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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ALWAYS 三丁目の夕日(試写会)

2005-10-04 16:33:56 | 映画(あ行)
吉岡秀隆、堤真一、薬師丸ひろ子、小雪、須賀健太出演。山崎貴監督作品。

ストーリーは公式サイトをご覧下さい。(ってだんだん手抜きになってるような・・・苦笑)

東宝のTV-CM用試写会に当たったので、観てきました。
TV-CM用試写会なんて、面倒くさい映画観ながら泣いているところを撮られて、コメントも撮られて、下手すりゃそれがTVで流れてしまうという恐ろしい試写会ですが、一緒に行った友人が前から「良さそう」と話していた映画だったので、行ってきました。
行くにあたり、コメントを言うにしても「泣きました!」とか「感動しました!」とかは言わない、と心に誓いましたが、映画を観る前に東宝の宣伝マン(と思われる人)から、「この映画のキャッチフレーズは『泣ける映画』なので、泣いてください。そして泣いた時は、コメントで泣きましたと言って下さい」と言われました(大笑)。

たぶん、泣くだろうなというのは予想してました。たいてい泣ける映画では例外なく泣きますから。ただそれが映画の良い評価になるかどうかは別です。

さて、前置きが長くなりましたが(いつもですが)、映画は、とても良かったです。
ホームドラマはもちろん嫌いではないジャンルです。ただ監督が山崎貴氏だというのは、とても不思議&不安でした。だって、「リターナー」撮った人ですからねぇ。全然違うじゃないですか。でも心配には及びませんでした。

何がいいって、主要な登場人物が皆いい人です。安心して観る事ができ、観終わった後、優しい気持ちになります。ほんとに。
この映画の時代設定である昭和33年に、私は生まれてないですが、きっとこの頃の日本は、貧しくても家族や、そして他人にも優しく出来る人達が、大勢いたのではないかと思えてしまうような、そんな映画です。
ちょうど東京タワーが完成したのが昭和33年だそうで、テレビも普及し始め、テレビがやってくると近所の人達が集まって、大騒ぎ。微笑ましいです。

そして、子役の須賀健太くんの演技がとてもいい!可愛いし!!「大奥」での演技も良かったですが、この映画での須賀くんも素晴らしい。なんであんなに自然な演技が出来るのか不思議です。セリフはもちろんですが、セリフがない時のシーンがとてもいい。人に何かを伝える時って言葉じゃなくても、ちゃんと伝わるよね~と思えてくる演技です。
あの演技って教えられて出来るものなんだろうか・・・・・・ちょっと絶賛しすぎですか?(笑)
ああ、お姉さんは、惚れちゃいそうですよ(爆)。

ストーリーは特に奇をてらっているわけではなく、最後には、おさまる所におさめ、それがまた泣かせるシーンになったりするわけですが、わざとらしさは感じませんでした。
あざとく感じるかどうかというのは、観ている時の気持ちにかなり左右されるので、後でDVDで観ると、あーあと思うのかもしれませんが(苦笑)、私は素直に泣かされました。
私よりも友人が号泣しており、カメラがこっち向いてたような(笑)。

この映画は、大人向け、特に年配の人が観ると懐かしいと思います。両親に薦めたくなりますね。東宝の人が「それも狙ってます」と言ってました(笑)。

ところで、観た後にコメントを撮ったのですが、私はてっきり一言話せばいいと思っていたのに、その場で3つくらい質問され、焦りました(笑)。そして焦った結果、禁句にしていたはずの“感動しました”という言葉を言ってしまいました!!(爆)
しまった!と思ったけど、後の祭り(苦笑)。

まぁ、その日だけで2回の上映、1回に30名くらいのコメントを撮っているので、流れる事はないでしょうが・・・コメントって難しいですね。