はるかのひとりごち。

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長崎の旅その4:上五島の教会

2004年11月14日 13時45分36秒 | たびろぐ九州。
今回の旅の大きな目的のひとつは、上五島へ渡ることでした。
五島列島には全部で50もの素敵な教会があります。
時間に限りがあって、それほど回れませんでしたが、
上五島で訪れた教会を紹介します。



有川郷(旧有川町)にある「頭ヶ島(かしらがしま)教会」。
上五島空港のそばに位置し、立派な石造りの外観の教会です。



教会堂の中です。天井や壁に白椿の装飾が飾られ、
「花の御堂」とよばれているそう。
五島は椿の代表的な地域なので、こうした装飾が多いんだそうです。




青方郷(旧上五島町)にある「青砂ヶ浦(あおさがうら)教会」。
榎津郷(旧新魚目町)との境の高台にある教会で、ここから見下ろす奈摩湾は絶景。
レンガ造りの素敵な教会です。



教会堂の中の柱は木でできていましたが、
すごいのは弧を描いている細い柱たち。本当に見事でした。




若松郷(旧若松町)にある「中ノ浦(なかのうら)教会」。
国道384号を青方から奈良尾港へ向かう途中に見えてきます。
真っ白い壁がひときわ目を引く教会で、思わず足を止めました。



教会堂の中。こちらには赤い椿の装飾が飾られていて、
ステンドガラスにも描かれていました。
とても可愛らしい教会です。


きれいで可愛い教会ですが、キリシタン弾圧の悲しい歴史もあり、
ただただ観光として回るという意識ではなかったのも事実です。
そして、いまもこうして教会堂を守りつづけている地元の教徒の方には、
無宗教で何も知らずに見ているものとして、頭が下がる思いです。
他にもたくさんの教会がありますが、次に行くときのために、
カクレキリシタンの歴史を少しでも知りたいなと思っています。

<追記>
今年8月に、若松町・上五島町・新魚目町・有川町・奈良尾町は、
合併して「新上五島町」となりました。
最初に合併前の町名を書いちゃったので、訂正しておきました。ごめんなさい。
jyorujyoさん、お知らせくださってありがとうございます~(^o^)/

「その5」へつづく~♪