へんたいみやけさんの本と映画とCDとキャバクラ

へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」 福島文二郎

2011-06-20 | 本と雑誌

Photo

中経出版 208ページ 1300円+税
ディズニーランドは9割のスタッフをアルバイトで運営している。それにもかかわらず、顧客満足度(CS)の高いサービスを提供し、他の遊園地とは違ったブランドの地位を持ち続けている。この理由の一つに 人は育てられるという企業理念がある。これに基づいた社員育成のシステムについての紹介本。

ディズニーのミッション
「すべてのゲストにハピネスを提供する」

行動指針
①安全性(Safety)
②礼儀正しさ(Courtesy)
③ショー(Show)
④効率(Efficiency)
優先順位は番号順であると定義。

これを軸として、上司・先輩・後輩で教育がなされ、人材が育っていく。

本書によるとディズニーランドには18000人のアルバイトがおり、毎年半分の9000人が退職するとのこと。コストを抑制して利益を上げるためにアルバイトを多数使っているのは想像に難くないのですが、コスト抑制のためのディズニーの「教育システム」であり、これを維持するために作り上げられた「企業文化」ではないかと思うところがあります。
また、毎年半分が退職するという、とんでもなく低いアルバイトの定着率に驚きを感じます。これだけ入れ替わりが激しいと、「教育したのに退職」となって無駄となる教育コストが多かろう とも想像します。

情報量が少なく、掘り下げも浅く、満腹感にはほど遠い内容です。読書に1時間を要しない分量。・・・最近の日本製 ビジネス書が質量ともに低下、その傾向がこの数年で急速に加速していることに危惧を覚えます。
ベストセラーに名を連ねていますが、良い本とは言えないです。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4806138894" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シトロエン C4 レポート その15 (CITROEN C4)

2011-06-19 | クルマ

Exclusive

これはセンターピラー根本あたりに付けられた EXCLUSIVE のエンブレム。「上級グレードですよ!」 と控えめにアピールしています。

さて、6/2にエンジン異常が発生後、この点検・修理のために昨日C4は入院しました。自然解消する、かつ再現が困難な現象ですので、原因を確定して治癒するのは難しいとは思いますが、早期に直ることを祈るばかりです。


さて、代車はスズキ スイフトのホワイト。レッドのスイフトをセカンドカーとして使っていますので、現在はスイフト の紅白 2台体制となりました。

Swift_white

このホワイト スイフトは北海道育ち、すなわちバリバリの寒冷地仕様です。シートヒーターに加えて、雪国仕様のワイパー、熱線入りドアミラーが付いています。
登録は2004年。ということは最初期型。従って、1.3Lエンジンの、トルクコンバーター式の4ATです。
このようにシフトゲートもCVTとは違い一段多く L ー 2 ー 3 ー D ー N ー R ー P となっています。

Swift_shiftgate

この4ATが良いです。運転に慣れた私のCVT式ATよりも、運転しやすい。人間の感性に合った加減速してくれます。アクセル オフ時にCVTは エンジン回転が下がる一方で、無段階変速がどんどんシフトアップ(表現おかしいですが、これ以外に良き言い方が見つからない)して、加速感を感じます。この代車ホワイト スイフトの4ATはこういうアクセル オフ時の加速感がありません。
燃費の影響があるのでしょうが、CVTのチューニングを人間の体感にあわせて欲しいものです。

この代車、残念なところひとつ。タイヤの摩耗が激しく、60km/hあたりから上になると「ごぉーー」という激しいノイズがあります。長時間運転すると、このノイズで疲れ閉口します。これ以外は、6万Km以上走行していますが、問題無く良きクルマです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブラームス 交響曲第1番 小澤征爾指揮 サイトウ・キネン・オーケストラ

2011-06-18 | 音楽

1

2010年12月、カーネギーホールのライブ録音。
CDのタイトルは「奇跡のニューヨーク・ライブ」。食道がんの治療のため演奏活動を休止していた小澤征爾の復帰コンサート・ライブ録音。しかし、これをもって「奇跡の・・・」というタイトルを付ける感覚はいかなるものか。。。

残念ながら演奏、録音ともに不出来きわまりないです。
第1楽章から第3楽章まではインテンポで淡々と進んでいきます。そして第4楽章で、熱く燃焼。しかし、空回りの感が強い。小澤征爾さんの指揮は、スケールや迫力ではなくてきめ細やかな美しい描写にあります。しかし、このブラームスは小澤征爾さんならではの繊細さがどこかに行ってしまっています。さらに、オーケストラが揃っていない。ソリスト・クラスが集まったと言われるサイトウ・キネンの音が、まるで学生オーケストラのように乱れています。名前は同じだけど、メンバーが全く違うオーケストラじゃないかと勘ぐるくらいのできの悪さです。

低音がこもって解像度の低い録音もひどいものです。弦のつやという言葉にはほど遠い。
これをもって、「奇跡のニューヨーク・ライブ」と冠するのは、商業主義の悪いところが表に出てしまってます。小澤征爾さんもこの録音には満足されていないことでしょう。

今までの小澤征爾さんの偉業の価値を低くしてしまう録音。もしかすると将来「小澤征爾が体調が最悪の時の悪い演奏」と、珍録音としての価値が出るやもしれません。
客観的に、聴く価値が無いCDであると思います。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B004GN9B5C" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「野村の実践「論語」」 野村克也

2011-06-17 | 本と雑誌


Photo

小学館 240ページ 1400円+税
野村元監督の言葉と実行、これは野球チームの監督として、解説者として、講演にて多数の実績を残してきました。これはすべて自身の体験に基づくものであり、成功も失敗も野村克也さんの著作を読む者には貴重な先達の情報であり、疑似体験となってくれます。
プロ野球の監督として、試合に勝つため、強いチームにするための組織論、リーダー論、人材育成論はそのままビジネスに展開できるものばかりです。

本書は野村克也さんがある人から「監督は、『論語』を勉強されたでしょう。いつも手元において読んでいるんですか。監督の口にされることが、ずいぶん『論語』に重なるんですよ」と言われたことをきっかけに、野村克也さんが論語を改めて熟読されました。そして、自分の経験を論語に当てはめて解説したのが本書。

本書を読んでみて・・・。こう言っては失礼かもしれませんが、過去の自分の体験を 半ばこじつけで 論語に当てはめた という感がありすぎます。また、書かれた体験は先に出された著作に語られたことばかり。
企画が悪いです。出版社が無理に作ったという姿が見え隠れします。

野村克也ファンであっても、購入する理由は見つかりません。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4093881510" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「NECK(ネック)」 DVD 相武紗季、溝端淳平

2011-06-16 | 映画

Neck

2010年作品。
教授達にも一目を置かれている大学院生 真山杉奈(相武紗季)は人間の恐怖がお化けを作り出すという仮説のもとで研究を続けている。杉奈にあこがれる首藤友和(道端淳平)は、夜に杉奈に研究室に呼び出され、実験台として「ネックマシン」に入れられホラー映画を見させられて実験台にさせられる。しかし、その実験は失敗に終わる。
その後、杉奈の幼なじみの人気ホラー作家の越前魔太郎と編集者とともに、この実験のために山奥にある呪われた人形屋敷に向かう。

この映画のカテゴリーは、ホラーコメディになるのでしょうが、「全く怖くなかった」です。この結果、コメディ部分が引き立たず空回りして笑えなかったです。人形のシーン、撮影は、「チャイルドプレイ」などから学んで欲しかったです。
収穫は相武紗季さんがはじけた演技していて、この女優にはこういうのが当たり役でありそうなことが見えてきたこと。

Neck2

作品としては、相武紗季さんはやたら元気なところは楽しめるのですが、映画がだらだらと進んでいくという感じはいただけません。お薦めはできません。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B00475CJ12" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「理系にあって、文系にない「シンプル思考法」」 和田昭允

2011-06-15 | 本と雑誌

Photo_2

三笠書房 222ページ 1300円+税
今 企業が求めている頭 をつくる「合理的で楽しい」こんな考え方。この思考法を本書は紹介。
理系出身の企業トップの合理的な経営手腕、この裏にある共通した思考法
・問題を分割して考える
・無駄と思えても、ししきを広く集める
・知識と知識を知恵で結びつけて、新しい発想をする
これを体系立てて、文系的な仕事に応用するすべをまとめている。


本書の主旨はこのようになっていても、しかし・・・。タイトルに相反する非ロジカルな記述のオンパレード。論旨がロジックツリーで書かれておらず、MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)はどうなっているの!と言いたくなることろばかりです。さらに言うと、理系の論理ではなく、感覚・感性で 「できる」 と言ったり、言わなかったり。こんなに分からない 思考法の本は初めてです。
ページ数を稼ぐためとしか思えない 松下幸之助をはじめとする著名人の過去の言葉の引用と解釈、もったいぶった四文字熟語のオンパレード。
なぜ、これが出版されたのか分からないくらいです。

これは買ってはならない本です。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4837923828" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「逝年」(せいねん) 石田衣良

2011-06-14 | 本と雑誌

Photo

集英社 198ページ 1400円+税
石田衣良さんの愛、性を描いた長編「娼年」(しょうねん)の続編。
20歳、大学生のリョウは御堂静香が逮捕された1年後に咲良とアズマと共に、娼夫(コールボーイ)のクラブを再開する。
そこに、御堂静香が逮捕される原因を作ったリョウの同級生メグミが仲間に入ってくる。
リョウはコールボーイとしてGID(性同一性障害)のアユムをスカウトする。
こうしてクラブが再会し軌道に乗って来たころに御堂静香が戻ってくる。しかし、御堂静香はエイズを発症していた。。。

前作「娼年」に比べて、この「逝年」は重くて後口が悪いです。
体が女性でありながら心が男であるアユムの感情、動きのところまではすんなりと飲み込めます。相変わらずの 美しいセックス描写です。
しかし、後半の御堂静香が刑務所から出てからの話が重くて、暗くて、毒々しくて。
悲しい話であることは分かるのですが、この描写で石田衣良さんは何を伝えようとしたのか? 石田衣良さんなら、からっとした 書き方にて、心を伝えることもできたのではないかと思います。

気楽にはお薦めできない小説です。



<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4087466957" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「仕事で成長し続ける52の法則」 和田裕美

2011-06-13 | 本と雑誌

52

日経BP社 174ページ 1400円+税
日経ビジネスアソシエの連載中「和田裕美のキャリアを磨くコミュニケーション作法」を基にして、仕事で成長する法則、成長し続ける法則についてまとめた本。
はじめに の最初の3行
「私は、今の時代を『がんばっても報われない時代』だとは、全く思っていません。むしろ、その時、その時を一生懸命に生きている人が、どんどんスポットライトを浴びて、輝ける時代になったと思っています。」
これが、和田裕美さんが本書を出した理由、この文章を書いた源泉です。ここからの展開で52の法則ができあがってます。

ノートにメモした和田裕美さんの言葉 2つ。
「信頼を得る機会を放棄している」 一生懸命やっていないと、信頼を得る機会を放棄することになる。

期限内に仕事ができなかった部下に対して
「何でできなかったのか確認したいのですが、抱えている仕事が多すぎましたか? そうだったら仕事を与えた私の責任です。多かった分を戻してください。でも、自分でやると決めて期限を守れなかったのなら、それはあなたの責任だと思います。どちらでしょうか」

本書でこの2つの言葉を得ました。
これだけでもお金、時間の投資効果がありました。置かれた状況、今の課題によって、「つかんだ」と思う言葉は人それぞれ違うと思います。私自身も1ヶ月後に読んでいたら、違う言葉をつかんだかと思います。
構えずに読める本です。お薦めします。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4822230570" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「エクリプス / トワイライト・サーガ」 DVD クリステン・スチュワート、ロバート・パティンソン

2011-06-12 | 映画

Photo

2010年 米国映画。
美しいヴァンパイアの青年と女子高生の恋を描いたトワイライト シリーズ、「初恋」「ニュームーン」に続く3作目。

ベラはヴァンパイア エドワードと愛し合い、結ばれるためにヴァンパイアになることを決意していた。一方でベラは思いを寄せてくれる狼族のジェイコブにも心が揺れ、三角関係になっていた。
その頃シアトルで新生ヴァンパイアの集団が殺戮を繰り返す事件が発生。これは、エドワード達への復讐のためにヴィクトリアが行動を開始したものであった。
強力な新生ヴァンパイアからベラを守るために、エドワード達ヴァンパイアは狼族と協力してヴィクトリアの軍団を待ち受ける。

2

「初恋」「ニュームーン」は映画館で観ましたが、本作はDVDが出るまで待ちました。これが正解。前作までの、せつない、あやうい 恋 がどこかに飛んでしまっています。では、ヴァンパイア:吸血鬼の映画かと言うとそうでもありません。クライマックスの決闘シーンは それなりの見せ場でしたが、それだけで終わりです。
ヴァンパイアに恋をしてしまった少女の揺れる恋心の表現があったものが、荒削りな表面的な三角関係になってしまい、楽しめませんでした。
トワイライトのシリーズは 2作目までです。このエクリプスは悲しい駄作となりました。


<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=B004GXB9KW" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「殺してもいい命 刑事 雪平夏見」 秦建日子

2011-06-11 | 本と雑誌

Photo

河出書房新社 314ページ 1600円+税
篠原涼子主演で「アンフェア」としてTVドラマ化された、雪平夏見刑事シリーズの3作目。

アイスピックを突き刺されて殺された男の口の中に「殺人ビジネス始めます。新規開業につき、最初の3人までは特別価格30万円」と印刷されたチラシが突っ込まれていた。この殺された男が、雪平夏見の離婚した夫であった。捜査が難航する中で、第2の殺人が発生。

雪平が二度目に被疑者を射殺した後の記者会見、そこでの新人女性アナウンサーと雪平とのやりとりが何度か出てきます。ここの雪平の答弁が、格好良い。繰り返して出てくるのはなぜかなと思っていたら、実はこれが重要なキーになっていました。
「前回も、そして今回も、撃つ必要があると判断したので撃ちました。それだけです」
「私は刑事です。刑事として、撃つ必要があると判断したので撃ちました。ですから、撃った瞬間も感じていませんでしたし、今も感じていません」
これと共に、雪平がほとんど眠らない理由も解明されました。

登場人物が多く、入り組んだ人間関係になっていますが、文書が上手くすんなりと読み進めることができました。それどころか、出てきた人物全員が、ジグソーパズルのピースのように、それぞれ重要な役割を果たしており、最後にはすべてのピースが 一分の狂いもなく はめ込まれました。この構想力には恐れ入ります。
ラスト数十ページ、映画のシーンのように雪平達が疾走していきます。このスピード感、スリルも凄い。作者の筆力にただただ脱帽です。
加えて、雪平夏見を中心として、人間を魅力的に描いてくれています。若手刑事の安藤も良い男になりました。雪平夏見はさらに魅力を増して、ますます好きになってしまいました。
本作 出版されてから読むのに期間がありました。これを悔やむんでいます。
雪平夏見の次作が待ち遠しいです。
自信を持ってお薦めします。

<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=000000&IS2=1&bg1=FFFFFF&fc1=000000&lc1=0000FF&t=hiroakimiyake-22&o=9&p=8&l=as4&m=amazon&f=ifr&ref=ss_til&asins=4309019439" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする