8月11日(土)。 朝6:30前。 北京駅。
駅構内の待合室。
売店とかケンタッキーなどもあり、ここでの食料調達も問題なさそうな北京駅。
さて。
私たちが北京駅にやって来たのは。
北京発 ウランバートル行きの列車に乗るため!
世界で一番ヒマな列車とも称される「シベリア鉄道」の支線が北京から出ているのです。
と言っても北京→モスクワまでの列車は、ロシアへ行く人にしか販売してくれないそうなので、私たちは。
モンゴル ウランバートルまでの列車に乗ることに!
通常は週1本。 夏は週2本の北京→ウランバートル行きであります。
青い制服の列車乗務員。
・・・の大半が、モンゴル語しかできなかった。
英語も中国語もダメ。
いやぁ、久々に全力で身振り手振り、ボディランゲージでのやりとりでございました。
(ちなみに、乗務員の接客態度はかなりイマイチ・・・)
7:25。 定刻に北京駅を出発!
いよいよ列車の旅はじまりはじまり~!
北京を離れたあとしばらく、車窓からの景色はこのような山中心。
でもでも、この列車に乗っているだけで嬉しくてわくわく、わくわく。
数年前。
かのシベリア鉄道の支線が北京から出ていると知って以来ず~っと温めてきたこの列車旅。
しかも2年前。一度はすべて手配したにもかかわらず私の体調不良によりキャンセルしたという経緯もあるだけに、今回実現したのが本当にうれしくて、ずっと興奮状態でした。
途中、3~4か所の駅で停車。
停車時間が少しあるので外に出てみましたが、駅にはな~んにもありません。
日本のような売店もないので、食料は事前にしっかり準備しておくべし!
私たちもランチはこんなのを。
でも、晩御飯もカップ麺というのはさすがに寂しいので。
食堂車!
この列車は国境で食堂車を"中国車両"→"モンゴル車両"に丸ごと取り替えます。
中国車両の食堂車はこの通り、至ってシンプル。
食堂のおっちゃん達もめっちゃ暇そう。(食堂の人は中国語でした)
まずはビールで乾杯!
どうせ冷えてへんやろ・・・と頼んだビールはこちらの予想を良い意味で大きく裏切り、キンキンに冷えたうまうまビール!
メニューは少なく、お肉系は鶏肉のみ。
鶏肉と玉葱の炒め物と、定番の卵とトマトの炒め物。
この卵とトマトの炒め物が美味しかったのでもう一皿注文したのですが。
なんかさっきより玉葱多いし味もしょっぱくなってないか???
よっ!安定の不安定!
列車は順調にモンゴルへと向かいます。
山が多かった景色が、徐々にこんな感じに。
夜7時過ぎでもまだこの明るさ。
こんな素敵風景の後に、なんですが・・・。
前から怪しかったサンダルが遂にぶっ壊れた。
このシベリア鉄道でばいばい。
あんな旅にもこんな旅にも耐えてくれてありがとう~!
さて。ウランバートルの日の入りは夜8時過ぎだとか。
そうこうしているうちに、中国出国書類&モンゴル入国書類が配られます。
夜8時半ごろ。
中国側の国境駅 二連駅(エレンホト駅)に到着しました!
ここで出国手続きを行うと同時にもうひとつ。面白い作業工程があるのですが、それについてはまた今度。
そして、私たちの旅らしく(?)予想外のハプニングが起こるのですが、それについてもまた今度。
詳しい旅の記録はコチラ。
と思っておいたほうが、予想を裏切ってくれるのかも(笑)
ワタシがまだ学生の頃。
つまり、ロシアがまだソ連邦であった、冷戦時代の頃。
NHKで、シベリア鉄道の特集番組を見た記憶があります。
何しろ時代が時代なので、NHKは、取材の許可を得るまでに、
延々、2年もねばったのだとか。根性だな~~~(笑)
その番組は、もちろんロシア・・・というか、当時のソ連邦の首都モスクワへ向かう便でしたが。
その当時から、モンゴル行きってのも、あったのかな?
北京の飲食店では最近はほぼ冷えてるビールなのですが、地方とかこういう列車だったら無理かな~って思っていたら、いやぁ。期待を裏切ってくれました! ひえっひえ!!!
ロシアと取材交渉・・・。その大変さは想像以上でしょうね。 2年越しの交渉成立! 素晴らしいなぁ。
北京-ロシアの支線はいつからあったんだろ?