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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

チャーリーとチョコレート工場

2005-09-29 15:24:00 | 映画(た行)
ジョニー・デップ、フレディ・ハイモア、ジュリア・ウィンター、アナソフィア・ロブ、ジョーダン・フライ、フィリップ・ウィーグラッツ出演。ティム・バートン監督作品。

公式サイト

家が傾くほど貧しい家に、チャーリー・バケット少年(フレディ・ハイモア)は失業中の父(ノア・テイラー)と母(ヘレナ・ボナム=カーター)、そして寝たきりの老人4人の7人で暮らしていた。そのチャーリー少年の家の近くには世界で一番大きなチョコレート工場があった。(ヤフーレビューより)

いやー。面白かった!久々にハリウッド映画の中でヒット作品です。
品川のIMAXシアターで観たのですが、そこで観てよかった。スクリーンの質感がとてもいい。まさに、客席が動いてるんじゃないのか?と錯覚する映像を堪能しました。
もちろん、ジョニーのドアップの顔も。(ちょっと目の下のシワが気になったんだけど・・・苦笑)
なんといっても、映像が綺麗ですね。CGも素晴らしい。さすがハリウッド。初めてディズニーランドに来た時のような、夢を観ているような感覚に襲われます。

この映画、予告を何度か観てました。で、そこから予想するに、ジョニーがまた変な役やってて(顔も歯も真っ白で、「誰??」ってな感じ)、チョコレート工場を子ども達が見学するんだけど、その工場は普通じゃない・・・という話。
予想通りな部分と予想外な部分がありました。

予想通りだったのは、ブラック・ユーモアだった事。そして、ジョニーの演技がやはり素晴らしかった事。ジョニーはこの手の役をやらせたら、右に出る者はいないでしょう。絶妙なセリフの口調、タイミング、目線。どれを取っても、文句なしですな。

予想外だったのは、まず、ウィリー・ウォンカのキャラ。私はもっとアヤシイ人だと思ってた。いや、十分アヤシイ人物なんだけど、ウォンカの登場シーンを観てすぐに、ああこの人、大きな子どもなんだ!と思いました。あんなにはしゃいだりするキャラだとは思ってなかった。

それから、ウンパ・ルンパのダンスにハマった(爆)。全員同じ顔で非常に不気味(笑)。しかもダンス、上手くない。ゴリエの方がよっぽど上手いんじゃないかと思うくらい。しかしその下手さ加減がまたいい。やる気がない、のと、あるの中間くらいのフリだったりするので、サイコー(笑)。
音楽もいい。サントラあるみたいなので、ぜひ聴きたい。ウンパ・ルンパのダンスをじっくり見たいのに、歌詞も知りたくて、字幕を読んでしまったりして、ちょい残念。これ吹替えでもう1度観てもいいかも。
ウンパ・ルンパのダンスのシーンはずっと笑ってたかもしれない(笑)。また、ダンスを見ながら、微妙にノッてるジョニーがいい。
ウォンカ登場の歌のシーンとか、工場に入ってすぐの場所とか、もろにディズニーランド風!と思ったけど、別に嫌じゃなかった。

チャーリー役のフレディは可愛いですね。「ネバーランド」でジョニーと共演してますが、私はこの映画でのコンビの方が何十倍も好きです。
他の子どもたちのキャラも個性的で面白かった。

この映画、十分楽しめたので、もうそれでOKなんですが、あえて、うーん・・・というシーンを書くとすると、ネタバレになりますが・・・


ゴールデンチケットの手に入れ方がちょっとイヤ。外れた→外れた→当たった!となるのはいいんだけど、拾った金で買ったチョコで当たったというのがイヤ(苦笑)。
お金を拾ったら、交番に届けて下さい(爆)。私は拾ったお金で買物できない人です。10円でさえ、使うのはためらいます。バカじゃない?と言われようとも・・・問題は金額じゃなくて、自分の良心の呵責の問題なんだよね・・・お人よしというか、バカ正直というか、そういう風に育っちゃったので、仕方ないです(泣)。

あと、ウォンカの子どもの頃の回想シーン。ラストのために必要なシーンだろうけど、観ている方は気持ちが途切れます。もともと原作にはなくて、映画用にウォンカの過去を作ったみたいだけど、いらん、と思った。
回想なくして、もっと工場内の見学シーンが欲しかった(笑)。ちょい物足りない感じ。
それに関連してラストなんだが、チャーリーがとっても良い子で、家族が一番大切だから、工場には行かないというのは、分かる。分かるんだけど、当たり前過ぎて、ちょっと呆然。でも仕方ない。子ども向けの映画でもあるんだしね。じゃぁあそこで、家族を置いて、工場に行けばいいのかというと、それもイヤだから(爆)。
ラストが大団円になっちゃったのも、ハッピーエンド大好きハリウッド映画だから仕方ないんだね・・・。

まぁでもそういうのを差し引いても、かなり楽しめたので、◎でございました。
子ども向けっぽいなと思ってバカにしたら後悔しますよ。ぜひご覧あれ。
ウィリー・ウォンカ、ウィリー・ウォンカ~♪という曲が頭から離れません。助けて(笑)。

上にちょこっと書いたけど、吹替え版で観たら、もしかしてもっと楽しめるかも。字幕付きでも二度目以降だったら、字幕読まないでもセリフ分かるんじゃないかと。
とても聞き取りやすい英語だなと思った。ジョニーが特に。セリフでも難しい単語とか、あまりなかったような。子ども向けを意識してるんでしょうか。