トランプ登場のずっと以前から「中国・ファースト」だった内向き中国
「自国が超右翼」であることを省みることなく、ひたすら「日本の右傾化」を叫びたがりますが、これは中国共産党による報道規制と言論弾圧のおかげでしょうから、当然とも言えます。
尤も私には、そういった中国のフェイク・ニュースに免疫ができております。
「免疫」というのは「フェイク・ニュースであると認識している」という意味です(笑)。
さて、その中国をとらえる韓国紙です。
“習近平の2つの顔”プーチンとは笑い、ムン大統領とは無表情?:韓国ハンギョレ紙 2017.11.12 23:11
まず何よりも先に
韓国ハンギョレ紙が、自国のムンだけに「大統領」をつけ、中国の習近平「国家主席」やロシアのプーチン「大統領」としていないことから、ハンギョレ紙の嗜好がわかりますね。
ハンギョレ紙の本文では「習近平主席」としておりますが、中国共産党では1982年に「主席」を廃止〔Wikipedia〕、国家の主席が存続しているようですから、もしつけるとするなら「習近平国家主席」とすべきでしょう。
私のブログでは、国によって複数の職名があるので、特に意味づけする場合を除いて職名をつけないようにしています。
3人ともに「職名をつける」か「職名をつけないか」に統一すべきところ、ムンだけに「大統領」をつけたことから、ハンギョレ紙が文在寅にべったりであることを、図らずも暗示しています。尤も前からそうであると私は理解しておりましたが。(笑)。
ところで握手する時の習近平の表情について記事では触れています。
- かつて習近平は、無表情のまま安倍晋三と握手し、ほかの首脳と握手した時には笑顔だった
- こんかい習近平は、安倍晋三と握手したとき笑顔で、文在寅と握手したときはそうではなかった、というのです
これを聞いて私が感じたことは、以下の通りです。
- 韓国のハンギョレ紙としては、かつて中国の習近平が日本の安倍晋三と無表情で握手したときには喝采したのでしょうが、同じ状況で自国の大統領に対して無表情だったことをとりあげていることからも、ハンギョレ紙のレベルの低さを感じてしまいました。
- 視野が狭く、自分の利益しか考えない新聞社の姿勢として、中国紙も韓国ハンギョレ紙も同じだったのです。
- 中国について補足しておくと、かつては国内の派閥が「笑顔」を攻撃材料にするため、やむを得ず「無表情」を演出していたのですが、権力が習近平に一極化した「利点」もあり、安倍に笑顔を振りまいても問題がなくなったのでしょうか。
- この点で言えば、とても分りやすい中国得意の「豹変」ですね。「いま中国は、韓国と重要な時期を迎えている」と韓国を威嚇しているように受け取れます。つまり、「アメリカの脅しによって、中国共産党に不利な要求を呑まされることを許さない」と威嚇しているのでした。
- いわば韓国は、威嚇と威嚇のはざまでもがき苦しんでおりますが、自らが選んだ道ですので、やむを得ません。しかしそれでも自らを反省するのではなく、「自分がどん底にある原因は自分にはなく、周辺が不正なことをして苦しめられている」ととらえる訓練が発達しているので、何かにつけて攻撃しやすい日本を標的にして、「反日無罪」に励むけふこのころでした。このような国を誰も相手にしなくなるでしょうが、それでも頑張っているのです。
次にTHAADミサイルに関して・・・・・・
THAAD封印のはずが…習主席、韓中会談で問題蒸し返す:朝鮮日報日本語版 2017/11/12 21:45
たった半月前の10月31日の
韓国・中国の会談結果でさえ、食い違いがあったようです。米大統領トランプのアジア歴訪の前だったからというのは苦しい言い訳で、この会談の結果を、韓国と中国が互いに勘違いし、互いに自分に有利なように解釈していたのでしょう。
つまり中国は、THAADミサイル関係でこれ以上韓国がアメリカの要求を呑まないよう注意深く見守る、ということです。
いわば
- 韓国とすれば、半月以上前の会談内容について、中国が蒸し返してきたと主張するのですが
- 日本とすれば、半世紀以上前の慰安婦問題について、韓国が蒸し返してきたのに、うんざりしていたのです
韓国は、同じ「蒸し返し」に対して、自分に都合よく
- 日本に対する慰安婦問題は蒸し返しではないとし
- THAADミサイル問題では中国が蒸し返してきた
とします。視野が狭いのはいつものことですか。
参考までに
最後に「蒸し返し」について・・・・・・
なぜ沖縄の左翼が特に強力で、しかも中国に対して警戒心がないのか。その原因を考えて見るに、沖縄の中でも本島は、その地理的歴史的な関係から昔から中国との接触が多かった。石垣宮古とは違って、本島には中国からの寄留民も住み着いていた。彼等の子孫も現存しており生活習慣、社会風俗の面でも、中国の影響が散見できる。
琉球独立論などは表を返せばその蒸し返しである。中国に親近感を抱かなければそんな発想は出て来ない。独立すればたちどころに中国から声がかかることは解りきっている。おそらく彼等の中には、中国に合併されてもいいと考えている者もいるのではないだろうか。:宮良長和 新年寄稿 八重山日報 2014/01/01
私がいま住んでいる石垣島ですが
那覇へでかける人も多いし、沖縄本島から来た人も多く住んでいます。
その石垣島から那覇へ行く時「沖縄へ行ってくる」と言う人が多いようなのです。よそ者からすると、「同じ沖縄県なのに、なぜ『沖縄へ行く』と言うのか」という疑問があります。
同じようなことが、私がかつて住んでいた房総半島最南端でも見られました。例えば千葉そごう(そごう破綻後、今では西武が経営しているらしい)へ行くのに、バスや電車で2時間ほどかかりますが「千葉へ行ってくる」と言っていました。同じ千葉なのに、なぜそういう表現をするのかが疑問でしたが、そういう人が多かったかどうか迄は、残念ながら分かりません。
私の印象では
陸の孤島とされる房総半島最南端であり、紀伊半島などからの海洋民族が移り住んだと思われ、やや人の考え方が千葉県北部と異なるのでしょう。
そして上記引用を読むと、宮古島や石垣島にも旧琉球王朝の影響はあるでしょうが、それ以上に見られるのが、沖縄本島と中国の結びつきです。
分りやすく言えば
住んでいる環境の違いから、先島(さきしま:八重山や宮古のこと)と沖縄本島では、民族の違いがあるか住民の考えかたまで異なるようで、これが「(ちょっと雰囲気が異なる)沖縄へ行ってくる」に表れていると思うのです。
いくつか例を挙げてみましょうか。:地図はこちら
▲沖縄4区(石垣・宮古など、沖縄本島の豊見城・糸満・南城など)
投票日 当選者 得票率 所属・推薦
============== ========== ====== =========================
2003年11月09日 西銘恒三郎 54.5% 自民・公明
2005年09月11日 西銘恒三郎 49.0% 自民・公明
2009年08月30日 瑞慶覧長敏 54.7% 民主・国民社大
2012年12月16日 西銘恒三郎 52.2% 自民・公明
2014年12月14日 仲里利信 52.0% 無・共産社民生活社大社大緑
2017年10月22日 西銘恒三郎 50.5% 自民・公明
沖縄4区では、有権者の半数以上が沖縄本島に属しますが、それでも過去6回のうち4回も自民系が勝っており国会議員を送っております。
▲沖縄1区(那覇など)
過去6回の内、自民・公明・国民・無が1回ずつ、最近2回とも共産
▲沖縄2区(浦添・宜野湾など)
過去6回の内、すべて社民
▲沖縄3区(名護・沖縄・うるま・国頭など)
過去6回の内、3回が自民、1回民主、最近は、生活・無所属
つまり沖縄1~4区のうち、今では
- 1~3区が共産や社民などの非自民
- 4区が自民
まとめですが・・・・・・
- 沖縄本島以南の先島(石垣島や宮古島)では、人種がちがうと言うべきか、中国を警戒している
- 沖縄本島では、共産や社民が制覇し親中であり、中国がどんなに無法なことをしても許容する姿勢を示しています。
- 沖縄本島の人が、宮古島の言葉は特殊であり分かりにくい、と言うのですが、視点を変えると、それだけ宮古島では沖縄本島の影響が少なかったということでしょう。
石垣島から那覇へ行くのに、普通は飛行機を使いますが「沖縄へ行ってくる」という意味が伝わりましたでしょうか(笑)。
「沖縄」だからみんな同じ「反日・反米・親中」、なのではないことを示したいという動機から、このブログ記事を書きました。
さてさて、皆様はどう思われますか。