2011年 米国作品。
近未来 人類とヴァンパイアの戦いにより、人類は防壁に囲われた都市に暮らすようになっていた。ヴァンパイアと戦っていた戦士 プリースト(ポール・ベタニー)はある日プリーストの家族がヴァンパイアに襲われ姪のルーシーがさらわれたことを知る。プリーストはルーシーを救うために防壁の外に出てヴァンパイアとの戦いに向かう。
ヴァンパイアとの戦闘のための能力を持つプリーストとヴァンパイアの戦いを描いた映画。吸血鬼 対 人間ではなく、吸血鬼 対 特殊な戦闘能力を備えた人間の戦いです。バイオハザードのような感覚です。従って、弱い人間が吸血鬼に襲われるという恐怖感は全く無し。またなんとか吸血鬼の弱点をついて人間が吸血鬼を倒すというようなわくわく感も無し。
身近に起こる恐怖をさっぱりと切り離し、現実離れした人間とヴァンパイアの戦いを描いたところがこの映画のミソです。
これが好き、良いと思える人は楽しめるでしょうが、クリストファー・リーの古典的ドラキュラで育った私には「あり得ない吸血鬼映画」でした。
吸血鬼が女性の首筋に噛みついて血を吸うという最高に美しくて怖いシーンが無いなんて、吸血鬼映画・ヴァンパイア・ムービーではありません。バイオハザード系のアクション映画と割り切らねばなりません。
従って、私はお薦めできないです。
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