カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

日馬富士引退か

2017年11月29日 13時16分35秒 | 社会

事情聴取が続いている相撲界の不祥事。

  • 2017年10月に地方巡業中に鳥取市内でのモンゴル力士の飲み会で、日馬富士(横綱)が貴ノ岩を殴った、という事件。
  • 日馬富士が殴ったとされますが、その道具が何であったか、何回殴ったのか、ケガの状況はどうであったか、などが直接の問題でしょうか。
  • さらに貴ノ岩の師匠である貴乃花が、相撲協会ではなく鳥取県警へ被害届けを出したことから、協会内でなんらかのトラブルがあったのではないかと疑われました。相撲協会に属している貴乃花が協会を通さなかったことが問題なのか、それとも相撲協会の体質に問題がありやむを得なかったのか。 

部外者である私は、ただ見守るしかありません。

まだまだ予断を許しませんが次のような進展が考えられます。

  1. 日馬富士を解雇する。
  2. 日馬富士を1~2場所の出場停止処分にする。停止期間がもっと増えるかも知れません。
  3. 日馬富士の地方巡業参加を禁止する、という緩い処分も考えられます。この場合、貴ノ岩が被害届けを取り下げることが条件になってくるでしょう。
  4. 最後に考えられるのは、日馬富士の処分はなにもない、という想定です。
  5. 貴乃花親方に対する処分もまたあり得ると思われます。ただし内部告発の形をとっているので、公益通報者保護法(施行2006/04/01- )にどの程度あてはまるのか、慎重に考えなければなりません。  

かつて相撲協会もにいくつか不祥事がありました。

  • 2008年には大麻所持事件があり若ノ鵬・露鵬・白露山(ロシア出身)・若麒麟(兵庫県川西市出身)などが解雇されています。
  • 2011年には八百長問題が発覚し、多数の力士が解雇されています。 

そうこうしているうちに、次のようなニュースが飛び込んできました。


日馬富士が引退決意!きょうにも福岡県内で記者会見:日刊スポーツ2017/11/29(水) 4:49配信


くわしくは、2017/11/29にも行なわれる予定とされている記者会見で明らかにされるでしょうが、記事では引退の覚悟を決めたようです。

さてさて、皆様はどう思われますか。 


追加情報: 

横綱日馬富士、引退届を提出 貴ノ岩への暴行で引責 

 大相撲の横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜部屋=が29日午前、日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。:朝日新聞 2017年11月29日10時28分

引退届を出し、受理されたようです。よくあることですが、離党届を出したのですが受理されずに、除名処分されることがあります。


韓国の醜聞302 亡命政権

2017年11月29日 07時42分55秒 | アジア

亡命政権

戦争や革命によって国外に亡命した政府首脳部が、そこで政府を組織し、一応正統な政府としてみとめられているもの。:広辞苑第六版 


亡命政権(亡命政府)で思い出すのは次のようなものです。

  • 日本の南朝

南北朝時代(1336-1392)に吉野などで作られた広義の国内亡命政権でしたが、のちに南北統合されたり、反故にされたりします。

  • 明が滅び(1644年)、清が支配者となりますが

明の残党が各地で広義の国内亡命政権を作ったものの、清に滅ぼされました。この記事の末尾に引用文があります。

  • チベットの亡命政権 

中国に武力併合されたチベットのダライ・ラマが、1959年に国外のインド北部に設立した政権。

中国の暴力性はその後もなくなるどころか、ますます勢いを増しております。

チベットやウイグルなどで発生する無数の「国内での暴動」をみていると、時代にそぐわない中国共産党の弾圧がよく理解できるでしょう。最近では核戦争を辞さないとする現役軍人の発言や南沙諸島での埋立て軍事拠点化などで如実にあらわれています。

北朝鮮に目を奪われていますが、それ以上に危険なのが中国共産党なのでした。

シリアを追われたISが東進し、中央アジアや中国西部で暴れることを憂えています。

しかし長続きしそうにない中国の極端な弾圧をなくさせるためとはいえ、どこかに「ISに期待する」ところがあるのは、内戦・革命勃発を期待するのと同様、決して誉められたことではありません。

とはいえ「毒をもって毒を制す」のは、中国・習近平の「汚職を使って汚職を撲滅する」やフィリピン・ドゥテルテの「超法規的殺人で麻薬を撲滅する」のを見ていると、避けられない自業自得なのかとも思ってしまいます。

世界中が中国をISから守る方向に動かないのは、一体なぜなのか、興味あるテーマです。

八方ふさがりの中国に幸あれと祈らずにはいられません。

  • 朝鮮の亡命政権 

日本併合時代に、国外の中国で設立された政権で、中国共産党から支援を受けていたとされます。

現在の韓国で、今の大韓民国憲法の「3・1運動で建立された大韓民国臨時政府」を強調すればするほど韓国は中国共産党に接近してしまいます。中国と韓国が国交を結ぶ前はもちろん禁句だったでしょうが、1992年に中国・韓国の国交が樹立されてから、堂々と述べることができるようになったようです。

ただし韓国には朝鮮戦争(1950-1953)以来の根強い「反中」意識もあるようですが、「反日」という点では十分に共闘できるはずです。これは中国共産党が「反日」を利用して、韓国を取り込もうとしていると解釈できます。

韓国が左翼政権になった(文在寅 2017/05/10- )からかも知れませんが、どうやら1000年以上の歴史には逆らえないようで、韓国は限りなく中国へ接近しつつあり、これに反するように、北朝鮮が中国から離れつつあります。

あれほど共産主義を嫌っていた反共の韓国が中国に接近し、共産主義風の北朝鮮が中国から離れつつあるという「ふしぎな現実」ですね。いつまでたっても朝鮮半島は、その場その場で揺れ動く不可解な地域なんです! 


韓国の「反共」:2015.06.15 荒木和博(拓殖大学海外事情研究所教授) 


韓国では、実際に体験した共産主義の恐怖が大勢を占めていたようで、それが反共法(1961-1980)に見られますが、それも徐々に消えてゆき、後半になると惰性的になってしまい、「ひたすら共産主義者だから弾圧する」だけになっていたようです。

今(2017/11/29現在)はまさに左翼全盛と言える韓国ですが、みるところ誰よりも熱しやすく冷めやすい極端な「二極論者」「二元論者」ばかりのようですから、これを敷衍(ふえん)すれば、やがて韓国は何らかの理由を見出して再び反共に振れることでしょう。韓国では「極端な反共→左翼全盛(現在)→反共(近未来)」となると考えられます。どういう形態で戻るか、まだ分かりませんが、北朝鮮問題が大きく影響していることは否めないようです。

北朝鮮問題のあとで再び韓国が反共に振れそうなのは、多様性がない国の宿命なんでしょう。その反動か、韓国人の日常的な権利意識は、もう韓国の法を越(超)えています!←法が未熟というべきです

  • フランスの亡命政権

第2次大戦中にドイツに占領されたフランスが、イギリスで設立しました。

  • 北朝鮮の亡命政権 

近くアメリカで設立されるかも知れませんが、金正男(キム・ジョンナム )がその首脳に抜擢されるのではと噂されたため、マレーシアで暗殺されたのでしょうか。

尤も金正男がそれを受けていたかどうかは、分かりませんが、北朝鮮にとって「のどに引っかかった魚の骨」状態が続いたため、犯行に及んだものでしょう。

さてさて、皆様はどう思われますか。


1644年、李自成が北京を陥落させて崇禎帝が自縊すると、明は滅んで順が立った。すると都を逃れた旧明の皇族たちは各地で亡命政権を作った。鄭芝龍らは唐王朱聿鍵を擁立したが、この時元号を隆武と定めたので、朱聿鍵は隆武帝と呼ばれる。一方、寄せ集めの順が精悍な清の軍勢の入関によってあっけなく滅ぼされると、中原に満州民族の王朝が立つことは覆しがたい状況となり、隆武帝の政権は清の支配に対する抵抗運動にその存在意義を求めざるを得なくなった。:Wikipedia 


こわ~い童謡 五木の子守唄

2017年11月29日 06時36分46秒 | その他

意味がわからないまま歌っていた童謡。よく考えると、恐ろしい解釈もあるようです。歌詞に「地域差」があることは承知の上です。


五木の子守唄 

おどま盆ぎり盆ぎり 盆から先ゃおらんど
盆が早よ来りゃ 早よもどる 

おどまかんじんかんじん あん人達ゃよか衆(しゅう)
よかしゃよか帯おび よか着物きもん 

おどんが打死(うっちん)だちゅて だいがにゃてくりゅきゃ
裏の松山 蝉せみが鳴く  


否定的な解釈

子守りをする人の哀愁」を歌ったようで、「子どもをあやしながら歌う童謡」ではなさそうです。

当時、子どもたちも10歳くらいになれば、子守りの奉公に出なければならなかったようで、契約は「お盆のころまで」というものでした。お盆をすぎるともういなくなるんです。もしもお盆がはやく来たら、はやく家に帰ることができる、そういった願望を感じさせる悲しい物語でした。

2番の歌詞も悲しい身分制度を物語っております。私は(おどま)「かんじん」(低い身分:社寺建設のための物乞いか)ですが、私を雇った人たちは「よかしゅう」(高い身分)なのでいい帯をしています。

現在でも、子どもは裕福な家とそうでない家とで大きく異なるでしょうが、もっとひどい身分制度があった頃のはなしです。いま朝鮮半島や中国をみていると、何を感じますか?

3番でも「自分が死んでも(うっちんでも)、誰が泣いてくれるだろう、なくのは裏のセミだけ」と運命のいたずらを嘆いています。

平家の落人を徹底的に差別し恐れていた800年前の日本人ですが、これも被差別の一因なんでしょうか。

韓国の様子をみていると

儒教による厳しい身分制度がまだ生きていているようで、それが原因で激しい怒りが起るようです。けんか腰の対立ですね。

それに気づかない韓族があわれですが、韓国の庶民は、「身分制度を廃止した統治国日本を恨む」旧両班に逆らうことができないようような身分制度を嘆き、それに輪をかけたような「法の未整備」に苦しんでいるようです。

五木の子守歌から、韓国の火病を連想できる人は、立派です。

肯定的な解釈

昔からの童謡の意味は、分らない事が多いものですが、意味がわからなくても、その地域の方言を、そのまま歌うのが正しい手法なのです。

ちょうど「お経」のように、意味を詮索してはいけません!

のどかな子守りの姿は、童謡・民謡にふさわしい内容です。 

さてさて、皆様はどう思われますか。