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「逝年」(せいねん) 石田衣良

2011-06-14 | 本と雑誌

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集英社 198ページ 1400円+税
石田衣良さんの愛、性を描いた長編「娼年」(しょうねん)の続編。
20歳、大学生のリョウは御堂静香が逮捕された1年後に咲良とアズマと共に、娼夫(コールボーイ)のクラブを再開する。
そこに、御堂静香が逮捕される原因を作ったリョウの同級生メグミが仲間に入ってくる。
リョウはコールボーイとしてGID(性同一性障害)のアユムをスカウトする。
こうしてクラブが再会し軌道に乗って来たころに御堂静香が戻ってくる。しかし、御堂静香はエイズを発症していた。。。

前作「娼年」に比べて、この「逝年」は重くて後口が悪いです。
体が女性でありながら心が男であるアユムの感情、動きのところまではすんなりと飲み込めます。相変わらずの 美しいセックス描写です。
しかし、後半の御堂静香が刑務所から出てからの話が重くて、暗くて、毒々しくて。
悲しい話であることは分かるのですが、この描写で石田衣良さんは何を伝えようとしたのか? 石田衣良さんなら、からっとした 書き方にて、心を伝えることもできたのではないかと思います。

気楽にはお薦めできない小説です。



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