2010年米国映画。
エルム街に住むハイスクールのナンシー達は夜になると同じ悪夢にうなされるようになる。それは、顔がやけだだれ、帽子をかぶり横縞のセーターを着て、右手指には鉄の爪を付けている男 フレディーに追われる夢であった。
寝て夢を見ると、フレディーに追われる。これを避けるためには眠らないことしかなかった。ある日、彼らのひとりが首をかき切って死を遂げた。そして、次々に現実の世界でフレディーに襲われ殺されていく。
1984年のジョニー・デップのデビュー作として知られるオリジナル「エルム街の悪夢」のリメイクにあたります。オリジナルは当時Laser Diskで観ましたね。時代を感じます。
本作はなぜフレディーが登場したのかという謎解きと、フレディーに追われる高校生の恐怖の2つの楽しみがありました。また、オリジナルのシリーズではフレディーの台詞にあったブラックユーモアが本作では封印されています。これは純粋にホラーの怖さを楽しむ上では正解かと思います。
注文を付けるとすれば１点。最後まで残る（＝ずっと怖い思いをする）ナンシーの恐がり方、その表情が今ひとつ。半ばで殺されたクリス役の方が恐がり方が上手かったです。
リメイクなので当然 筋書きは分かっていますが、オリジナルを思い出しながらこれと比較するという楽しみもあり面白かったです。お薦めします。
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