がそのまま残されており、ドイルに言われるがまま、ウェディングドレスを着るサラ。ドイルはその姿をベッドから見て、涙を流します。
朝方、目が覚めたサラが外へ出ると、川の向こうにはウィレムがいます。ドイルを残し、ウィレムの元へ行くサラ。二人は結ばれます。小屋へ戻るとドイルは亡くなっていました。
見張り番を買収し、サラに逢いに来るウィレムでしたが、ドイルが亡くなったことでウィレムと共に行く気のないサラ。しかし、ボーイが白人側に捕らえられ、駆けつけるサラ。今にも殺されそうなボーイを助けにきたウィレムが、白人側についたウィレムの従兄に自分の指を切って差し出し、ボーイの命を助けて欲しいと懇願します。
その隙を見て逃げ出すボーイ。ウィレムとサラもボーイを追いかけ逃げていきます。
なんとか逃げ切ったサラたちは、洞窟のような所に隠れます。サラは彫り師になるというボーイに自分にも顔に入れ墨をして欲しいと言います。口の下に入れ墨をしたサラは川に入っている所を、執拗に追いかけてきた白人の少佐たちに撃たれてしまいます。
その後、行方不明になったと言われたサラは、川の女王と呼ばれ、マオリ族と共に暮らした――――という話しです。
1度観ただけなので、ちょっと違う箇所や飛ばしている所、解釈が違う所があるかもしれません。あしからず。14日に、また観てくるので、違う所があったら、訂正しますね。
私の見所は当然、キーファー。大きいスクリーンで観るのは久しぶりでした。
ヒゲがフサフサ。やっぱり銃を持っていて(笑)、ワイルドな雰囲気を漂わせる兵士でしたが、ジャックと重なることはありませんでしたよ。身包み剥がされてキーファーの裸体が・・・(爆)。後ろ姿でしたが、尻を観るのは久しぶりだわ、とか足細い!とか関係ない事を考えながら観てしまいました。
キーファーの演じたドイルは、サラを愛する一途な男でした。死ぬまで一言も愛を口にする事はありませんでしたが、サラを天使と表現し、自分を救ってくれると言っていました。影からサラを見守り、愛に生きた男という印象でした。
主役のサラと、こんなに絡む役だとは思っていなかったので、正直びっくりしましたが、出番はそんなに多くはないですね。近々の映画の中では多い方ではありますが。
あと、時々鼻歌を歌ってました。あのダミ声シブい声で歌うのですが、あんまり上手くはなかったです・・・・・・(笑)。
サマンサ・モートンは何かで写真で観た事があったのですが、その時は別に何も思いませんでしたが、この映画ではとても綺麗な女性でした。彼女は実際にアイルランド系ですね。
テムエラ・モリソンはスター・ウォーズ/エピソード2、3でコマンダー・コーディ役でした。と書いたものの、私もどの人がコマンダー・コーディなのかワカラナイ(笑)。ただ出演していたことは分かります、ハイ。彼はマオリ人俳優です。
ニュージーランドの風景がとても美しかったです。川の水も。音楽もステキでした。
ただストーリーはですね、娯楽作品ではないのと、ニュージーランドの土地戦争は、日本人にはなじみが薄いので、何かしら興味がないと、最後まで観るのはちょっとキツいかな。主役のサラが白人側に行ったり、マオリ族側に行ったりして、ちょっと分かりにくい面もあるかもしれません。
私はキーファーが見れて大満足でしたが(笑)。
キーファーが出てくると、キーファーの目線で映画を観てしまうので、ドイルがケガをして、辛い思いをしているのに、サラはこっそり小屋を出て、ウィレムと密会かよ~~~というツッコミをしたくなりました・・・(苦笑)。
14日にまた観てきますが・・・・・・日本公開は難しいだろうなぁ(苦笑)。
昨日はオープニング上映のこの映画を見てきました。
ニュージーランド映画祭の公式サイトはこちら。
私がなぜこの映画祭に行ったのかについてはこちらにレビューを書きましたので、興味のある方はご覧下さい。
出演者を見れば、バレバレですが(爆)。
昨日は、オープニング上映という事で、舞台挨拶と上映後のトークショーがありました。
来日ゲストは監督のヴィンセント・ウォード氏、出演者のテムエラ・モリソン氏、脚本担当で今日、上映される「No.2」を監督されたトア・フレイザー氏の3人でした。
その様子はこちらのレビューに書きました。(画像付き)
席はほぼ満席。けれど会場を埋めたのは半分くらい外人だったと思います。ちょっとびっくりしました。
「リバー・クイーン」はニュージーランドの土地戦争をある女性の目を通して描かれたストーリーです。マオリ族VS白人入植者という図式ですが、実際には、マオリ族の一部が白人に味方したりして、入り乱れ、複雑な内戦だったようです。
出演者はサマンサ・モートン、キーファー・サザーランド、テムエラ・モリソン他。監督はヴィンセント・ウォード。
1868年、土地戦争真っ只中のニュージーランドを舞台に、戦いに翻弄されながらも運命に立ち向かう一人の女性の姿が描かれる壮大な人間ドラマ。激流のほとりにある入植地で育ったアイルランド人女性サラ(サマンサ・モートン)は、マオリの青年との間に男の子をもうけるが、息子はマオリ人の祖父に奪われてしまう。息子の生死さえ分からぬまま、サラは遠く離れた戦いの前哨地に息子を探しに向かう…。(公式サイトより)
以下、内容に触れます。日本で公開するかどうかアヤシイので、ちょっと詳しくストーリーを追ってみます。(覚えている限りですが・笑)
ニュージーランドの激流のほとりにある入植地で育ったアイルランド人のサラは、父親から外科手術の技術を教わり、医者として父親を手伝っています。そんなある日、サラはマオリ族のトミーと出会い、恋をします。ところが、トミーは伝染病で亡くなってしまい、遺されたサラはお腹にトミーの子を宿していました。父親に反対されるものの、サラは子どもを産み、ボーイと名づけ、幸せに過ごします。
ところがボーイが6歳の時、ボーイの祖父であるマオリ族の入れ墨の彫り師ランギに連れ去られてしまいます。
その後、サラの父親と姉はアイルランドに帰ってしまい、一人残ったサラは、その後もボーイを探し続けます。サラは友人である兵卒のドイル(キーファー・サザーランド)が自分に好意を持っていると感じつつ、サラの愛は息子のボーイにだけ向けられていました。
7年経ったある日、サラがランギを探してある村に行った時、マオリ族から寝返り、白人側についていたウィレムのいる白人の少佐の部隊が村を襲います。サラはその村でランギを見つけますが、ボーイの居所を聞き出す前に少佐が撃ち殺してしまいます。
その後、軍医として働くサラですが、ある夜、ウィレムがマオリ族の首長の病気を治して欲しいと言ってきます。ウィレムは少佐に殺されたランギの息子でした。ウィレムについていけば、ボーイに逢えると思ったサラは、敵地へ行く事を決め、目隠しをされ、川の上流へ何日もかけて小さなカヌー(のようなもの)で向かいます。カヌーをこぐのは、ウィレムの子どもたち。目隠しをされたまま、一人の子どもを話すサラ。ウィレムの子ともだという彼は実はボーイの成長した姿でした。
マオリ族が住む奥地へ着くと、首長は高熱を出し、弱っていましたが、サラが看病するうちに元気になります。首長を治す事のできたサラはボーイと逢う事を許され、二人は抱き合います。サラは入植者たちの元へ帰ることを許され、ボーイを連れて帰ろうとしますが、ボーイはすっかりマオリ族になじみ、入植者との闘いにも参加して、この地を守ると言います。
マオリ族と白人入植者の闘いが始まり、サラは他の女性たちと避難するように言われますが、ボーイを残して逃げる事は出来ず、影からボーイを見守り、ボーイが危険にさらされた時には銃で白人を撃ちます。そこへやってくるドイル。ドイルは逃げるボーイを撃とうとしますが、撃てず逃げるように言います。ボーイを逃がしたすぐ後に、マオリ族に撃たれてしまうドイル。サラはドイルを助けようとしますが、どうする事もできず、銃撃が止むまで、隠れます。その後、ボーイがドイルを見つけ、殺そうとしますが、自分を撃たなかった白人である事が分かり、身包みを剥ぐだけで、殺さずに去って行きます。
銃撃が止んだ後、サラがドイルを助けます。ドイルはサラにボーイを撃たなかったとうわ言のように繰り返します。ボーイを置いて、ドイルと共に白人の元で戻るサラ。ドイルの応急処置をした後、隠れ家へ行きます。人がもう住んでいない小屋へ行くと、そこにはドレスなどの服がそのまま残されており、ドイルに言われるがまま、ウェディングドレスを着るサラ。ドイルはその姿をベッドから見て、涙を流します。
朝方、目が覚めたサラが外へ出ると、川の向こうにはウィレムがいます。ドイルを残し、ウィレムの元へ行くサラ。二人は結ばれます。小屋へ戻るとドイルは亡くなっていました。
見張り番を買収し、サラに逢いに来るウィレムでしたが、ドイルが亡くなったことでウィレムと共に行く気のないサラ。しかし、ボーイが白人側に捕らえられ、駆けつけるサラ。今にも殺されそうなボーイを助けにきたウィレムが、白人側についたウィレムの従兄に自分の指を切って差し出し、ボーイの命を助けて欲しいと懇願します。
その隙を見て逃げ出すボーイ。ウィレムとサラもボーイを追いかけ逃げていきます。
なんとか逃げ切ったサラたちは、洞窟のような所に隠れます。サラは彫り師になるというボーイに自分にも顔に入れ墨をして欲しいと言います。口の下に入れ墨をしたサラは川に入っている所を、執拗に追いかけてきた白人の少佐たちに撃たれてしまいます。
その後、行方不明になったと言われたサラは、川の女王と呼ばれ、マオリ族と共に暮らした――――という話しです。
1度観ただけなので、ちょっと違う箇所や飛ばしている所、解釈が違う所があるかもしれません。あしからず。14日に、また観てくるので、違う所があったら、訂正しますね。
私の見所は当然、キーファー。大きいスクリーンで観るのは久しぶりでした。
ヒゲがフサフサ。やっぱり銃を持っていて(笑)、ワイルドな雰囲気を漂わせる兵士でしたが、ジャックと重なることはありませんでしたよ。身包み剥がされてキーファーの裸体が・・・(爆)。後ろ姿でしたが、尻を観るのは久しぶりだわ、とか足細い!とか関係ない事を考えながら観てしまいました。
キーファーの演じたドイルは、サラを愛する一途な男でした。死ぬまで一言も愛を口にする事はありませんでしたが、サラを天使と表現し、自分を救ってくれると言っていました。影からサラを見守り、愛に生きた男という印象でした。
主役のサラと、こんなに絡む役だとは思っていなかったので、正直びっくりしましたが、出番はそんなに多くはないですね。近々の映画の中では多い方ではありますが。
あと、時々鼻歌を歌ってました。あの
サマンサ・モートンは何かで写真で観た事があったのですが、その時は別に何も思いませんでしたが、この映画ではとても綺麗な女性でした。彼女は実際にアイルランド系ですね。
テムエラ・モリソンはスター・ウォーズ/エピソード2、3でコマンダー・コーディ役でした。と書いたものの、私もどの人がコマンダー・コーディなのかワカラナイ(笑)。ただ出演していたことは分かります、ハイ。彼はマオリ人俳優です。
ニュージーランドの風景がとても美しかったです。川の水も。音楽もステキでした。
ただストーリーはですね、娯楽作品ではないのと、ニュージーランドの土地戦争は、日本人にはなじみが薄いので、何かしら興味がないと、最後まで観るのはちょっとキツいかな。主役のサラが白人側に行ったり、マオリ族側に行ったりして、ちょっと分かりにくい面もあるかもしれません。
私はキーファーが見れて大満足でしたが(笑)。
キーファーが出てくると、キーファーの目線で映画を観てしまうので、ドイルがケガをして、辛い思いをしているのに、サラはこっそり小屋を出て、ウィレムと密会かよ~~~というツッコミをしたくなりました・・・(苦笑)。
14日にまた観てきますが・・・・・・日本公開は難しいだろうなぁ(苦笑)。