Look To The Sky

フルーティスト大久保はるかのブログです

昨日は

2016年03月24日 11時34分27秒 | Weblog

昨日は母の通院の付添で病院へ行ったら、初診と思われる大変な老齢女性(車イスに乗った両腕で天井を仰ぎ、大きな声で「兄ちゃん、どこだ?」とだけ、再三再度叫び続ける。あまりよく目が見えていないようにも見受けられた)がいらっしゃり、母の血圧、体温測定の順番を譲渡。

そこで驚くべき光景が。

血圧測定の部屋の前で患者さんを待っていた筈のご家族3名の方(60代位の女性2人、とその娘さん?30代位。)は、誰も患者さんに近づこうともしない。患者さんに声の一言もかけようとはしない。ただただ固まっている。私ら他人が初めて大変な患者さんを目にした時の反応と同じような反応を示していたのだ。

どういうことなんだろう?と思った。その後移動の際あまりにも暴れるので看護師さんが同僚に「ちょっと、ご家族方呼んできて!」と叫ぶ。すると別の看護師さん「(付添の方は)ご家族じゃないんですよ!」

後に家族面談室に入っていかれたのは、上質なスーツ姿の50代くらいの男性。結局付添は4名もいらっしゃり、誰もご家族ではないのか・・・・遠いご親戚か何かなのだろうか・・・・

高級スーツ姿の男性の後ろ姿と、患者さんのあまりにもボロボロなパジャマ姿の落差に、涙が出てきてしまった。