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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

レイクサイドマーダーケース

2005-10-20 10:51:44 | 映画(ら行)
役所広司、薬師丸ひろ子、榎本明、鶴見辰吾、杉田かおる、黒田福美、豊川悦司出演。青山真治監督作品。

湖畔の別荘に集まった3組の家族と塾の講師は、中学受験を控えた子供のために勉強合宿を行っていた。参加者の一組の並木俊介(役所広司)と美菜子(薬師丸ひろ子)は別居中だったが、受験のために、仲の良い夫婦を演じていた。そこへ俊介の愛人が現れ殺害される……。(ヤフーレビューより)

青山真治監督って、名前はよく見かけるんですけど、作品は見たことありません。
これは、東野圭吾氏の原作を映画化したもの。東野氏の原作って、ほんとによく映画になりますね。「g@me」はまぁまぁ面白かった。
推理とかサスペンス物の映画化って面白い!と思えるのがあまりなくて、今回もどうかなぁ~とか思いつつ、やっぱり観たくなってしまうんですよね(笑)。

推理物でもあるので、ネタばれ含みます。

全体の感想から書くと、うーん。つまらなくはないけど、凄く面白かった!!というほどでもなかった。
犯人をあまり予想したりせずに普通に観てたので、真相が分かった時は、なるほど!という気持ちと、と~っても嫌な気持ちになりました(苦笑)。
犯人が子どもというのはちょっと・・・なんかドラマ「QUIZE」を思い出しましたよ・・・
薬師丸ひろ子扮する役が、未来が見えるという能力を持っているようですが、おそらく小説とかだとそんなに違和感ないのでしょうが、映画とかだと、とってつけたように感じてしまって、微妙でしたねぇ。
ラストは希望が持てる終わり方なのかもしれませんが、全体を通して、微妙にホラーチックなのはなぜなんでしょう(笑)。
あの鶴見辰吾扮する役の人が、湖のそばの車の所でタバコを吸っていて、吸殻が残っているはずなのに、ちょっとその場を離れた時に吸殻がなくなっていて・・・あれは誰が片付けたんですかー?後でその話出てきましたっけ?私は先生かなと思ったんですが・・・

役所さんは、特にいいとも悪いとも感じませんでした(苦笑)。予告を観た時から、普通だなぁと思ってたんですけど。ローレライの艦長が、こんなところに転生しちゃって(違)。
薬師丸ひろ子は、うーん、悪くはないですけど、もともとそんなに演技上手いと思ったことないので・・・(毒)。
榎本明さん。彼が一番演技上手かったですね。さすがベテラン。あのひょうひょうとしたところがいいです。
榎本さんが、死体にビニールをかけて、顔を石で殴って潰すというシーンがありましたが、殴った後、ビニールをどけたら、死体の口元から血がダラダラっとこぼれていて、普通はキモチワルイ!とかゾっとするシーンなんでしょうが、私は妙におかしくなって、爆笑してしまいました。映画館で観なくてよかったかも・・・(爆)
トヨエツも特に可もなく、不可もなくといった感じでした。

全員が集まって、殺害現場で話すシーンはちょっとダレたような気がしました。
テンポが単調で、メリハリがない気がしました。
邦画ってああいう間が多いですよね。あれが味なのかもしれないですけど、香港映画の畳み掛けるような展開に慣れて来た私には物足りないです(爆)。