中国人と言えば「盗み」を連想する人が多いのですが・・・・・・
どの国でも、どんな宗教でも、厳しく戒められているのが「盗み」。
これは他人の所有物を横取りする行為であり、社会の秩序を大きく乱すため、為政者としても放置してはおけず、罰則付きで厳しく取り締まってきたのでしょう。
しかし、なぜ今でも中国人に「盗み」が多いのかという疑問に対しては
- 貧しさによるもの
- 品性が賤しいことによるもの
が指摘されています。もしも
- 貧しさ:ゆえの「盗み」なら、貧しくても「盗み」が多いとは言えない国もあり、やがて少なくなるはずですが、中国ではそうはいかないらしい。つまり
- 賤しさ:国民の体質で衝動的に「盗み」をはたらく習慣ができてしまっているのではないか、という見方に私も賛同します。
ひょっとすると国民が、中国共産党の根性を巧みに利用したものでしょうか。
共産主義では、人が何かを個人所有することは悪、つまりすべてが国に属するという「私有財産を否定する」基本理念からして、安易に人の所有物の「盗み」に走るのでしょうか。そういえば共産主義では中国の師匠にあたる「閉鎖的」なソ連でもそのような「盗み」がありましたね。
そもそも共産主義では「個人で所有する」ということが間違っているというので、この虚を突いたというわけですか(笑)。
しかし私有財産を否定する共産主義が
- 結局、何をしても何もしなくても、平等でなければならない、とするなら、一生懸命に何かをするのがばからしくなり、何もしない・やる気を失う人が増えたのみならず、いかにして手を抜くか・さぼるか、が目標となりました
- このため、労働貴族なるものが生まれると同時に、私腹を肥やし、報告をごまかす連中が増殖し、結局は従来の資本主義と何も変わらない、いやそれ以上の格差をうんでしまったのでしょう
すでに
共産主義が主張することのうち、いいと思われたことはどんどん自由主義社会に取り込まれてしまったようで、「共産主義の役割はすでに終えた」とみなしていいと思います。
事実、いまでもなおかつ共産主義を奉じている国が、とても貧しい国のままであることが続々と判明し、また建前上「共産主義」を掲げているところでも、非効率な汚職制度を改善できないまま貧富の差が大きくなりすぎ、自由経済に踏み切らざるを得ないところも多いようです。
こういった経済改革をおこなった旧ソ連を修正主義と激しくののしった中国が、今や経済修正主義を取っています。つまり声高にののしったことを今、自分が平気で追い求めているのです。
どこかの国で、漢民族らしき連中が「毛沢東主義」を主張しているようですが、結局新興宗教のような金儲け集団に過ぎないのでしょう。
「盗み」に関する例をいくつかあげて、この記事の終わりと致します。
- 古代遺跡の修復
国や地方自治体が遺跡の修復をすると、監視人がいないとみるやさっそく近くの住民が「盗み」に駆けつけます。万里の長城などを修復すると、忽ちのうちに修復したはずのレンガが「盗み」被害にあうらしい。
修復作業の費用に、すでに分担金(横取りやワイロ)が含まれるというのに、工事を終えるやすぐに盗まれるのでは、2重のだまし討ちにあったようで、もう2度と修理しようとはしないでしょう。よって中国では古代遺跡が荒れ放題となり、やがて消えてなくなってしまいます。
- ショーとしての修復
日本の高校生が「修学旅行」という名で中国の南京へ「謝罪旅行」するようですが、その時にちょうど間に合うように城壁などの修復工事をするらしい。
しかし高校生が帰ったあとすぐさまレンガなどの「盗み」があり、きれいさっぱりになくなるのは、すでに織り込み済みの「盗み」というわけです。これには住民だけではなく、役人から軍人までもが含まれているとのこと。
- 中国の都会
ホテルが開業するや、すぐに客室の水道の蛇口が「盗み」被害にあうらしい。しかし蛇口を家に持ち帰っても寸法が異なるため使えないので、中国人の賤しさから来る「盗み」かと思っていたら、そうではなくてちゃんと転売先が存在するので盗むようですね。
そういえば日本でも、銅線・エアコン室外機の特殊部品・特定の野菜などが盗まれるニュースをみるのですが、やはり転売先をもっているとしか思えません。場合によっては中国人が関係しているのかも知れませんね。
買うほうとすれば、仕入れたものが、ちゃんと生産されたものかどうかに関係なく、証明書さえあれば、金銭的に合うかどうかだけで仕入れを判断します。
中国の深センなどに工場をもっていた欧米系の企業が数多く撤退した理由も又、仕入れたものが正しく生産されたという偽造の証明書などに悩まされたからでした。いくら「証明書」があっても、しょせんニセものとわかっていたようで、金儲けだけが目的だったはずの株主でさえ、アメリカで訴訟が相次いだので不都合が生じ、我慢できなかったようです。これも「盗み」の被害と言えましょうか。
- 都会のバスに銃をもった兵士が乗り込む
中国では公共のバスでも強盗が発生するのが当たり前で、兵士の同乗は「盗み」をさせないための方策でしょうが、これこそ中国社会で盗みが横行していることを意味しています。
- 「盗み」は正当な行為
数年前、ある警察署で、強盗現行犯で逮捕された在日中国人の通訳を務めたことがありますが、その中国人犯罪者は、わたしに
「日本鬼子が過去中国を侵略してひどいことをいっぱいしたから、日本で日本人の物を盗むのは、正当な行為だ」
と中国語で告白しました。昨今の反日憎日教育のほどを露呈した身近な出来事でした。:P.61-63 金文学「中国人による中国人大批判」祥伝社文庫
これを聞いて「なるほど、日本はそれだけひどかったのだ」と思った方は、残念なことに、中国人の本質をまったく理解していないか、だまされているようです。
中国・韓国が政府・国家ぐるみで「反日」を教育し続けてきた結果、もう政府が手に負えなくなっている(想定以上の犯罪に走る)からではないか、と考えるほうが事実に近いでしょう。こういった例が世界中でみられると思いますが、間違った教育があとあとまで糸をひくため、十分に注意しなければならない、という戒めでしょう。
情けない中国人ですが、中国人らしいとも言えます。もちろん視野狭窄症(しやきょうさくしょう)は中国・韓国に共通した儒教病からでたものと思われます。
- 他人のアイデアを盗むのは当然
犯罪を犯してもまったく罪悪感を感じず、それを咎められても逆に居直るという中国人の法観念の欠如と屁理屈根性だ。 :P.150 黄文雄(こう ぶんゆう)「中国の『反日』は終わらない」徳間文庫
実は「自分たちの社会でしか通用しない論理が、他の地域でも通用する」と初等教育以降で思い込ませたのは、中国共産党政府でした。その意味では、このような「まるで小学生高学年のような幼稚」な中国人は、被害者だったと言えます。
とにかく自分の利益だけしか考えないよう誘導され、その他のことで情報を制限されていることが、自分で理解できていないようです。当然と言えば当然でしょうが。
- 台湾でも戦後になって中国人がきて「泥棒」が発生
台湾は戦時中、疎開して家を離れても物が盗まれることがなかった。しかし、戦後、四十万の日本人が台湾から追放され、代わりに二百万の中国人が大陸から流入すると、台湾はたちまち泥棒の国と化した。泥棒の多さは高層ビルの上階でも窓に鉄格子がはまっていることが如実に物語っている。あの特異な建築群の景観は、泥棒のせいなのである。台湾では「中国人を見たら泥棒と思え」という教育を親がするようになった。
1994年、中国の浙江省杭州の千島湖で、台湾入観光客24人を乗せた遊覧船が湖上で強盗にあい、全員が船室で焼き殺された事件があった。台湾では有名な事件である。当時の中国政府はこの痛ましい事件が強盗殺人事件であったことをひた隠しにしていた。李登輝総統は激怒し、中国を「土匪国家」だと非難した。:黄文雄
この台湾の鉄格子については、次の例でも分ります。
ちなみに、台湾ツアーで添乗員に聞いたのですが、台湾のビルは鉄格子で窓が閉じ込められているのが普通で、最近、少し鉄格子の間が大きな家も増えて来たらしいです。
これは、台湾で火事が発生し、鉄格子で逃げられなかったかららしいのですが、なぜ鉄格子かと言うと、泥棒避けに昔から窓には鉄格子があるらしいです!:台湾ツアー
この旅行記では「鉄格子は昔からあった泥棒避けとしていますが、黄文雄はこれを「戦後にやってきた中国人のせい」としております。
なぜ中国では、このような「盗み」が常態化してしまったのでしょう。
私が考えるに、これは武力で広大な国土をなんとか維持していることに起因すると思います。
維持するために政府が細かくなりすぎ、庶民が理を求めてピリピリするようになる、2500年も前に古代中国の老子が言ったとされています。:中国漁船によるサンゴ密漁 2014年11月18日
- 政治がおおらかで曖昧であれば人々は純朴で豊かに暮らす事ができる。
- 政治が事細かにきっちりしていると人々は利を求めてピリピリする様になる。
「盗み」をなくすには、まず中国が少なくとも5~10の国に分割され、汚職のない効率のいい政府を目指すしかない、と私は判断しています。
さてさて、皆様はどう思われますか。