あつしが行く!!

日本共産党前福島県議会議員・長谷部あつしが日々の活動を綴ります。

『湯浅誠が語る「現代の貧困」』/「広がる穴」/悩ましい隣組の課題

2009年06月21日 | 日々の活動



『湯浅誠が語る「現代の貧困」』(新泉社)を読みました。

昨年11月に湯浅さんが大学生に向けて行なった講演と学生との対談、今年2月に金子勝・慶応大教授との対談を再現した本です。

貧困のひどい実態を告発し、その貧困を可視化し、ようやく「これはおかしい」と声をあげていける可能性が出てきているのが今であり、今後は、政治がからみ、マスコミも入ってくるなか、どううまく舵取りし、「おかしい」という声を形にできるかが問われてくる、という湯浅さんの認識に私はいたく共鳴します。

「穴が広がっていく以上、落ちる人は増えていく。それは落ちる人の問題ではなくて、穴の問題です」。

きょうは年に一回の昼食をはさんだ隣組の懇親会。

近くにできた公園の清掃・維持・管理の問題、高齢者世帯には負担になる「重い」古紙などのゴミ出しの問題、いっしょの生活圏なのに住所(町名)が違うために発生する問題など、なかなか悩ましい課題が共有されました。