Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

きょうでした!

2008年09月10日 10時05分22秒 | Weblog
新刊「フルートで奏でる12のポピュラースタンダード」大久保はるか編 ですが、本日(2008.9.10)発売です

私の元には数日前に送られてきたので、てっきりもう発売されたものかと勘違いしてました。奥付け(本の最終ページ)をみたら日付が今日だった!

くどくどと表紙画像を貼り付けました。別にねらったわけじゃないけど、高級イングリッシュティー飲んでるみたいなおしゃれな表紙。気に入っています。

今回の私、けっこうなアレンジャーなのだ。クラシックの譜面みたいにソロの部分もぜーんぶ書き譜にしています。そのまま演奏すれば品よく1曲としてまとまるように書いています。

チケット

2008年09月09日 08時48分11秒 | Weblog
ジョアン・ジルベルトのチケット購入しました。
3日のパシフィコ横浜に行くことにした。

映画「This Is Bossa Nova」のなかで「みんなそれぞれのスタイルでボサノヴァを演奏してるけど、共通なのはみんなジョアンを尊敬している、というところなんだよ」と言った人がいた。

んだ、んだっ!


採用されるかなあ・・

2008年09月08日 10時21分04秒 | Weblog
以下日本フルート協会の会報あてに送った原稿です。長いです。まじめくさってます↓

第6回 イギリスフルートコンヴェンションに参加して
大久保はるか (No.5357)

2008年8月21日から24日までの4日間、イギリス マンチェスターにある音楽大学 Royal Northern College of Music (英国・北王立音楽院) 構内にて、イギリスフルート協会主催 Sixth International Convention (第6回 インターナショナルコンヴェンション) が開催されました。今回私は大変光栄なことにアーティストとして公式招待され、演奏および公開レッスンを行いました。私のイギリス留学時代の恩師トレヴァー・ワイ先生は、近年の私の仕事であるボサノヴァの楽譜やCDに大変高い評価をくださっていて、是非一度イギリスのコンヴェンションで生の演奏を、とのオファーを頂いたのです。

大学はロンドンから北へ約300キロに位置し、敷地内にはオペラハウス、リサイタルホール、スタジオ、バー、宿泊施設などすべて整ったとても素晴らしい環境にありました。今年はイギリスフルート協会創立25周年ということで参加者全員に記念の置時計が配られた他、招待アーティスト限定品と称し、立派な趣のある手帳を頂きました。

期間内はリサイタルとマスタークラスの嵐。朝7時から夜11時すぎまで、実にさまざまなイベントが同時間帯にひっきりなしに行われているので、見学者はその選択に困るほどです。ソリストにはウィリアム・ベネット、シャロン・ベザリー、デニス・ブリアコフ、ミシェル・ドゥボスト、ティモシー・ハッチンズ、バルトルド・クイケン、イアン・クラーク、ロバート・ディック各氏などなど。グループでの演奏者を含めるとその数70組以上。マスタークラスは朝のウォームアップクラス、ソリストとのトーククラス、アルトフルート、ピッコロ、バスフルートなどの各シンポジウム、ヨガによるリラクゼーションテクニックなど盛りだくさん。

22日夜、ソリストのみが集まるレセプションがあり、上述の各氏らがお酒を片手に親交を深めていく中、とても流麗な日本語で私に話しかけてくださったのはアメリカ人尺八奏者のエリザベス・ベネット氏 (ウィリアム・ベネット氏と血縁関係はないそうです)。彼女はいわゆるヨーロピアンフルートの経験はなく、幼い頃偶然聞いた尺八の音色に魅せられて、ついにはプロとなったそうです。アメリカ人で尺八を奏する彼女、かたや日本人でありながらヨーロピアンフルートでブラジルポピュラー音楽を演奏する私。どことはなく環境が似ている気がしてとても話がはずみました。

23日夜、校内のバーにてボサノヴァの演奏を行いました。ギター伴奏は私が出版したCD付楽譜集の演奏で大変お世話になっている加々美淳氏。今回バーでの演奏ということなので、いつもより少しアップテンポで爽快なかんじに仕上げました。曲目はイパネマの娘、Wave、おいしい水、ワン・ノート・サンバ、デザフィナード、黒いオルフェ、オルフェのサンバ、コルコヴァードなど。演奏を始めるやいなや、なんとミシェル・ドゥボスト氏が前にいらっしゃり、曲に合わせて楽しそうに踊ってくださっています!するとすかさずBFSスタッフカメラマン達が彼の元に一斉に群がり、踊るドゥボスト氏の映像をカメラにとらえていました。

24日昼すぎより、公開レッスン How to play bossa nova, improvise and play jazz を行いました。アドリブビギナーのために最初のきっかけを与えるような授業をして欲しい、との依頼を受け臨んだ50分授業。受講者は昨晩の私達の演奏を聞いて興味を抱いた様子で、約40人~50人程が集まりました。課題曲として「黒いオルフェ」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」の2曲を用意し、その場で挑戦者を募ったところ、思いのほかみなさん積極的に手を挙げてくださり、とても充実したレッスンとなりました。世界的にみても、ポピュラー・ジャズ系のフルート教本の類は、まだまだ充実しているとはいえない現状において、「これから勉強したいのだけれども、どのように練習すれば良いのか」「いわゆるモードについて、どう理解すればよいのか」といった質問も出ました。これからポピュラー音楽を極めていきたい、という方に対するアドヴァイスとしては、コードネームを読む練習と、教会旋法 (Church Modes) を含めたジャズ理論を勉強すると良い、と言って、皆様に大きな拍手を頂きつつ大成功のうちに終了しましたことをご報告いたします。

最終日夜、再びバーにて演奏。Bar Jazz with Lulu and Jun Kagami, guitar とタイトルが付いていたこともあって、この日はジャズ系の曲を多く演奏しました (私は向こうでは Lulu という愛称で呼ばれています)。この日のプログラムの中にどうしても入れたかったのは、ジャズ・サックス奏者ベニー・ゴルソンの書いた名曲 I Remember Clifford (クリフォードの思い出)。この曲は彼の友人であるジャズ・トランペッター、クリフォード・ブラウンが亡くなった時に彼を偲んで書かれた曲です。ウィリアム・ベネット氏やトレヴァー・ワイ氏のピアノ伴奏者として、またソリストとして長年ご活躍したクリフォード・ベンソン氏が昨年若くしてお亡くなりになり、彼を追悼する意味を込めてどうしても演奏したかったのです。

この曲を演奏する時だけは周りに静かなシチュエーションを必要としたため、事前にトレヴァー先生に頼んで一言皆の前でコメントしてもらい、静寂な環境を整えて頂きました。演奏が終わるとW・ベネット氏が私のところにいらしゃり、 「君のそのソロ、書いてるの?インプロ(アドリブ)なの?」 と聞かれたので 「インプロです」 とお答えしたら 「Beautiful! クリフォードも (天国で) きっと喜んでいると思うよ」 とおっしゃいました。トレヴァー先生にも強くハグして頂き、後のメールで 「クリフォードの曲ありがとう。泣かされたよ・・・」 とのコメントを頂きました。

今回アーティストとしての参加だったため、他のコンサートを聞きに行く時間があまりなかったのが残念でしたが、日本人フルートアンサンブル Concert Lumiere (コンセール・ルミエール) とW・ベネット氏の共演はスタンディングオベーションが出る位の大盛況でしたし、バルトルド・クイケン氏のトラベルソ・ソロリサイタルにはしみじみと感動、ミシェル・ドゥボスト氏のリサイタル&トークでは彼のちゃめっけのある一面も垣間見ることができて、とても楽しめました。 (いやあ、僕はかれこれ65年もフルートをやっていてね・・まったくひどいもんだよ、などと冗談交じりに語り会場を沸かせていました)

コンヴェンションは数多くのボランティアスタッフに支えられ、運営されているように見受けられました。特に大学正門入り口のレセプションデスクでは、我々外国人アーティストに対するきめの細かいご配慮をして頂き、とても感謝しています。

マンチェスターは今回が初めての訪問となったのですが、市全体がひとつの学園都市のようになっていて、マンチェスター大学をはじめ周囲にあるいくつもの大学がどこかインテリジェンスあふれる雰囲気をかもし出しています。古くて美しい彫刻が施された大きな教会、タウンホール (市役所) を中心とした町並み、中世から存在していたかのようなたたずまいのパブ (バー)、またこの地には多くの外国人も住んでいるようで、近くには中華街やインド人街もあり、中華料理やインドカレーなども堪能しました。また是非訪れたいと感じられるその場所にて演奏できたことに大変な喜びを感じています。

写真:トレヴァー・ワイ氏と筆者


ギター

2008年09月07日 09時32分15秒 | Weblog
イギリスで行った公開レッスン中にも話した話ですが、私はかつてジャズスクールに通ったことがあり、私の先生はサックスの先生だったりしたこともあった。

この話をするとたいていみんな、「まじ?」という顔をされる。それはイギリスでも同じだった。

「(ジャズやるのに)楽器は関係ないんだよ」と先生に言われた本当の意味を、年を追うごとに深くかみしめている。

今私がやっているのは、いわゆるリアルジャズとはかなりかけ離れてはいるものの、やはり、つながっている部分はつながっているわけであって、自分の今までの歴史は大切にしようと思う。

ということで、今日はなんとギターの方にレッスンを行います・・一大奮起して、自分もギターで Minor Pentatonic Scale と Major Pentatonic Scaleの練習を試みる・・ひゃっ、むずい!指いたい!(笑)

発売しました

2008年09月06日 21時44分19秒 | Weblog
昨日ジンクのセッションに参加した方々、お疲れさまでした。ここにきてまだ時差ボケをかましている私のゆるーい仕切りにお付き合いいただきまして光栄です。次回は12月21日(日)17:00~20:00 浅草ジンクに決定いたしました。皆様ふるってご参加ください。

そして!私の新刊発売しました!画像はこれです↑
「フルートで奏でる12のポピュラースタンダード」大久保はるか編 中央アート出版社 3360円(税込)CD付(模範演奏&ミュージックマイナスワン)

CD演奏:大久保はるか(Fl)+加々美淳(Gt)+アレシャンドレ・オザキ(Ds)

収録曲:ムーンリバー/アマポーラ/星に願いを/枯葉/私のお気に入り/シェルブールの雨傘/You Are TheSunshine Of My Life/Lovin' You/パリの空の下/ナイト・バーズ/Mr.サマータイム/アメイジング・グレイス/

楽器店、書店など楽譜売り場でのぞいてみてくださいね~今回ももちろん売れ線狙ってマス!!

ジンクでお会いしましょう

2008年09月05日 10時01分16秒 | Weblog
さてさて、今日はわたくし主宰のブラジルポピュラー音楽セッションデー!

場所:浅草ジンク。(浅草雷門前。ウスイビル8階。みはらし最高!19:30~22:30まで。オンタイムで開始~終了)http://www.gamma-music.net/zinc/

ボサノヴァ・サンバなどお好きな方でしたら、お気軽にのぞいてみてくださいね。長岡敬二郎氏&加々美淳氏によるリズム講座付きです。このお二人の組み合わせ、強力です!!なにをかくそう、私めが一番勉強になってたりして・・目からウロコどころのハナシじゃありませぬ。

今度また来日するボサノヴァの神様ジョアンですが、彼の演奏と、淳氏の演奏って、もちろんスタイルは違うけど、根本のところで絶対つながっている!
と、ご本人に言ったら「・・いやあ、光栄です」
だから私は(大変不幸なことに!)彼から離れられないのよう~

明日も大忙し

2008年09月04日 11時44分39秒 | Weblog
昨日関内ファーラウトにお越しの皆様、ありがとうございました。ソニア(Vo)のお客様を中心に、いつもあたたかく盛り上がりますね~
まだ未確定ですが、次回は12月5日(金)にありえないぐらいのすごいゲストをブラジルから!招いてのライヴとなりそうです。確定したらきちんと発表いたします~

そして明日(9月5日金)は、わたくし名義のブラジルセッションデー@浅草ジンク!お客様もお気軽にご参加いただけます。

セッションリーダーグループ;
大久保はるか(Fl)+加々美淳(Gt)+長岡敬二郎(Per)
フライヤーはこちらです↓
http://www.haruka-okubo.com/zinc_live_chirashi.html

フライヤーに写真掲載のケペルさんは都合によりご参加いただけなくなってしまいました・・残念です・・その分長岡さん&加々美さんにはがんばっていただきとうございます。
セッションに関するお問い合わせは私まで、お気軽にメールくださいね~ではでは明日お会いしましょう!!

今日はライヴ

2008年09月03日 08時18分10秒 | Weblog
今日(9月3日)はライヴです。ひさしぶりの関内ファーラウト。

メンバー;ソニア(Vo)+加々美淳(Gt)+大久保はるか(Fl)

なんだかここにきてまだ時差ボケ・・とんでもない時間帯に急に眠くなる・・と思うととんでもない時間帯に急におなかがすいて起きてしまう・・世界を相手に演奏活動しているプレーヤー達ってえらいなあ、とつくづく思う。もうこれはスポーツ選手の体力勝負みたいなもんだね。

更新

2008年09月02日 08時40分31秒 | Weblog
わたしが海外遠征でいささか気持ちが浮ついていた間にも、色々と物事は進んでいた・・

おかげさまで「ボサノヴァフルートVol.2」大久保はるか編 が完売し、改訂新版としてリニューアル発売(2008.8.25.発売)されました。収録曲12曲分すべての模範演奏&マイナスワンCD付です。

10月分スケジュール更新しました、こちらです↓
http://www.haruka-okubo.com/Live_Performance2.html





食い意地の話

2008年09月01日 12時50分08秒 | Weblog
わたしもオオサマもかなり食い意地が張っているので、現地では毎日朝っぱらから「今日、何を食べるか」ミーティングを行っていた。

マンチェスターは外国人が多く住む市で、近くには中華街、インド人街などもある。絶対行くべし!行くべし!でも、いつ、どこへ?という議論で盛り上がっていた。

結果:
その1.
学校の近くの「UMAMI」とかいう名前の中華屋&和食もどき屋。(店内に、う・ま・みー!とか一文字一文字でっかく書かれた看板アリ。)ギョーザはけっこうおいしい。淳さんがオーダーしたカツカレー!はハズレ。箸袋には「Royal Host」の印刷がっ・・
その2.
インド人街にある本場インドカレーバイキングの店。大当たり!超うまい!別オーダーのオレンジジュースだけはハズれた。
その3.
タウンホール(市役所)近くの小ぎれいなタイ料理のお店。おいしーーー!
その4.
インド人街入り口近くの深夜営業アリの中華料理屋。メニューは豊富だがよくわからず、チンジャオロースをオーダーしたかった私は四苦八苦。「チーン・ジャオ・ろー・すーうっ」とか言ってみたが中国人ウエイトレスには通じず(笑)最後は「えっと、肉とピーマンをオイスターソースで炒めたヤツ」と言ったら、それらしきものが出てきた
その5.
これまたタウンホール近くの川沿いにある超おしゃれなイタリアン。スパゲティボロネーゼをオーダー。めっちゃうまい!
その6.
コンヴェンションスタッフが絶賛する「ダーバー」という名前のインド料理。これが、さすが、すっごいおいしかった!
その7.
ロンドンでダーリン大久保と行ったモロッコ料理!の店。冒険でしたがおいしかった!
その8.
パブのフィッシュ&チップス。近年イギリス伝統料理のレベルは著しく上昇している模様。意外なことに(笑)おいしかった!
その9.
帰りの空港内にあったバブにてイギリス料理ミートパイをオーダー。これも超意外なことに大当たり!!えー、おかしいなー、なんでイギリス料理がおいしい?みたいな(失敬)