本人が否定しようが、肯定しようが、誰にも醜聞があります。ここでは最近の「中国の醜聞」を集めてみました。
必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。
中国人に欠如しているものは知的能力ではない。忍耐力でもなく、実務能力でもなく、楽天性でもない。これらの点においては、中国人は非常に卓越している。彼らに全く欠けているものは、品性と良心だ。:P.357 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書2015年8月25日初版発行
原書は120年前の1890年に上海で発行され、本書はその後の改訂版を底本として翻訳されました。
「品性」と「良心」は似たようなものなので
結局スミスは「中国人に欠けているのは品性だ」と言い、その他は中国人に備わっている、と見ているようです。
さて120年後の今の中国人を見ていると、驚くなかれ、何も変わっていません。今の中国人に必要なのは、相変わらず「品性」なのです。
中国人が2000年以上に渡ってもちえなかったこの「品性」を、いつもてるようになるのか、興味あるところです。
「衣食足りて礼節を知る」と言いますが
- 中国では「衣食」が足りないのか
- 中国では2000年以上も「衣食が足りたためしがない」のか
- 中国では「衣食」が足りても「礼節」「品性」などあり得ないのか
私のみるところ
世界各国は、自分の国のことで精一杯、他の国のことなどに構ってはいられない、というところ。
中国人も、少しは視野を広げたいものです。そうすれば自ずとマナーが向上するはずですから(笑)。
「中国社会が世界標準だ」
「国内のどこへ出かけても同じ対立構造だから、国外へ出ても同じはずだ」
とは限らないことを、いつになったら中国人は知るのでしょうか?
それとも今後1000年ほどにわたって、知ることはないのでしょうか。
トルストイが一人の乞食に金を恵んだ。友人が「あれは質の悪いことで有名だ。恵む価値はない」、トルストイは「私はあの人に恵んだのではなく、人道に従っただけだ」、と答えた。乞食に施しをするとき、その品性は問題じゃない。これは人道問題なのだ。:P.131 柏楊(ポーヤン)「醜い中国人」張良沢・宗像隆幸 共訳 光文社
多分トルストイの言ったことは正しかったのでしょう。
しかし中国共産党は、いかなることであっても、自分たち為政者の存続しか念頭にありません。
中国では、「施しを必要とする乞食がいなくなる国作りを目指す」なんてことは、あり得ないのです。中国共産党が滅びるしかないゆえんですね。
しかし中国共産党が滅び、新しい国ができても、元気のいい声が聞かれるのは最初の3年だけで、やがて今の弾圧よりもっとひどい国家だったと判明するかも知れません。
こういう見方が中国共産党の存続を願っていると取られてはまずいのですが、「品性」などあり得ない中国をみていると、いくら政府が変わり政治制度が変わっても、本質は何も変わらないのではないか、そう思ってしまうのです。
こんな中国ですが、まだ手をさしのべようとする国があるのは、このトルストイの精神ゆえなんでしょうか。つまり・・・・・・
一部の国は、「あはれ」な中国に施しをするのですが
他国の人が、中国は質の悪いことで有名であり恵む価値はない、と言ったときに中国人の「品性」は問題じゃない、これは人道問題なのだ
ということなんでしょうか。 ←たしかに、そういった感も。
しかしながら、巧妙な中国共産党は、「人道上の問題」として援助させておきながら、裏では舌をだして、軍拡に邁進して周辺国いや世界中を威嚇し続けているのです。
国民のためではなく、中国共産党の存続のみしか考えていないといった事情に鑑み、その上で何かを発言したいものです。
こういう見方は、決して悪意をもったものではありませんが、中国人が自分のしていることに気がつかない現状からすれば、中国人はもっと客観的な視点が必要であると指摘するものです。
自分中心の思考から他者・他国は自分に従うべきだ、とうぬぼれていると、とんでもないことになりますぞ!
このトルストイの論理は、シリアを空爆しておきながら難民を発生させ、その難民を受け入れてはいたけれどもやがて受け入れを制限し拒否さえしはじめたキリスト教的な手法と、奇妙に一致するのでした。
つまり列強がよってたかって中国から搾取したあと、国外へ流出した富や頭脳を利用し始め、やがてこれを拒否し始めるという手法を、再び用い始めたのでしょうか。
もしそうだとしたら、これがキリスト教の「偽善」でしょうか。
香港上海銀行の支配人キャメロン氏の上海を去る時の言葉を以下に引用する。
「私はこれまで、外国社会における商業面での高い品性について言及してきた。中国人はその点で我々よりも決して劣ってはいない。中国人の商人や銀行家以上に信用することのできる国民を私は知らない。もちろんどんな事実にも例外はある。だが、そのように強く主張する立派な理由として、ここ25年間に上海において中国人と非常に大きな商取引を我々の銀行が行ってきたことを挙げることができると思う。その取引は、おそらく銀貨何億両に上るものであったが、我々は約束を履行しない中国人に会ったことはない。」
ところが、これが語られた3年後、香港のその銀行の中国人の買弁が銀行に大変な損失を出させ、この損失に対して何の保険もかけられていなかったためにその年の経常利益が百万ドルのマイナスとなった。:P.313 アーサー・H・スミス「中国人的性格」石井宗晧・岩﨑菜子訳 中公叢書
中国人との25年にわたる取り引きから考えて
「中国人の品性はとても高い」と上海銀行のトップが公言した3年後には、この銀行は中国人にだまされて大損失を計上したというのです。
みなさまは、この話をどう受け止めますか。
一旦「中国人が信頼できる」公言してしまうと、どんな中国人でも、もう信用できないということでしょうか。「中国人には品性がない」と言わざるを得ません。
2000年以上にわたって発達させてきた「だましのテクニック」は、「中国での商取引の習慣」という美名の下に、見事に結実しているようです。
中国は、今でも法が優先される国ではなく非法治国家ですが、今後も、そうであり続けることでしょう。
韓国が、日本との政府間合意はおろか、基本条約さえ無視する姿勢は、こういった中国の儒教という社会規範の下で培ってきた「だましのテクニック」に由来があると見ておきたいものです。
そうです、私たちは中国・韓国に「品性」を期待するなどというあり得ない間違ったことを、考えてはいけないようです。
そんなはずはない、人はみな平等だ、と考えるあなた。もう一度考え直してみたほうがよさそうなのかも(笑)。
ラフカディオ・ハーンが明治23年に来日し、29年から東京帝大で教えたが、没後東大生のノートをもとに講義録は書物となり・・・・
これだけ良心的な授業は真に稀である。大学が明治36年に雇用を打ち切ったとき、ハーンを慕う学生はストライキをして後釜に座った留学帰りの新任講師を苦しめました。・・・・
ことごとに前任者と比べられ、自分はとうてい2代目小泉になれないと自覚して、やがて大学を去りました。その新参の講師こそがまだ無名の夏目金之助でありました。:P.126 平川祐弘「西洋文明の衝撃と日本」NHK市民大学
夏目金之助というのは若き日の悩める夏目漱石であり、小泉の後釜は無理だと感じ、作家へ転向したようです。
当時イギリス領だったギリシャ生まれで日本国籍もとったラフカディオ・ハーンのような良心的講義をする日本人はいなかったようです。
現代でも、中国人にはまず期待できません。
なぜなら、中国人には品性などあり得ないのですから。
ソ連でのインタビュー相手が警戒色を示したのは、自分の意見が公にされてなんらかの災いがおよぶことを恐れていたのだが、私が慎重だったのは、祖国に対して忠誠心に欠けるのではないかという良心の呵責をおぼえただけ、という違いはあった。:P.205 ロイス・フィッシャー=ルーゲ「ソ連市民200人との対話」平凡社
米ソが
対立していた頃に米人記者が旧ソ連でインタビューしたときの話で、中国そっくりだと思い引用しました。。
ソ連人は「インタビューに応じたことで災いが自分の身に降りかかるのを怖れていた」のですが、著者のルーゲは「ソ連人が祖国ソ連に対する忠誠心に欠けることを怖れていた」と見ていたようです。
私の見方では、「個人に災いがあった」点で結局おなじことを言っているようです。
「祖国に否定的な意見を述べ、祖国に対する忠誠心が欠ける」ことが、アメリカでは個人の良心の呵責だけで済むのに対して、ソ連では個人を監視している国から咎めがある、という違いがあるだけのように見えます。
これは国の成り立ちの違いによるもので、「個人が国に監視されるのを許すかどうか」、ということでしょうか。
9.11以降、FBIが米国民を監視しているというのが話題になっていますが、当時のソ連では「絶対に異論を認めなかった」ようで、まるで今の中国・韓国とそっくりだと思いませんか。
中国共産党〔1921年結党〕が中華人民共和国を建国〔1949年〕
このことを知っているなら、中国人は今もなお、すべて中国共産党に監視されているという点で、当時のソ連とまったく同じだと言えます。
現代社会で私たちは、これらのことをよく理解した上で中国人を見ないと、本音を把握できないでしょう。
アメリカではあり得ないのかも知れませんが、「中国人がインタビューなどで本音を言えば、必ず中国共産党からの制裁がある」とみておいたほうがいいのです。
これは北朝鮮の軍事パレードを撮影した西側の報道映像を見た北朝鮮為政者が、「沿道で盛上がりをみせるような演技をしなかった自国民を摘発する」ことから、充分想像できるでしょう。
こういう点が、独裁国家であるロシア(旧ソ連)や中国が、アメリカと根本的に違うところでした。
さてさて、皆様はどう思われますか。