アレクサンダーテクニーク 個人９３回目

【ぐんにゃりしている時】

レッスンには毎回欠かさず持参するフルートだが、この日はよっぽど家に置いて出ようか、と迷った。

だってー、先日の発表会講師演奏以来、練習サボってんだもーんっ・・・・

まーた先生には私のいつものサボり癖の話をせねばならんのか、とも思うと、ますます気が重い。でもさ、仮に「そんなこんなで楽器、今日家に置いてきちゃいました！」とかって長々と説明つけるのも、益々かったるいので、一応楽器は持って行くかって感じで家を出る。こういう日は、持ち運び便利な軽い楽器を選択してよかったな、と思ったりもする。

●ぐんにゃり理由１
単純に発表会を無事遂行できてホッとして休み過ぎた（苦笑）

●ぐんにゃり理由２
ここ数日の間に、ライヴの予定が２つ、バタバタと決まった。最近は自身がバンドマスターのライヴ中心になってきているので、バンマスとしてやる事務仕事が多く、それらに追われていた。

●ぐんにゃり理由３
毎年３月に頼まれていた短期ＯＬバイトが、今年はバイトを頼む程忙しくない、との理由でキャンセルになった。「よし、３月は９時５時のＯＬ生活だ！」と気合を入れていたのが急にナシと言われ、ぐんにゃりした。


びっくりしたのが、この日行ったワークとしては、壁を背に立って軽いスクワットをするような動き、仰向けに横たわって片足ずつ平泳ぎするみたいな動き、イスの背に手を置くワーク、など、レッスンではお馴染みのワークばかり。

自分のイメージの中でのアレクサンダーテクニークとは、練習のしすぎ、仕事のしすぎ、がんばりすぎでこりかたまった筋肉の緊張をほぐすためのもの。サボリ癖がついたぐんにゃりちゃんには無用の長物なんじゃないかと思ってたのですが・・・

「ぐんにゃりおサボリモード」でも「ちゃんと汗水たらして働いてますモード」でも、行うワークが同じってどういうことなんだろう？

先生「例えば、肩をグタっと落とすようにぐんにゃりとすわっている人いますよね。ご本人としてはそれで完全に力を抜いて休んでいるつもりかもしれませんが、現実はそうとも言い切れません。グタっと休めている筋肉がある分、そのことによって必要以上に緊張させている他の筋肉もあるからです。」

私「そうなんですね。実際、今日の私はグダっとはしているけど体調自体は悪くない気でいましたが、会場までの急な坂道がいつもの倍以上に辛く、足が前に出ない感じで重かったです。ワークを行って急に身体が軽くなったような気がしたので、どこか凝り固まっていた部分があった、ということなんでしょうね。」