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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

セブンソード 七剣(試写会)

2005-09-20 14:16:50 | 映画(さ行)
レオン・ライ、ドニー・イェン、チャーリー・ヤン、スン・ホンレイ、ルー・イー他出演。ツイ・ハーク監督作品。

1600年代の中国、清明の王を倒すべく、傳青主(ラウ・カーリョン)を始め、楚昭南(ドニー・イエン)、楊曇(レオン・ライ)ら武術の達人たちが集結した。(ヤフーレビューより)

公式サイト

詳しいストーリーはこちら

もう一つ見つけたサイト

ブログで知り合ったトニーファンの方に、試写状を譲って頂きました!ありがとうございます。
というわけで、観てきました。
試写状に、上映時間が2時間33分と書かれていて、ぶったまげましたが(笑)、結論から書くと、時間は気になりませんでした。一番最後のシーンが始まった時、「え?まだあるの?」とは思いましたが(笑)。
上映が終了した後、拍手している方がいましたね。気持ちは分かるような気がしました。
よく頑張ってこの映画撮ったね!という(ヲイ)。

ツイ・ハーク監督は香港映画好きな人で知らない人はいないでしょう。
私でさえ、知ってるのですから(笑)。
今調べてみたら、私はツイ・ハーク監督が、監督をやった映画は観た事がないようです。そして、製作・脚本の作品で観た事があるのは、トニー出演作品のみ。
つまり「チャイニーズ・ゴーストストーリー3」「THEマジック・クレーン」
そして、出演作品(製作もしてます)は「ロボ・フォース/鉄鋼無敵マリア」です。
私の中のイメージは、ツイ・ハーク=「ロボ・フォース」でのキャラ(苦笑)。

この程度で、ツイ・ハーク監督について語るのは、非常におこがましく、失礼だと重々承知なのですが、私が観た3作品は、どうにもこうにも、ストーリーがぶっ飛んでいるんですよ(笑)。
なので、ええ!?あの人が監督した映画??みたいな感じのテンションで観てきました。


なかなか面白かったです。私が観た3作品とは違い、大真面目な映画でした(笑)。
私が観た3作品は、映画撮り始めてからストーリーを無理やり付け足してないか?とか、編集でなんとかごまかしてないか?とかという部分がアラとして見えてしまう映画だったのですが、この映画は、そういう部分はありませんでしたね。(大作なので当たり前?・笑)

7人の剣士という部分で、どうしても黒澤明監督の「七人の侍」を思い出してしまうわけですが、私は黒澤監督作品に特に詳しいワケではない(むしろよく知らない)ので、その辺は他の方にお任せするとして・・・ただタイトル字はどう見ても、黒澤映画を意識してるだろ、という(笑)。海外の監督や役者さんは、黒澤監督の映画が好きな人が多いですよね。びっくりするくらい。もちろん日本にも大勢のファンがいますが。

七人の剣士が集まり、敵と闘い、村人を連れて逃げるも、その中に内通者がいたり、七人の剣士それぞれがいろいろな事情を抱えていたりと盛りだくさん。
公式サイトを読むと、七人それぞれのキャラがしっかり描かれている、というような事が書かれていますが、私の印象としては、サラっと流されたキャラもいたような(笑)。
印象が薄いだけでしょうか。ただ2時間半の時間の中でそこまでは無理かと。
メインはやはり、レオン・ライとチャーリー・ヤンとドニー・イェンそして、ルー・イーでした。
ドニーが渋くてかっこいいです!!同じ故郷出身という設定の韓国人のキム・ソヨンがとても綺麗な人で、キムとのエピソードがとてもせつないです。
そして、アクションはやはりドニーが一番凄いです。敵との闘いも見ごたえありました。

レオン・ライは、あの衣装が・・・いや、衣装というより頭巾が・・・。
あの頭巾は私の中で忍者ハットリくんなわけで(泣笑)。
中国では、あの頭巾を被っている人は賢人なのでは?と友人とも話したのですが、レオン・ライって、目がくりっとしてて、どんぐり眼じゃないですか!ほら、忍者ハットリくんですよ(泣笑)。
ただ、キャラ的には冷静な役で、私のレオンのイメージそのものでした。アクションはほぼやった事がないようですが、なかなか見事でしたよ。おいしいところはドニーに持っていかれてましたが、それはしょうがないですね。

チャーリー・ヤンは比較的好きな女優さんです。彼女の持っていた剣がとても面白かった。柄を中心に、剣が上下に移動します。下手したら自分が怪我する(笑)。
最初は慣れない剣に苦労してるんですが、レオンから使い方を教わり、だんだんと自分の物にしていきます。アクションはやや難ありだったような。(凄かった!という印象が薄いです)
チャーリーはレオン扮する役に惹かれるという設定でしたが、チャーリーを優しく抱きしめるレオンにポーっとなりました(爆)。この人のラブシーン(というほどではないですが)、やっぱり好きなのかもしれない。

ルー・イーは中国の売れっ子アイドルだそうで、私は初めて観ましたが、綺麗な顔してますね~。こりゃ人気があるというのも分かります。七剣の中で一番重い剣を使い、ブンブン振り回してました。最初は振り回されているという感じですが(笑)。

きちんと観ていたはずなんですが、七剣士が剣を取る(山に突き刺さっているのを引っこ抜く)シーンがやや唐突に出てきたような気がして、ちょっと分かりにくかったです。(え?もしかしてツッコミ所ですか?)
それぞれが剣を手にして、襲われている村人を助けるのですが、七剣士の登場の仕方やアクションはかっこいいものの、誰が誰やら・・・(苦笑)。
顔を知っているレオンやドニーでさえ、え?今のレオン??って感じなので、他の人は見分けがつきません。

機会があれば、もう1度観てみたいです。ただ長いんだよ・・・


そういえば、キャッチコピーにある「『HERO』『LOVERS』はこの作品の登場を待つための壮大なプロローグに過ぎなかった──。」というのは、どうなの?(笑)
観る前も「うーん・・・」と思ってたけど、観た後も「うーん・・・?」でした(笑)。
「HERO」も武侠映画だけど、ちょっと特殊でかなり色(映像美)を意識した映画。
「セブンソード」の方がずっと武侠映画の王道を行ってる気がします。違うタイプの映画だと思いました。