都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「#005 心ここにあらず 藤原彩人」 3331 Gallery
3331 Gallery(千代田区外神田6丁目11-14)
「#005 心ここにあらず 藤原彩人」
1/8-2/7
3331 Galleryで開催中の藤原彩人展へ行って来ました。
作家、藤原彩人のプロフィールについては同画廊WEBサイトをご覧下さい。
#005 心ここにあらず | 藤原彩人@3331 Gallery
2009年のDOMANIの展示をご記憶の方も多いのではないでしょうか。新美の広大なホワイトキューブのスケール感に相応しい大作のレリーフ群は圧巻でした。
さて今回は3331の一角の小さなスペースでの展示ということで、2メートルほどのレリーフ2点と1メートル弱の人物像数点、また約5センチほどの小さな胸像十数点が並ぶコンパクトな構成となっています。
人物像は等身大よりかなり小ぶりです。すらりとした体躯をはじめ、銀や金のラインも入るピッチリと着たシャツなどの格好はどこかスタイリッシュで、その半開きの口元やぼんやりとした目線は、まさに今時云々として語られるような若者像を描き出していました。
一方での小品の胸像は老若男女を問いません。先の人物像よりもさらにデフォルメしたような姿はどれも飄々としていて、ズラリと横一列に並ぶ様子を見ると例えば電車の中で座る人々などのイメージも浮かび上がってきます。
しかしながらやはり見るべきは、作家が追求し続けている陶芸と彫刻の合わさった質感表現にあるのかもしれません。
胸像はどちらかと言うと陶の質感が強く出ていますが、人物像ではその表面に彫りの痕跡を残したようなざらっとした質感を確認することが出来ます。その曖昧な感触は作品の持ち味と化していました。
DOMANI2009での展示。写真は内覧時に許可を得て撮影しました。
2月7日まで開催されています。
*開廊日時:水~月(火休) 12:00~19:00
「#005 心ここにあらず 藤原彩人」
1/8-2/7
3331 Galleryで開催中の藤原彩人展へ行って来ました。
作家、藤原彩人のプロフィールについては同画廊WEBサイトをご覧下さい。
#005 心ここにあらず | 藤原彩人@3331 Gallery
2009年のDOMANIの展示をご記憶の方も多いのではないでしょうか。新美の広大なホワイトキューブのスケール感に相応しい大作のレリーフ群は圧巻でした。
さて今回は3331の一角の小さなスペースでの展示ということで、2メートルほどのレリーフ2点と1メートル弱の人物像数点、また約5センチほどの小さな胸像十数点が並ぶコンパクトな構成となっています。
人物像は等身大よりかなり小ぶりです。すらりとした体躯をはじめ、銀や金のラインも入るピッチリと着たシャツなどの格好はどこかスタイリッシュで、その半開きの口元やぼんやりとした目線は、まさに今時云々として語られるような若者像を描き出していました。
一方での小品の胸像は老若男女を問いません。先の人物像よりもさらにデフォルメしたような姿はどれも飄々としていて、ズラリと横一列に並ぶ様子を見ると例えば電車の中で座る人々などのイメージも浮かび上がってきます。
しかしながらやはり見るべきは、作家が追求し続けている陶芸と彫刻の合わさった質感表現にあるのかもしれません。
胸像はどちらかと言うと陶の質感が強く出ていますが、人物像ではその表面に彫りの痕跡を残したようなざらっとした質感を確認することが出来ます。その曖昧な感触は作品の持ち味と化していました。
DOMANI2009での展示。写真は内覧時に許可を得て撮影しました。
2月7日まで開催されています。
*開廊日時:水~月(火休) 12:00~19:00
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