カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

北朝鮮の醜聞49 暴力とは

2017年11月10日 16時56分57秒 | アジア

不思議なことですが・・・・・・

暴力」を是とし法治を目指そうとしない共産主義者たちが一番恐れているのは、暴力」によって自分たちが殺害されることのようです。

それはそうですね、自分たちが目指しているものを自分たちが一番恐れるのは「独善家たちの宿命」でして、正調独善節としては

 何でも賛成 ≒ 何でも反対

でなければなりません。これは家庭内でも組織内でも国内でも、広く見られる「原則」なんです。

共産主義国の為政者たちは、「暴力的な弾圧でしか自分たちの安全は図られない」と考えているかのようです。そう考えると、北朝鮮は言うに及ばず、中国やロシアの、そして韓国の不可解な言動の本質さえ、見えてきませんか。

    • 平たく言えば「共産主義国弾圧国家」で、その心は「暴力」。
    • 極めて敏感に外部暴力を警戒する暴力団と同じで、中国・ロシア・北朝鮮がこの国家群へ入ることに異論はなさそうです。(中露北依存症のかたは別ですが・・・・・・)
    • 私はこの国家群に、半分足を突っ込んでいる擬似民主国家韓国も入りそうだし、またこのままトランプ大統領が続けばアメリカもまた仲間入りをすることになりそう、と考えています。
    • ということは今回の米大統領トランプのアジア歴訪、その中でも特に訪中には、北朝鮮問題があることを割り引くとしても、今まで以上に「うわべ」だけの成果に走りがちな国家間の緊張を、近い将来生みそうなのです。それが北朝鮮に関して、問題解決の発端になるのか、問題解決後になるのか、私には分かりません。
    • 共同声明が出され「~で一致した」としても、その後の情勢の変化で、「~で一致しない」ことなどひんぱんに起るのが中国関係でした。トランプにとって、アメリカ国内で無数にみられる異論反論に比べたら、表面的にとらえることができる中国問題は、どちらかというと楽なほうなんでしょう。
    • 韓国メディアは「安倍政権が北朝鮮の緊張をあおり選挙で圧勝した」としますが、韓国が絶対にトランプの兵器戦略を指摘できないのは、あまりにも「ミ・ジ・メ」というもの。反米ではあっても、それ以前に反日であるというのが、正調韓国節なのです。いくら「トランプ訪韓反対」デモがあろうともそれに対して韓国政府が「トランプを歓迎しようではないか」と言い出さねばならないとしても駐韓米大使リッパート襲撃事件(2015年)が起ろうとも、韓国の言いなりにならない安倍政権は許せない」のが韓国左翼政権の最も重要な思考であることを、お忘れなく。(ペテン国家とみなされる韓国に従順な国って、一体どこに存在するのでしょうか?)
    • 国内でどれだけ数多く銃乱射事件が起ろうとも「銃規制に反対し兵器を全世界へ売りつけ世界中に緊張感を広めようとしている」トランプのアメリカをみていると、今の米中の表面的な接近」の尻馬に乗っただけの韓国に幸あれと祈らずにはいられません。そうです、米中に緊張が戻ると、日本のせいでこうなったと、あくまでも中国べったら漬けなのが韓国でした(笑)。

敵を分断するのは、何もアメリカだけではなく、韓国・中国にもみられる一般的な常識なのです。性悪説に走ることにも危険がありますが、性善説にとらわれすぎるのもまた、危険でしょう。


幸いなことに

米大統領トランプのアジア歴訪の間、ずっとなりをひそめていた北朝鮮。

多くの人は、北朝鮮がこの期間に何かをしでかすに違いない、と危惧しておりましたので、予想がはずれそうで安心しております。

ただしトランプのベトナム・フィリピン訪問が残っており、油断できません。  

そう言えば

  • 曲がりなりにも、たとえ擬似であろうとも、韓国は民主国家
  • かたや、堂々とした北朝鮮は李氏朝鮮風味の封建的独裁国家です 

突然、何をしでかすか分らないのが、鎖国している北朝鮮。

2011年11月23日に北朝鮮が延坪島(ヨンピョンとう:韓国領)へむかって砲撃したことを思い出す人が多いことでしょう。

目印がある陸上の国境線とは違い、海上では目印がないので南北双方が異なった国境線を主張する不安定な場所にある島でした。

朝鮮戦争(1950-1953)が韓国からの最初の攻撃に始まるという北朝鮮の主張はどうやら例のでっちあげらしく、必ずといっていいほど共産国家からしかけてくることを予想させる事件でした。私はこの説のほうに信憑性がある、と考えています。

しかし、同様に、突然なにを言い出すかわからないのも又、トランプ。

今回のアジア歴訪の、「日本や、韓国や、中国で言ったことが、11月下旬あたりで急変するかも知れない」という程度なら、誰にでも予想できますね。←あんたは予想屋か? 


7年前の2011年11月23日から何も国境線は変わっていません。

こういう6年前の延坪島砲撃事件に比べて、今の北朝鮮はさらにひどくなっているように思われます。

南北統一のための接近など、夢のまた夢。

そのきざしさえ見られない現状です。

ただし中国やロシアが、北朝鮮を利用しようとして南北統一を阻んでいるのとは別の理由で私も「まだ南北統一には早すぎる」と思っております。 

さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞 291

2017年11月10日 08時26分16秒 | アジア

中国共産党は常に「中国は世界の最先端」を行く

と豪語していますが、それは「世界から取り残されている現実は許せない」のであって、「こうありたい」とする願望を述べたに過ぎず、実際に「中国が世界の最先端」を行くなんてことはあり得ない話でした。 

中国が、「自分たちが世界をリードしている」というペテン・だまし・パクリ・でっち上げ・ワイロ・偽造を続けている限り、いくら弾圧する庶民を鼓舞する意図があったとしても、永遠にダメでしょう。


石平「中国『崩壊』とは言ってない。予言したこともない」:2017年10月17日


石平は

中国批判しても漢民族差別してはならない。

と言っています。

奇妙に聞こえますが、もしも

「中国を批判してもいいが、漢民族を批判してはならない」 

とするのなら私は賛成できません。

「差別」はよくないとする時代の雰囲気に合わせて「漢民族の異様さ」を指摘できないとなると、何もできなくなるでしょう。

尤も

「~民族」を批判しても、「~民族」のすべての人を批判しているのではないのですね。

それはちょうど「~国」を批判しても「~国」に住む全ての人を批判する事にはならないのと、同じことです。

ようするに、「~」が一般的に見られることを批判しているだけなので、正確には、もうすこし丁寧に別の言葉を使って説明したほうがよく、原則として「~民族」や「~国」といった大雑把なことを避けたほうが、いいのでしょう。 


(バブル経済崩壊で)日本も崩壊したが、日本人全員が路頭に迷ったわけではない。同様に中国経済もいきなりゼロになることはあり得ない。:石平 


確かに「日本のバブル経済が崩壊した」とは言っても、「日本が崩壊した」とは言えませんね。

しかし同じように

「中国共産党が崩壊した」とは言っても、「中国が崩壊した」とは言えないのでしょうか。

中国共産党が事実上の一党独裁を貫き、その基本方針に反する言動を厳しく弾圧しているのに、「中国共産党が崩壊した」と言ってはいけないのでしょうか。

私は

「中国共産党が中華人民共和国を建国した」のだから、中国共産党が崩壊したなら、中華人民共和国はなくなってしまうと思います。中華人民共和国は中国共産党によって誕生したのですからね。

太陽がなくなってしまえば、地球や火星はなくなってしまいます。地球や火星は太陽系の一部ですから、当たり前のことなんです。

普通の国なら

国や民族があって、そこに政党があるので、政党やバブル経済が崩壊しても国や民族が崩壊することはありません。

しかし党が国を作った中国では事情が異なり、中国共産党が崩壊すれば中国はすっかり消え去ってしまうのです。

もちろん中国共産党が崩壊しても、民族(漢族など)が消え去る事はありません

石平は

今や日本で大流行の中国崩壊ブームの立役者のようにされるのですが、中国共産党が崩壊するとは言っていないとし、中国共産党が「持続不可能」になっても民族は崩壊しない、としたいのでしょう。

もっと言うなら、中国共産党が崩壊すれば漢族が崩壊する、という風潮に逆らいたいのでしょうか。

しかしこれは

中国共産党がなくなれば、中国はなくなる、という私と異なるとらえ方のようですね。

さてさて、皆様はどう思われますか。