さてさて、それでは九州レポのつづき。
大波止フェリーターミナルの食堂でお腹いっぱいになったあと、
わたしたちが向かったのが、今回の長崎訪問で行きたかったもうひとつの場所。
フェリーターミナルにいちばん近い「大波止」バス停から、長崎バスに乗って途中下車したのが、
こちらのバス停。「あくのうら」と読みます。
「三菱通り」という名が付いた通りに面しているこのバス停から、少し戻ること1分ほど、
いよいよ目的地に到着です。その場所というのが、
ここ。三菱重工業長崎造船所史料館。
実はずいぶん前からこの建物に興味があって、いつか行ってみたいと思ってたんですよねー。
ものすごい強い日差しの中、入口で見学許可をいただき、いざ入館です。
とても立派な赤レンガの壁づたいに歩いていくと、巨大なタービンロータに出迎えられながら、
史料館の入口にたどり着きました。いやぁ、真っ青な空と白い雲に赤レンガが映えます。
この建物、明治31年に建てられたものだそうですよ。
三菱重工発祥の地の建物としては、現存する最も古いものだそうです。
元々は、鋳物工場併設の「木型場」として建設されたもので、
昭和60年に史料館として使われるようになったんだとか。
戦争の空襲や原爆の爆風にも耐えたこの建物に、歴史の重みを感じます。
史料館の中はとても広くて、ここ三菱で造られた機械や、船の写真など、
貴重なものがたくさん展示されてました。岩崎家の家系図や歴史などもあったし。
「龍馬伝」をチラッと見てたから、興味深いものがありました。
この長崎造船所で造られた船のほとんどの史料があったと思いますが、
その中のひとつ、この造船所の曳船として活躍した「真名鶴丸」の銘板。
なんと、竣工が大正4年!そして廃船になったのが昭和53年!!
64年に渡る活躍だったそうです。船ってそんなに長い間がんばれるんだなぁ、っていうのが素直な感想。
暑さでフラフラしながら、ありとあらゆる展示物を見てたんですけど、
中でもちょっと気になる存在だったのが、いちばん奥にあったこちらのクレーン、
東京石川島造船所製造のもので、大正4年製。
さっきの真名鶴丸といい、大正初期のものを目の前で見るって、なかなかできませんよね。
でも、この建物自体も明治のものなんだもんね。タイムスリップにも程がある(笑)。
これを使って、たくさんの船や機械を造り上げてきたんですね。
軍艦島といい、普段なかなか見ることができないものをたくさん見れて、
ちょっと知恵熱出しながら(笑)、長崎駅へと戻ります。
バス停に向かって歩いてる途中、道から入ったところに長く伸びる階段を発見。
というか、こういう脇道が普通にあちこちにあるんですよね。
これもまた、なかなか見れない光景だけに新鮮そのもの。
あまりにも素敵な階段だったので、思わず上がっていきたくなりました(笑)。
帰りはこちらの「飽の浦神社前」バス停から乗車。
この、ちょっと路面電車の電停っぽい感じがツボでした♪
もうひとつツボだったことといえば、バスが長崎駅方面へ右折したとき、
何の気なしに、いま来た方向へ向かう左折レーンを見たところ、
交差点を先頭に、8台連続でバス(笑)。バス8台だんごって!!どんだけバス王国!!(好)
前々から感じてはいましたが、改めて気付いたけど意外と長崎ってバス王国ですよねー。
乗りもの好きとしては、やっぱりたまらない街なのでした☆(話がちょっとズレた)
「その7」へつづく。
レンガ造りの建物、とっても素敵でしたよ~。
建物だけでなく、周りを囲う塀もレンガでかっこよかったです。
史料館の中もたくさんの展示物があって、
けっこう楽しめました!長崎へ行く機会があったらぜひぜひ♪
そっかー、そんな資料館があったんですね。
レンガの建物も素敵だし、興味津々。