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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

イエスタディ、ワンスモア(試写会)

2005-10-19 14:52:23 | 映画(あ行)
アンディ・ラウ、サミー・チェン、ジェニー・フー、カール・ン、ラム・カートン出演。ジョニー・トウ監督作品。

詐欺師から富豪へと登りつめたトウ夫妻(アンディ・ラウ、サミー・チェン)は優雅な結婚生活を送っていた。しかしある日突然、離婚することになり……。(ヤフーレビューより)

公式サイト

「イエスタディ、ワンスモア」公開記念オリジナル アンディ・ラウカレンダーがシネ・リーブル池袋で10月22日公開日から発売だそうですね。
1500円って結構安いような。そうでもない?まぁ、私は買わないと・・・思いますが・・・アンディはもちろん、好きだけど、毎日カレンダーで見なくてもいいかな(笑)

画像は、試写状です。ポストカードに試写の詳細が印刷されてました。
おお、アンディかっこいいやん!で、サミーどこ??(爆)

試写会に当たらなくても、観に行くつもりの映画でした。ジョニー・トウ監督作品だし!アンディ&サミーだし!!でもラブストーリーだし・・・・・・(爆)

試写会があると知って応募しましたが、なんとなく当たるような気がしました。
この「なんとなく」というのが重要です。私の「なんとなく」の確率はかなり高いです。
「オペラ座の怪人」はオペラ付きの試写会が当選しましたが、この時も「なんとなく」当たるような気がしました。友人から前売券を買うけど、一緒に買うかと聞かれた時、「うーん。いいや」と断ったのも、「なんとなく」試写会に当たるような気がしたからで。
「絶対」に当てたい試写会はほとんど当たりません(泣)。応募したのをすっかり忘れた頃に来る試写状とか、この映画、どんな映画??というのが当たったりして・・・
この試写状が来る前日に、同じ18日に試写のあるの映画の試写状が届いて、ありゃ、「イエスタディ~」は外れたかなと思ったのですが、「イエスタディ~」の試写状は翌日届きました。そして、やっぱり当たった、と思いました(笑)。

試写会はスペース汐留でしたが、狭いんですよね。椅子が少ないんです。
が、椅子はフカフカ。前の席とのスペースは十分。映画を観るのに適している場所です。試写会をやる場所にしては珍しく(笑)。以前、「2046」のDVD発売記念上映会もここでした。
ああ・・・また前置きが長くなってしまいましたが。

映画、面白かったです。観終わった後、なんでレイトショーだけ(しかも単館)なの、もったいないもったいないとそればかり考えました。
それって、私がアンディとサミーをよく知ってるからかなと思ったのですが、一緒に行った友人もとても良かったと言ってた(もちろん、私みたいにしょっちゅう香港映画観てるわけじゃない)ので、それだけじゃないですね。二人のキャラも、ストーリーも良かったんじゃないかと思います。
確かに大作!という感じではないですが、私はお金払って観るのに十分楽しめる映画だと思いました。

ラブストーリーなので、ベタベタなストーリーも警戒しつつ観たのですが、トップシーンから、あ、この雰囲気なら大丈夫かも、と思いました。
タンゴ調の曲が小気味いい感じで、お洒落な雰囲気をかもし出してました。
アンディのパッと見が、ちょっとやつれて見えて、あれ?大丈夫かなと思いました。観た方、そう思いませんでしたか?頬がこけちゃってて・・・
でも2年後という設定になった時はいつものアンディに戻ってました。
裕福な実業家(泥棒家業で成功した)ですが、いやー、アンディは金持ちが似合いますね(笑)。絶対に貧乏より金持ちの役が似合うと思います。身のこなしも優雅だなと思うんです。若い頃からそうなのか、実際に金持ちになって余裕があるのでそうなのかは分からないですが。姿勢も良くて、若く見えますよね。誰かさんはあまり姿勢が良くなくて・・・(毒)。あ、安藤くんも姿勢があまりよくないな・・・余計な事思い出した(爆)。

アンディとサミーのコンビは、観てて安心です。いいコンビですよね。またこの二人か、と思う時もあるんですが(苦笑)。
二人は夫婦ですが、一緒に盗んだダイヤの分け方で揉めたりして、なんか可愛い。特にサミー。じゃあゲームで決めよう、とゲームをやると、アンディが勝ってしまうので、「いつもあなたが勝つんだもん!」とか言っちゃって、なんかずーっと、アンディの手のひらの上で踊らされてたって感じですね。(悪い意味じゃなく)
アンディのサミーを見る目がとても優しいんですよね。包み込む愛情というか、これこそ大人の愛という感じ。いつもサミーより一歩前にいて、優位には立ってるんだけど、1度だけそれが逆転するシーンがあって。
離婚後の再会で、アンディがサミーの部屋に行った時、サミーはあわてて、寝室やバスルームをまるで男と住んでいる、もしくは男がいる、という小細工をするんですが、アンディはそれに気付いて、今度はサミーがアンディの部屋に行った時には、まるで女が一緒に住んでいるかのように小細工します。が、その途中でサミーにバレてしまい・・・そのごまかし方が、「きみだって小細工したじゃないか。やり返しただけだよ」とちょっとすねた感じが凄く可愛かった。あのシーン好きです。

さて、もう一つ書いておかないといけないのは、ラム・カートン(「インファナル・アフェア」シリーズ、そして「ベルベット・レイン」に出てます)。登場してきた時に「出た!」とリアクションしてしまったのは、私だけでしょうか?まるでラム・シューを見つけた時みたいでした(笑)。
彼が「俺は優秀な保険員だ」と繰り返し言っているの事に笑ってしまいました。すんごい早口でしゃべってましたね(笑)。
もう1人、この人もジョニー・トウ監督作品にかかせない(?)、「暗線デッドエンド」シリーズに出てきたダメ上司、この方も出演してました。やっぱりイケてない探偵役でした(笑)。

ストーリーは、なぜか急に離婚しようと言い出したアンディが、離婚して2年後、サミーの再婚相手の母親の持ち物であるダイヤを盗み出す事から転がりだします。
二人のやりとりが秀逸ですね。観てて、とても楽しいです。

公式サイトにも、お洒落なレストランや、高級ワインなどのことが書かれてましたね。住んでる家も豪華だし。
ただ気になったのは、こんなに豪華な、そして優雅な生活を描いているのに、時々、映像の焦点がボケるのはなぜなんでしょう。アンディが1人で立っている姿がボケたりするんですよね。撮り方が悪いのか、フィルムにした時にこうなってしまうのか・・・
私がやや前方で観ていたから、というわけではないですよね?私の目がおかしいのかと思ったら、友人も同じ事を思ったと言っていました。
アンディはまだしも、サミーも焦点合ってなくて、ボケるシーンがありました。女優をボカすってどうよ(苦笑)。これが香港クオリティですか?ええーーー(悲)

この先、ネタばれです。

二人のやりとり、とても楽しいですが、あとで、離婚の理由が分かると、とても切なくなりますね。
離婚を言い出す直前のアンディの、サミーを見る優しい目に、すべてが込められていた、と観終わってから思って、ますます切なくなりました・・・。
サミーが白血病、と言ったときは、こりゃ嘘だ、とすぐに分かりましたが(笑)、アンディが同じように言った時は、これってマジかも・・・と思いました。それで2年前に離婚を言い出したとまでは思いませんでしたが。
愛してるなら、一緒にいればいいのに・・・とも思いましたが、それがアンディの愛し方なのだ、と思うと不思議と納得してしまう。
私好みのストーリー+エンディングです。
サミーの再婚相手の母親の「贈りたかったのは、希望よ」というセリフもとてもいいですね。サミーのラストの笑顔も。
アンディは、富豪の役が似合うと上に書きましたが、不治の病の役もまた、似合うんだなぁ~(笑)。

ジョニー・トウ監督のラブストーリー、イケるじゃないですか!
これなら「Needing You」も大丈夫そうですね。今度観てみようと思います。