アンチョビ缶は種類が多い
このブログにもたびたび登場しているアンチョビ缶。
これが本当は缶詰ではないって、知ってましたか?
アンチョビ缶は、缶詰の定義である「加熱殺菌」を行ってないのだ。
生のカタクチイワシをフィレにして塩漬けし、それを今度は油漬けにして缶に入れただけ。加熱は行われない。
我が国の塩辛と同じようなもんであります。
だから、今度アンチョビ缶を購入したときは、ラベルをじっくりと眺めていただきたい。
必ず「要冷蔵」とか「8℃以下で冷蔵」などと書いてあるはずだ。
これが正常なアンチョビ缶。つまり、ちゃんと冷蔵したもの。
身がしっかりしているのがお分かりだと思う。色合いも透明感がある。
これが正常でないアンチョビ缶。常温(戸棚の中)で保存したものだ。
身が溶けてしまっている。色合いも透明感が失われ、黒っぽくなっている。
こういった状態になると、匂いも明らかに発酵臭がしてくる。捨てるのも忍びないので、たいがいニンニクと一緒に加熱したりして、ソースに使っている。
でも、アンチョビ缶はやはり冷蔵されたものが美味しい。生で食べれば塩辛や生ハムのように楽しめるのだ。
読者諸賢にもぜひ、冷蔵保管をオススメしたいのであります。