都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「見るまえに跳べ」 3331 Arts Chiyoda
3331 Arts Chiyoda(千代田区外神田6-11-14)
「開館記念展 第1弾 見るまえに跳べ」
3/14-4/11

新スペースの一部開業を記念し、「アートと地域を結ぶことを目的とした6つのアートプロジェクト」(展覧会HPより引用)を紹介します。3331 Arts Chiyodaで開催中の「開館記念展 第1弾 見るまえに跳べ」へ行ってきました。
なお「3331」については公式HPに説明があります。それによれば旧中学校跡地を用いて「新しいアートの形をつくる」ために展開する、「21世紀型オルタナティブ・アートスペース」だそうです。
3331について@3331 Arts Chiyoda
しかしながらその謎めいたネーミングが江戸の一本締めに由来しているとは知りませんでした。
また本展の出品作家を同じく公式HPより転載します。
日比野克彦(アーティスト)
藤浩志(美術家)
八谷P & 中川基・荻野剛・鈴木ヒロシ(化学者/技術者/Maker)
ゼロダテ アートプロジェクト(秋田県大館市)
アーティスト・イニシアティブ・コマンドN
王俊傑(アーティスト/台湾)
スペースのお披露目展ということもあってか、まとまりのある展示ではありませんでしたが、以下に印象に残ったものの感想を簡単に挙げてみました。(会場写真はアキバ総研に多く掲載されています。)
・ゼロダテ アートプロジェクト
いわゆる「シャッター街」と化した秋田県大館市の商店街再生プロジェクトを紹介。クリエーターとの共同作業によって当地の名産に由来する商品を開発、提案する。麦わら帽子から、時にカラフルな色のバケツなど、生活にも身近な商品が比較的安価に売られていた。木製の花などプレゼントにも良いかもしれない。なお入口横のスペースでは大館の倒産した百貨店、「正札竹村」の直径4mにも及ぶ巨大な屋外看板も展示されていた。

・八谷P & 中川基・荻野剛・鈴木ヒロシ
昔なつかしい実験工作を思わせるような機械的なオブジェを紹介。効率化の元にそがれた機械の思いもかけない遊び心を引き出す。科学とアートの間を器用に提示していた。

・藤浩志
言わば出品作家の中でも最もまとまっていたインスタレーション。カラフルなおもちゃの大群がホワイトキューブを埋め尽くす。おもちゃの怪獣は見る者を威嚇していた。
面白い作品があったのは事実ですが、直感的に言ってしまうと、全体として入場料の800円に見合う展示とはとても思えませんでした。ただ3331では単に作品を見ることよりも、そこに参画し、またアートを介して様々な人やモノとの交流を楽しむべきものかもしれません。とすると、展示一つを取り上げて云々するのはナンセンスかもしれないと思いました。
なお3331のグランドオープンは6月に予定されています。その際はカフェの他、ギャラリーなども出来るそうです。
4月11日まで開催されています。
「開館記念展 第1弾 見るまえに跳べ」
3/14-4/11

新スペースの一部開業を記念し、「アートと地域を結ぶことを目的とした6つのアートプロジェクト」(展覧会HPより引用)を紹介します。3331 Arts Chiyodaで開催中の「開館記念展 第1弾 見るまえに跳べ」へ行ってきました。
なお「3331」については公式HPに説明があります。それによれば旧中学校跡地を用いて「新しいアートの形をつくる」ために展開する、「21世紀型オルタナティブ・アートスペース」だそうです。
3331について@3331 Arts Chiyoda
しかしながらその謎めいたネーミングが江戸の一本締めに由来しているとは知りませんでした。
また本展の出品作家を同じく公式HPより転載します。
日比野克彦(アーティスト)
藤浩志(美術家)
八谷P & 中川基・荻野剛・鈴木ヒロシ(化学者/技術者/Maker)
ゼロダテ アートプロジェクト(秋田県大館市)
アーティスト・イニシアティブ・コマンドN
王俊傑(アーティスト/台湾)
スペースのお披露目展ということもあってか、まとまりのある展示ではありませんでしたが、以下に印象に残ったものの感想を簡単に挙げてみました。(会場写真はアキバ総研に多く掲載されています。)
・ゼロダテ アートプロジェクト
いわゆる「シャッター街」と化した秋田県大館市の商店街再生プロジェクトを紹介。クリエーターとの共同作業によって当地の名産に由来する商品を開発、提案する。麦わら帽子から、時にカラフルな色のバケツなど、生活にも身近な商品が比較的安価に売られていた。木製の花などプレゼントにも良いかもしれない。なお入口横のスペースでは大館の倒産した百貨店、「正札竹村」の直径4mにも及ぶ巨大な屋外看板も展示されていた。

・八谷P & 中川基・荻野剛・鈴木ヒロシ
昔なつかしい実験工作を思わせるような機械的なオブジェを紹介。効率化の元にそがれた機械の思いもかけない遊び心を引き出す。科学とアートの間を器用に提示していた。

・藤浩志
言わば出品作家の中でも最もまとまっていたインスタレーション。カラフルなおもちゃの大群がホワイトキューブを埋め尽くす。おもちゃの怪獣は見る者を威嚇していた。
面白い作品があったのは事実ですが、直感的に言ってしまうと、全体として入場料の800円に見合う展示とはとても思えませんでした。ただ3331では単に作品を見ることよりも、そこに参画し、またアートを介して様々な人やモノとの交流を楽しむべきものかもしれません。とすると、展示一つを取り上げて云々するのはナンセンスかもしれないと思いました。
なお3331のグランドオープンは6月に予定されています。その際はカフェの他、ギャラリーなども出来るそうです。
4月11日まで開催されています。
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