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缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

SPAM缶 ガーリック

2009-06-12 22:37:55 | 

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 梅雨だというのに良く晴れている。
 かういふ日は弁当を拵へ、浜辺に出掛けたひ。
 ビーチに出れば驚くほど暑いはずだ。きっと冷えすぎビールが美味いだろう。
 ということで、本日の昼食はスパム缶でサンドイッチに決めたっ。




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 ぱきりっと、開缶。
 これはガーリック風味のスパム缶である。
 鼻先に持ってくると、確かにニンニク臭が立ち昇ってくる。
 スパムの脂臭さ・ブタ臭さにニンニク臭が混じり合い、かなーり臭い。食指が動かない。
 しかしひと口味わってみると、口中では何故か香ばしい香りに変化した。鼻から抜けるかほりも香ばしい。
 不可思議である。




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 薄切りにしたスパムをパンに乗せ、大葉を散らす。




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 トマトは水分を抜いておく。これは缶詰仲間であり料理人でもあるG3どのから伝授された知恵であります。
 美味しいトマト汁が抜けてしまうことはなく、水分だけが抜けて味が濃くなるさうだ。




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 かくのごとし。
 味付けはマスタードとマヨネーズ、黒胡椒である。
 大きく切ったピーマンを乗せたのは、筆者が生のピーマンをこよなく愛するからだ。
 ではでは、失敬して一口...。
 ややっ、スパムのニンニク臭が消えてしまった。
 多量の生野菜とマヨネーズが、その臭気を抑え込んでしまったのだろうか。
 それから、このガーリック風味のスパム缶は、他のスパム缶よりも水っぽくて柔らかい。
 何となればサンドイッチには向いているかも知れない。
 なかなかに美味である。
 あっしまった。弁当だというのに、台所でぜんぶ平らげてしまった。
 やむを得ない、浜辺へはビールだけを持って行かう。




 内容量:340g
 原材料名:豚肉、水、ニンニク、ポテトスターチ、塩、砂糖、亜硝酸ナトリウム
 原産国:ナメリカ


 


SPAM缶 ベーコン

2009-05-09 12:27:59 | 

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 夏を予感させる、梅雨前のひととき。
 こういう季節はジャンクフードが食べたくなる。
 照りつける陽光の下では、キチンと仕事を施した寿司なんかは似合わない。
 ホットドッグとかハンバーガーとか、ケチャップまみれのフレンチフライなんかが似合う。
 スパム缶を使ったやっつけ料理なんかが似合う。
 そこで本日登場するのは、「ベーコン」と大書きされたスパム缶である。



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 缶の裏側には博士がいるかと思ったら、BLTサンドイッチのレシピが描かれていた。
 このスパムをベーコン(B)とすれば、レタス(L)とトマト(T)を使えば確かにBLTサンドにはなる。
「これってスパム缶でしょ。ベーコンじゃないでしょ」
 という声もどこかから聞こえてきそうだが、そこはいつもの妄想イマジンで補って、米国ホーメル社を許してあげようではないか。



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このデカいプルタブが好き



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ぱきりっと開缶っ!
この肌色、やはりいつものスパムである



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 で、スライスしたスパムを茹でる。
 気分的にはフライパンでかりりっと焼きたいところだが、こうして茹でると余分な脂と塩分が抜けるのだ。
「ジャンクフード食べたいっ」といいつつ、中年のおじさんはこういうことをしちゃうのだ。



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 かくのごとし。
 ジャンキーな軽食、スパムマフィンの完成である。
 ではでは、失敬して一口...。
 ふむー。かすかにベーコンの匂いがするような気もする。
 試しに茹でていないものを食べてみると、通常のスパムよりも塩辛さがマイルドになっているようだ。
 違いといえば、そんなものである。
 ところで、スパムを使ったジャンクフードといえばスパムむすびやスパム寿司もある。
 ワイキキのABCストアでは、保冷ケースの中でスパムむすびが売られていた。
 熱く焼けたワイキキビーチに、なぜかスパムおにぎりは良く似合うのであった。



 内容量:340g
 原材料名:忘れました
 原産国:米国





白飯うぐうぐ(たくあん缶と煮豚缶)

2009-03-19 13:18:29 | 

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本日はG3さんにいただいたたくあん缶と
dii-chaiさんにいただいた煮豚缶が登場

 白飯をわしわしと食べる。
 こんな幸せなこともありません。
 味付けの濃いおかずを口に入れて、口中が塩辛くなったあとに、白飯を大量に投入する。
 うぐうぐと咀嚼していくと、ほのかに甘みのあるご飯の合間に、快哉を叫ぶように顔を出すおかずたち。
 味の色彩と揺曳。
 これは白いご飯だからこそ、味わえるのであります。
 そこでふと、気になった。
 他の国ではこういう食べ方をしてるのだろうか。



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これが煮豚缶 久しぶりの中国製だ
当然のことながら中国語表記

 例えば韓国でもご飯を食べるけど、いろいろと混ぜこんで食べている。
 ブラジルでもご飯を食べるが、おかずと同じ皿に開けてネコ飯状態で食べている。
 ヨーロッパでもご飯を食べるが、パエリヤとかリゾットとか、あるいはサラダの具にして食べる。
 てことは、おかずとご飯の完全分離主義は、やはり我が国だけなのか知らん?



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開缶!っと、すごい脂の量(大根おろしではない)
この脂を捨ててからレンジで温める

 ところがここで、意外な伏兵が登場するのであります。
 それはパン。
 ところは、イタリアのトスカーナ州。
 ここはフィレンツェとかシエナが含まれる、イタリア半島北部の地域であります。



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以前もご紹介した自衛隊缶のたくあん漬け
スーパーにあるなんちゃってたくあんとはステージが違う
凄まじい臭気を発するツワモノである

 彼の地のパンは塩分を加えずに作るため、味がほとんどない。
 つまり、あんまり美味しくはないパンなのだ。
 そんなものをどーするのか。
 読者諸賢のご賢察通り、このパンがご飯の役割を果たしているわけです。
 スープや肉、豆などの料理を口に運んでは、この味のないパンを口にする。
 完全分離主義なのであります。
 このパンは、味がないとはいえ、美味しいものはやはり美味しい。素朴な味がとても魅力的だ。
 我が国の米だって、あまり味はしない。そして美味いのもあれば不味いのもある。
 どーでしょう、状況が似ていると思いませんか。



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 かくのごとし。
 写真と本文の完全分離状態も、ここで合致するのであります。
 昼飯にうぐうぐ食いをしようと思ってこの両者を開けたわけだが...。
 煮豚が、ケモノ臭いです。
 豚臭いといってもいい。
 皮が臭いのか、脂身なのか、肉なのか。それぞれ食べ分けてみたけれど、どうも分からない。
 しかし、確かに臭い。
 そこで、豚肉を食べた後でたくあんを噛んでみる。
 すると、このたくあんがまた臭い。
 だけど美味しい。
 昔むかしのたくあんのように遠慮のない臭気。そいつが煮豚のケモノ臭を凌駕しております。
 そうして白飯約1合を、しっかりと完食したのでありました。




 紅焼猪肉(煮豚缶)
 内容量:125g
 原材料名:豚肉、醤油、砂糖、香料
 原産国:中国

 たくあん漬
 内容量:表記なし
 原材料名:乳酸(とだけ書いてある)
 原産国:日本、防衛省




スパム缶 ヒッコリースモーク

2009-03-05 23:05:07 | 

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 春の陽気が感じられる、弥生月。
 ちょいと珍しいスパム缶を開けてみようと思う。
 ヒッコリースモーク・フレバーと書いてあるから、燻製風の香りづけがされているバージョンでありましょう。
 それにしても。
 スパム缶って、様々な種類があるんですね。
 それに呼応するがごとく、スパム缶には強烈なマニアがいることも確認されているんであります。
 彼らは缶詰マニアなのではなく、あくまでもスパム缶のマニアなのだそうです。



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 さ、ぱかっと開缶。
 この肌色というか、リカちゃん人形色というか、そういった人造的な色合いが素敵。
 色だけ見てると魚肉ソーセージにも見えます。



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 缶から出すと、ますます人色的。
 しかしこういう色合いの食品に、筆者はノスタルジアを想起させられるのだ。
 それは幼少の頃。
 妹と二人で林に分け入り、火遊び焚き火をして魚肉ソーセージを炙った記憶であります。
 そうして秘密基地をあちこちにこしらえたものでした。



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 かくのごとし。
 記憶に埋没していたら、翌朝になっておりました。
 スライスしたスパムをフライパンでじっくりと加熱すると、大量の脂が出てくる。
 そいつを厳かにペーパータオルで吸い取ってみましょう。
 何かこう、静謐な生活を送っているやうな気がしませんか。
「脂に気を遣うなんざ、オレも歳をとったものだ」
 このことです。
 そうして、カリンカリンに焼けたところをパンに挟んで頬張ってみましょう。
 やっ、予想以上に燻製臭が強いですね。
 ちょいと燻製ソーセージを食べてるような気にもなってくる。
 味付けのほうは、普通のと同じく塩分強めですね。ふむふむ。
 うーん、せっかく寂寞を感じて遊んでいたのに、舌と鼻はこうして貪欲に働くのであります。
 静謐な生活なぞ、まだまだ遠い向こうの存在であります。




 内容量:340g
 原材料名:ポークハム、チキン、水、塩、ポテトスターチ、砂糖、ヒッコリースモークフレーバー
 原産国:米国






スパムむすび製造器

2008-12-14 11:43:50 | 

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 本日は、筆者も興奮している。
 このやうな品物が、小宅に届けられたのだ。
 興奮のあまり古語遣いも混じってくる。
 これは缶界の雄『缶詰が好きです』作者のG3どのが送ってくれたもの。なんと、スパムむすびを作るための器具である。



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 こんな説明書きが、側面に書いてある。
 おいどん、もうたまらんとよ。
 興奮のあまり一人称もめちゃくちゃになってくる。
 こういう説明書きが、すごく好きなんです。特に外国語で書いてあるとたまらない。
 過去にはこんなものがものすごく好きでした、ワタクシ。その中身はこんなでした。



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 興奮状態、ここに極まる。
 ばってん、どうして興奮しちょるか、読者に説明せんと分からんど。
 筆者は子供の頃から、付録が大好きなんであります。
 それも『科学と学習』の付録なら、断然科学のほうが好き。
 こうしてビニールに入ってるのを開ける瞬間が大好き。
 何となれば、こういうものを見ると今でも興奮するのです。



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これが中身 小さなSPAM缶も付属している



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こうっと、酢飯を作ってさ



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海苔を敷いて、1/3ほど御飯を入れる



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主役のスパムはしっかりと焼いてから投入



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 さらに御飯を乗せて、上から押しつける。
 これ、ようするに押し寿司の器具なのだな。
 これが杉材で作ってあれば、お寿司屋さんに置いてあるものとまったく同じ。
(小僧寿しのアルバイトで、こんな作業したっけなァー)
 と、にわかに高校生の頃の記憶がよみがえる。
(あれはバッテラを作ったんだっけなァ。懐かしいなァ)



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 ノスタルジアとはカンケーなく、粛々と作業は進む。
 こうして型から抜く前、上の写真の段階で、御飯をしっかりと押しつけておくべきでした。
 記憶の波に埋没し、そうした作業を怠っておりました。



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 かくのごとし。
 包丁で切るときにうまく切れず、ぐずぐずの輪切りとなってしまった。
 その原因は前述した通り。
 なので、半分だけ頑張って輪切りとし、残りは丸ごとかぶりつくことにした(画像手前のやつ)。
 さて、お味のほうはどうか...。
 やっ、うめいです。酢飯にスパムが良く合ってる。
 香ばしい海苔の役目も見逃せない。
 酢飯&海苔という爽やか日本連合が、脂ぎって塩分過多な米国スパムとうまく和解したようです。
 お味も良いけど、作業行程が楽しかったなァ。ありがとう、G3どの。




 内容量:198g
 原材料名:豚肉、食塩、ポテトスターチ、砂糖、発色剤(亜硝酸Na)
 原産国:米国
 追:この記事は『缶詰が好きです』“スパムおにぎりメーカー”と『非常食と防災グッズ&ミリメシ』“スパムむすび”にトラックバ~ック!