へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「ムダな仕事はもう、やめよう!」 吉越浩一郎

2012-02-07 | 本と雑誌

Photo

かんき出版 204ページ 1400円+税
日本人の仕事;長時間・低効率。ムダな会議、どうでも良い報・連・相、集中力をそぐワイワイガヤガヤ。残業そしてアフターまで続く長時間労働で疲れ切った社員。これと比較するとヨーロッパのエリート達は集中して時間内に仕事を終え、家族との食事の後に1日3時間もの自分の時間を持ち、さらには数週間にわたるバカンスを取る。
家族のため・マイホームのため・教育のために働き続けて、定年後には家族に愛想を尽かされ、家には自分の居場所が無くなり肩身の狭い思いをするのが日本人。これはワークに対してライフを大切にしていないツケが回ってきているだけ。
ワークライフのバランスのため、残業禁止。このためにはムダな仕事から上手に逃げる、決断の早さが重要になり、今までの仕事の常識を疑ってやり方を変えていかなければならない。
トリンプ時代の社長経験と実績に基づいて書かれた本。

引用メモ
・日本と欧米では、ワークとライフに対する考え方が大きく違う。日本は「仕事はライフ(人生)の一部」。欧米では「仕事とライフ(私生活)は別物」だ。じつはこの違いが、日本で「ワークライフバランス」がなかなか浸透しない一因になっている。
・仕事のスピードは意思決定のスピードに比例する。
・組織の柱はロジックで組み立てて、そのすき間に、こまめにGNN(義理・人情・浪花節)を流していく。楽しく幸せに働くためには、人の感情は無視できない。

「『残業ゼロ』の仕事力」「デッドライン仕事術」などの著作で有名となった吉越浩一郎さん。トリンプの社長時代に残業ゼロを宣言、実行してその間に売上を5倍に伸ばした実績があります。この本も、他の著作と同じで軸は同じ、加えて実例も同じ。同じ事象を少し切り口を変えて説明しているだけで、新たな事例紹介や過去の事例についての別の解釈や応用方法の提案などが見あたらないです。新鮮な情報が出てこなかったのでがっかりしました。
タンスの引き出しが少ないようです。数を持っていると、これの順列・組み合わせで著作が練ることができますが・・・。
吉越浩一郎さんの著作を読んだことがないお方にはお薦め。他の著作を経験されていたら、読む必要なしです。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4761265566" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする