中経出版 208ページ 1300円+税
ディズニーランドは9割のスタッフをアルバイトで運営している。それにもかかわらず、顧客満足度(CS)の高いサービスを提供し、他の遊園地とは違ったブランドの地位を持ち続けている。この理由の一つに 人は育てられるという企業理念がある。これに基づいた社員育成のシステムについての紹介本。
ディズニーのミッション
「すべてのゲストにハピネスを提供する」
行動指針
①安全性(Safety)
②礼儀正しさ(Courtesy)
③ショー(Show)
④効率(Efficiency)
優先順位は番号順であると定義。
これを軸として、上司・先輩・後輩で教育がなされ、人材が育っていく。
本書によるとディズニーランドには18000人のアルバイトがおり、毎年半分の9000人が退職するとのこと。コストを抑制して利益を上げるためにアルバイトを多数使っているのは想像に難くないのですが、コスト抑制のためのディズニーの「教育システム」であり、これを維持するために作り上げられた「企業文化」ではないかと思うところがあります。
また、毎年半分が退職するという、とんでもなく低いアルバイトの定着率に驚きを感じます。これだけ入れ替わりが激しいと、「教育したのに退職」となって無駄となる教育コストが多かろう とも想像します。
情報量が少なく、掘り下げも浅く、満腹感にはほど遠い内容です。読書に1時間を要しない分量。・・・最近の日本製 ビジネス書が質量ともに低下、その傾向がこの数年で急速に加速していることに危惧を覚えます。
ベストセラーに名を連ねていますが、良い本とは言えないです。
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