goo blog サービス終了のお知らせ 

缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

ターキーのSPAM缶

2008-11-02 09:45:57 | 

Spam1479

 本日の缶詰は、ブログ仲間のdii-chaiさんからいただいたもの。
 何とターキーのスパム缶である。
 ターキーというと、米国でサンクス・ギビングデイに1羽だけ恩赦されるとかいう、あの七面鳥のことでありましょう。
 テレビでは見たことがあるけど、普段はめったに食べないもの、それがターキーであります。




Spam2700

 こんなイラストが裏にあった。
 何か、こう、たまらなく楽しいっす。
 子供の頃に観ていたトムとジェリーなぞを、ちょいと想い出す感じ。
 童心にかえってしまう。
 ということで、本日はこころ素直にいってみたいと思う。
 このイラストにある通りの開け方、調理法を実践してみるのだ。




 

Spam3700

 蓋を開けたら、ぎゅうぎゅうと握る。




Spam4700

 すると、あーら不思議。
 中身がスルリと出てくる。




Spam5461

 この雄志。
 この屹立感。
 男性諸賢なら誰もが頼もしさを憶えること、いうを待たない。
 おっと、イケン。今日は童心にかえってたんだっけ。




Spam6700

 そうして「スライス&フライ」にしてみる。
 ところが、油の跳ねがものすごい。
 もう、バッチバチと跳ねる。
 フライなのにセコくエコを思って油を少なめにしたのがいけなかった。
 スライスしたターキーから出る汁が、跳ねの原因であります。
 そばに近寄れない。
 それでも近寄ったら、熱い油が飛んできて指に火傷を負ってしまった。
 くっそー。




 

Spam7700

 かくのごとし。
 油でフライするのはあきらめて、ボイルして仕上げたのであった。
(ボイル調理に関してはG3さんのブログを参照)
 さて、肝心のお味のほうはというと...。
 まず最初に思うのは、塩辛さ。
 すごくしょっぱいです。
 これは通常の豚肉のスパム缶でも同じなので、スパムの特徴だともいえる。
 近年は減塩バージョン(Less Sodium)も広く売られているので、この塩辛さが苦手な人はそちらがおススメである。
 そして、舌触りは豚肉のスパム缶よりもきめ細かい。
 昔、「絹のような舌触り」というふれこみで売れたソーセージがあったが、まさにそんな感じ。いかにも淡泊なターキー肉を感じさせるのだ。
 ともあれ、塩辛さのためにこのまま食していくことはままならず、残りは翌日に持ち越された。
 そうして、昼食のサンドイッチの具として使用した。
 この場合はうっすらとマヨネーズを塗り、コショウをかけて食パンに挟んだのであった。
 やはりスパムはサンドイッチによく合うな、というのが今回の感想であった。



 この記事は『チャイディーな世界』“拝啓缶詰blog様”と、
『缶詰が好きです』“プニュプニュスパム”にトラックバック!

 内容量:340g
 原材料名:ホワイトターキー、ターキー肉汁、ポテトスターチ、塩、天然ターキー香料(直訳)、砂糖
 原産国:米国(Hormel社)




Garrrv511
追記:月刊『ガルヴィ』(実業之日本社)10月号で「酒に合う缶詰&柿の種」という企画があったのだ。
我が缶詰blogも登場してますぞ!




GoGoGo ! ツナのシシグだっ!

2008-09-20 18:03:11 | 

Tunasisig1387

 最近、東京ローカルのテレビ局『東京MXテレビ』で、午後9時から『マッハGoGoGo』を放映しているのだ。
 子供の頃に、面白くて面白くて、欠かさず観ていたアニメであった。
 今、少々気になって調べてみたのだが、このアニメは1967年の放映だという。
 筆者が1歳のときである。すると、すでに再放送で観ていたのだろうか。
 ともあれ、以前「イカのショーユ煮555!」で大好評だった555シリーズの第2弾、ツナのシシグをご紹介させていただきたいんであります。
 シシグというのはフィリピンの食べ物。レバーを多く含んだポークチョップで、辛く辛く味付けしてある。
 555シリーズを送ってくれたdii-chaiさんによると「現地ではこれを肴にビールを飲みます」とのこと。確かにビールにはサイコーの味付けなのだ。




Tunasisig2640

 そおれ、パカッと開缶。
 んー、この、お酢と唐辛子が混ざった匂い。たまらなくいい匂いです。
 シシグは豚肉のものしか存じ上げなかったけど、こうしてツナをミックスしたものがあったのですね。
(シシグ缶を紹介した記事はこちら




Tunasisig3640

 かくのごとし。
 スプーンでちょいとすくって、一口いただいてみる。
 うほっ、辛い。辛いけど、それは舌がヒリヒリと痛むほどではない。
 そこに酸味が加わっているのが奥深い。
 意外なのは、ツナの旨味。
 ツナが混ざって大正解でっす。
 当初は「肉100%じゃねえのかよ、ちっ...」と少々バカにしていたのだ。
 それが読者諸賢よ。ツナが旨味たっぷりのおつゆを内包している。
 つまり、ぱさぱさしてないのだ。ああ何と美味い肴だらう。
 こりゃ、どうあってもビールを飲まねばならぬ。

 しかし、あれですな。魚が美味くなってくるってぇのは、歳をとった証拠かもしんないですな。
 何といってもマッハGoGoGo世代ですからな。ビール飲んだら、ハイボールでも飲むか。




Tunasisig4640
トルティーヤに使っても美味であった

 内容量:150g
 原材料名:ツナ、植物タンパク質、豚レバー、豚脂、大豆油、玉ねぎ、ビネガー、砂糖、塩、スパイス類、ビタミンA
 原産国:フィリピン




わしたポーク

2008-04-27 22:01:33 | 

Washita1400

 今回の缶詰は、スパムによく似ている『わしたポーク』なんであります。
 わしたというのは、沖縄の言葉で「私たちの」という意味なのだそうだ。
 しかしポークというわりには「鶏肉入り」なんていう表記があったりする。
 やはり沖縄は大らかというか、大ざっぱというか。そういう気質が、一寸羨ましいなー。




Washita2400_2

 おっ、巻取鍵が付属してますぞ!
 こいつで金属をくるくる巻き取って開けていく作業は、数ある缶詰さんの中でも、もっとも開缶心地のよいものなのだ(変な言い方)。
 表面の包装をはがすと、ブリキの地肌がとても美しいです。




Washita3300固い金属をくるくる巻き取っていく。
この作業が大変に気持ちいい。
幼少の頃、この巻取鍵をなぜかたくさん収集しておりました。
宝箱に、たくさん入っておりました。








Washita4400やっ、何だこのへこみは?
缶にみっちり入ってないではないか。
へこみ分を損した気分ではないかっ。
しかし、これも沖縄の大らかさか。








Washita5400

 スライスして、さらに縦半分に切る。
 本日はスパム寿司、じゃなかったわしたポーク寿司を作ってみようではないかい。




Washita6400

 しっかりと焦げ目がつくまで焼く。
 最初に弱火でじっくり加熱して、わしたポークの脂を引き出しておくと、油を引かなくてもOKであります。
 仕上げにショーユをひと回し。




Washita7400_2右手で酢飯を握って形をつくる。
酢飯(シャリ玉)は22g。
と、小僧寿しでは習ったよ。







Washita8400_2ネタの上に乗せて。
細く切った海苔で巻いて、っと。







Washita9400

 ささ、でけました。
 このいびつさ、歪み具合がいい。
 箸で持ち上げると壊れそうな脆さ、はかなさが愛らしい。
 22gが適正とか言いながら、大きさは不揃いでキメてみた。
 これぞシロート寿司の醍醐味なのであります。
 それでは失敬して、一口...。
 むっ、なかなかイケる。食感は魚肉ソーセージに限りなく近く、そこにぶーちゃん臭と鶏レバーの風味がわずかに混ざる。
 魚肉ソーセージの食感なので、かりかりと焦げたあたりが美味い。
 わしたポークはスパムよりも脂分が少ないようだ。塩分もスパムの塩分控えめ商品(レスソルトバージョン)よりさらに控えめ。
 スパムの場合、ショーユを使うと明らかに塩分摂りすぎのような気がするものだけど、これなら安心であります。
 最終的にはマヨネーズを少々乗せて、コクを足したところでお味は完成したのでありました。




 内容量:180g
 原材料名:食肉(豚肉、鶏肉)、ばれいしょでん粉(遺伝子組み換えでない)、食塩、黒糖、香辛料
 原産国:日本(沖縄物産公社HO)




追:この記事は『catpaw』“SPAMをどう食べる?”と、
『ぽんすけ日記』“わしたポーク(今日だけ缶詰ブログ)”にトラックバ~ック!!




鯨缶詰ノスタルジア

2008-04-03 11:26:34 | 

Kujira1300

 給食の話って、盛り上がりますね。
 とくに、自分と近い世代の人と話すと盛り上がる。
「小学校のときの牛乳はテトラパックだった」
「ちょうど米飯給食が始まったときでねぇ」
「小麦粉のたっぷり入ったカレーが美味かったな」
 と、想い出話は尽きない。
 給食こそが、学校での一番の楽しみだった、という人も少なくない。
 かくいうワタクシが好きだったメニューはというと。
 いろいろとあるけれど、その中でも鯨肉の竜田揚げとケチャップ和えを挙げたいと思う。
 ケチャップ和えというのは、鯨肉を一度唐揚げ(竜田揚げだったかも)にして、ケチャップを絡めて炒めたものだったと思う。
 いつの時代も、揚げ物は子供の大好物なのであります。





Kujira2300
鯨肉缶詰もプルトップ式になった

 この缶詰は、先週浅草に桜を見に行ったおり、鯨肉専門店で見つけたもの。
 鯨の缶詰といえば甘辛い大和煮がほとんどなので、この焼き肉というのは珍しい。
 そもそも、今では鯨肉自体が珍しいものとなった。
 1缶300円ということで迷わず購入。
(鯨肉って、何年も食べてないなー)と、指折り数えてみると、少なくとも5~6年は食べていないことが判明した。





Kujira3400

 かくのごとし。
 焼き肉というよりは煮肉という風体である。
 ともあれ、なつかしの鯨殿である。
「どんな味だったかなァ」と、期待を込めて一口...。
 やっ、これはどうしたことか、カレー味がするではないか。
 パッケージには“カレー味”なぞと書いていない。店員さんも「鯨本来の味が楽しめます」なんておっしゃっていたのだ。
 渋い顔つきとなったのが自分でも分かる。せっかくの鯨殿にカレーをまぶすとは、大胆というか、斬新というか。
「ンナローッ! せっかく久しぶりだったのに」
 悔しかった。
「オレの青春を返せ」
 激昂のあまり、理不尽な怒りも沸き上がる。
 泣きながら食していくと、歯ごたえはやはり鯨肉特有のもの。みっしりと繊維が満ちた肉質で、合間に入っている脂身がそれを緩和している。
 わずかに獣臭いところも、あのなつかしの鯨殿であった。
「それにしても、ンナローッ...」
 うなりつつ、背を丸めながらも、しっかりと堪能してしまう。
 そして食後のお茶を飲んでいると、思いがけないところでノスタルジーが顔を出した。
 鯨肉の線維が、歯の間に挟まっていたのであります。
 懐かしさに嬉しくなって、台所から楊枝をもってきて歯の間をしきりにせせった。
 このシーハシーハが味わえるのはやはり、クジラ缶ならではの魅力なのであります。




 固形量:55g
 内容総量:85g
 原材料名:ヒゲ鯨赤肉、砂糖、しょうゆ、でん粉、豚脂、カレーパウダー、食塩、香辛料、調味料(アミノ酸等)、糊料(グァーガム)
 原産国:日本(丸水札幌中央水産)




キョクヨー 豚の角煮

2008-01-23 10:36:30 | 

Kakuni1300

 豚肉が好きだ。
 豚肉には戦闘力がある。
 それは例えば、
「今日はトンカツを食べるか!」
 こう思ったときに分かる。トンカツを選んだ時点で、すでに気力がみなぎっているのだ。
 そうなると、店に向かうときの歩き方だって変わってくる。肩で風を切り、昂然と顔を上げている。
 蕎麦屋に向かうときは、こうはいかぬ。
「熱い蕎麦でも手繰りに行くか。ううっ、今日は冷えるなぁ」
 肩を丸め、小さな歩幅で歩いて行く。
 豚肉と蕎麦とでは、こんなに違いがあるのだ。




Kakuni2300

 というわけで本日は豚肉。角煮の缶詰であります。
 昨年の『缶・びん詰、レトルト食品フェア』で、極洋さんのブースで購入したものだ。




Kakuni3450

 かくのごとし。
 とろみのあるタレが肉に絡みつき、艶やかに輝いている。
 では、失敬して一口...。
 むっ。
 みっしりとした肉の歯ごたえ。と同時に、脂身の甘みが口中に広がっていく。
 この脂身は融点が低いようで、口中で溶けていくようだ。
 歯ごたえのある肉と、とろける脂。この2者のハーモニーこそ、豚肉最大の魅力であります。
 タレはかなり甘辛く、鯨や牛の大和煮に似ている。
 最後に
(それだけはやらないようにしよう)
 と思っていたのに...。
 タレをご飯にぶっかけてしまった。残りの肉とともに、残らずかきこんでしまった。
 人間、やってはいけないといわれることほど、やっちゃうもんなのですなァ。
 いくら戒めても、戦闘態勢に入ったオトコにはムダなんでありますなァ。
 ご飯1合とともに、完食ぅ!





 原材料名:豚肉、糖類(砂糖・ブドウ糖)、醤油、みりん、卵白、乳清たん白、食塩、しょうが、たん白加水分解物、調味料(アミノ酸等)、糊料(キサンタン)、貝Ca、ポリリン酸Na(いろいろ入ってるなー)
 固形料:80g
 内容総量:160g
 原産国:日本(極洋