北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

マカオ旅その1 国境を超えるまでのなが~い半日の巻

2012-12-10 19:31:30 | 中国国内旅行 2012.12 マカオ

週末マカオ旅行のお話を・・・。

 

朝7:00。

 

 

 

北京空港から出発。

オンラインチェックインを済ませていたのだけど、マイルの登録をしていなかったのでカウンターへ。

「マイル、登録してくださいな」とお願いしたら、カウンターのねーちゃん、無言でカードを受け取り、無言で処理、さくっと終了。

 

 

 

・・・・・ほんまに登録できてるんかいな?

 

 

と不安だったので確認したところ、その時ねーちゃんはというと何やら携帯でおしゃべり中で、目だけでうんうんと私にうなづく始末。

 

 

 

やれやれと・・・と安全検査に向かうと今度は、検査担当のにーちゃんがやたらヒステリックなのがいただけない。

並ぶ人並ぶ人片っ端から何かしら怒られていて、私も当然「早くコートを置いてよっ!!!」と悲鳴をあげられた。

(見た目はにーちゃんなのだけど、ひっくり返った悲鳴は完全にねーちゃんだった)

 

 

 

飛行機に乗ったら乗ったで、CAが超怖い。

機内食を選ぶ時もビシバシ口調で「粥!? それとも洋食!?」とたたみかけてくる。

それならばこっちも負けないぞ~と、

 

 

「おかゆ~!!!」

 

 

 

と元気にお願いした次の瞬間、隣に座ってた女の子が

 

 

 

「お粥ってどんなお粥なん?」

 

 

 

と割り込んできて、更にCAからお粥の内容を聞くと、

 

 

「それやったら洋食にするわ」

 

 

と洋食に落ち着いた。

で、そのバタバタで私の元気なお返事「おかゆ~!」は、完全にCAの頭の隅っこの更に彼方に吹っ飛んでしまったようで、いざ食べようとアルミホイルのカバーを開けたら。

 

 

 

 

 

洋食だった。

 

 

しかも、油ぎっとぎと。 朝から食えるか。

 

 

 

CA、そして隣のねーちゃん。 

私のお粥を返せ~!!! 

 

 

 

とまあ、なんだかな~の旅の始まりなのですが、これがザ・中国国内旅行の醍醐味!なのであります。

 

 

 

 

さて、北京-珠海空港は3時間ちょっとのフライト。11:30に時間通り到着したら12:00の国境行きのバスに乗れるな~っと思っていたら。

 

 

 

飛行機、着いたの12:00。 バス、乗れませんがな・・・。

 

 

 

拱北(ごんべい)国境行きのバスは1時間に1本。1時間待ちか~と、とりあえずバスチケット売り場へ向かい、次の国境行きのバスは何時?と聞くと。

 

 

 

「12:20」

 

 

 

・・・・・へ!?

値段も当初予定してたバスと同じ、そしてほんまに国境に行くんかと確認するとそうだと言うので12:20のバスを購入。

が、チケット代わりの領収書を見て、?????。

 

 

 

『珠海空港-香州』

 

 

 

・・・って、どこにも『拱北』って文字がないぞ。

 

慌てて確認すると、どうやら拱北を経由するらしい。

ということは、どこかで降りなければならないということなんだけど、じゃあその停留所はと聞いても名前聞いたところでさっぱりわからん。

 

 

そこで、プリントアウトしてきた国境付近の地図を見せてどのへんか聞いてみたら。

 

 

 

矢印のあたりに停まるらしい。

 

 

 

・・・めっちゃアバウト。

ちなみに黄色で囲った場所が最初予定していたバスが停まるホテルなので、近くであることは間違いないらしい。

そうこうしているうちに。

 

 

 

バス、出発しまっせ~!と案内があったので、なんとかなるやろ!とバスに乗り込もうとすると、バスのスタッフにっこりと。

 

 

 

「頑張って!」

 

 

 

 

うん。有難う。頑張るわ。

 

でも、それ。

 

 

 

これから楽しいバカンスへ向かう客に言うセリフとちゃうよね?

 

 

 

 

さて。

バスです。

 

 

 

 

こんな小型のバス。

最初は結構空席があったので、ゆったり行けるかな・・・と思っていたら、走り出して10分ほどで次の停留所に到着。

そこは『吉林大学珠海学院』。

ここで学生たちが乗り込んできて、バスは大入満員。

 

 

 

スクールバスかっ。

 

 

 

それでは改めて、バス、しゅっぱ~つ!!!

 

 

 

 

ららら~

るるる~

 

 

 

 

ズンチャカズンチャカ

 

 

 

 

 

 

・・・・・なんで中国の長距離バスは、いっつも大音量で音楽ガンガンやねんっ!!!!!

 

 

 

いったい何番目のバス停で降りたらいいのか、そしてちゃんと国境でやっちゃんに会えるのか・・・。

静かに考えたいのに、大音量のずんちゃかミュージックのせいでまったく集中できひんっ!

 

 

 

はてさて私、無事にマカオに行けるのでしょうか・・・?

(ま、行けたんですけどね。 しかももう、帰って来てるんですけどね)

 

続きはまた今度。

 

 

バスにスーツケースを預けるのが不安だったので持ちこんだのですが、満員の車内で置く場所もなく、約1時間おもいっきり開脚状態でバスに揺られたのでした。



8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
コメント有難うございます! (かっちゃん)
2012-12-11 20:54:57
ふちゃみんさん

中国旅行は最後の最後まで気がぬけません・・・。

予定のバスと違うのにのった時点で、私自身ものすご~く嫌な予感というか、残念臭がプンプンしていたのですが、一応目的地に着き、ちゃんと北京に戻ってくられたことに感謝です!
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コメント有難うございます! (かっちゃん)
2012-12-11 20:53:42
王子のばあやさん

CAの中にはたま~に、ごくごくたま~~~に、にっこりしてくれる人もいるのだけど、それ以外はまるで命令口調ですもんね。


さすらいのギャンブラー!!
なんか、素敵なネーミングじゃないですかっ。
行くぜ、マカオ!って気合いが、体中からわらわらと出ていたのかも・・・。
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コメント有難うございます! (かっちゃん)
2012-12-11 20:51:08
平蔵さん

でしょ、でしょ~???
マカオに入った瞬間、なんかど~っと安堵と疲れが一気にやってきました。まる一日旅をしたかのような・・・(笑)

あの「頑張って!」はあながち的外れでもなかったんですね。
まあ、この国で笑顔で応援してくれるだけでも儲けもんって感じですが。
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コメント有難うございます! (かっちゃん)
2012-12-11 20:49:50
amesyoさん

鉄道に関して言えば、日本がきちんとしすぎているのかもしれませんね。
日本の常識を海外へ持ち込んではダメ!とわかっているのですが・・・。

何故か長距離バスに乗ると音楽がかかっていることが多いんです。
以前はそれに合わせて歌う皆さんもいて、それに比べたら今回は静かでましだったかも。
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Unknown (ふちゃみん)
2012-12-11 18:05:21
旦那様と会えたのがわかってても読んでるとドキドキするぅ~!!(笑)
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求む!優しいCA (王子のばあや)
2012-12-11 14:48:51
ほんとに ソチラの 空港及び飛行機内で
働く皆さんは、仏頂面且つ怖いのがデフォルト。
なぜなんでしょうねぇ?

いえいえ かっちゃんさん、コレは推測ですが
バスのスタッフさんの「頑張って!」は、多分
拱北目指す かっちゃんさんを「さすらいの
ギャンブラー」と勘違いしたのでは?
バスで国境超えてまでマカオに向かうなら
余程のバクチ好きと 思われたのかもしれませんぜ。
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はぁ~ (平蔵)
2012-12-11 11:24:28
途中っていうか、旅の入り口で
もう、ぐったり

『頑張って!』の意味が分かり過ぎるわ
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Unknown (amesyo)
2012-12-10 21:09:47
バスのアバウトは何処のお国も同じようですね・
大音量でって事は無いけど・・ス-ツケ-スを足元に抱えてって・・疲れます(笑)私も毎回一人旅の時は同じだは~~
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