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へんたい みやけ さんの仮想世界? 理想郷

「なぜ、島田紳助は人の心をつかむのがうまいのか?」 内藤誼人

2011-06-22 | 本と雑誌
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廣済堂出版 206ページ 1300円+税
TVの司会や会社経営で成功している島田紳助について、好かれる技術、交渉テクニック、説得術、仕事術を切り口に分析、解説した書。

著者は島田紳助と全く面識が無く、さらにTVをほとんど見ない。島田紳助の著作や人が書いた島田紳助評だけを基にして島田紳助論についての1冊の本を仕立てています。
本書を買ってから、この事実を知り唖然としました。こういう本を書くなら、追跡調査して、インタビューして言葉の裏面を探るとかするでしょ! 島田紳助さんが亡くなった後なら、こういうやり方もありですがね。こんなお手軽なやり方で本を書いて売るという姿勢はどうなんでしょうか。

島田紳助関連著作の数行の表現をとらえて、「であるから、すばらしい。見習うべきである」という表現のオンパレード。さらに、この著者特有の「XXXX大学のXXXXという学者は調査の結果XXXXという結論に達している」という都合の良い海外ものの引用の繰り返しがあります。無理な引用と読めるところも多くあり、ページ数稼ぎ を勘ぐることばかりです。

物事には二面性があるということを、ここまで無視して我田引水を続けられる根性は見上げたものです。
掘り下げも浅く、これは読む価値なしの書籍です。
後期に入ったと思われるビジネス本ブーム。そこで お手軽に、それなりに学んだと思わせる 手抜き本が乱作されています。日本製ビジネス本の購入はしばらく慎重を期さなければならないことを再確認しました。

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