実は北京で焼肉は食べてもステーキを食べたことがほとんどない私。
というのも前回の駐在時、牛肉があまり美味しくないという印象が強く、いまだにそのイメージを引きずっていたわけですが・・・。
東直門外大街27-1(ピザハット2階)
夫がたまたま見かけて気になっていたというお店。
1階にピザハット、3階は火鍋、4階は原形をとどめているカエルを食することができるというお店・・・というカオスなビルの2階にあるのがこの日の目的地なのですが。
火鍋の匂いが充満するふる~いエレベーターが開くと、そこは・・・。
なんか・・・ゴージャスやな。
ビシッとスーツできめたお兄さん2人に案内されて、お店の中へ。
ショーケースの中には、生牡蠣、そしてシャンパン。
どうやら個室もあるようです。
まずはビールでかんぱ~い!
ブルックリンラガー。
ビールのメニューよりワインリストの方が圧倒的に豊富でした。
熟成肉とシーフードを売りにしているようで生牡蠣だけのメニューもありましたが、いまだに北京では生牡蠣デビューしていない私です。
注文を済ませると、まず出てきたのが。
パン。
これが美味!!!
小麦の甘みが広がって、これだけで満足であります。
・・・と、そこに登場したのが。
おぉ~! 熟成肉!!!
お肉だけで何種類もあり値段設定もバラバラなのですが、この日は100g単位で注文できるオーストラリア牛を300gお願いしました。
目の前で重さを確認。
・・・ところで、熟成肉ってなんぞや?
実は私もよくわからないのですが、しばらく寝かせることでうま味が増したお肉のことなのだとか。
へぇ~・・・。
シーフードサラダ。
かなり立派な海老がごろっと入っていてびっくり!
キノコ(含む松茸!!!)のバターソテー。
濃厚な味わい。
海老のピリ辛ソテー。
少しレアな焼き加減だったので最初食べた時は若干海老のクセが残っていたのだけど、あっつあつのプレートの中でじわじわと火が通っていくにつれて海老のうま味が際立ってきました。
・・・と、そこへ。
こちらもサービス。
この真っ赤っ赤なのはイチゴ!
ガスパチョみたいなのかなと思って口に入れたので、その意外な甘酸っぱさがすごく新鮮!
で、ようやくここで主役登場であります。
熱々のプレートにお肉、ニンニク、そして青唐辛子。
結構レアな状態でサービスされ、このタイミングで焼き加減をどうするか聞かれます。
もう少し火を通して欲しいと伝えると、この写真のようにコロコロとお肉をプレートに焼き付ける感じで火を通してもらって。
こんな感じに。
いただきま~す!!!
ぱくっ!
もぐもぐもぐもぐ・・・。
おぉぉ・・・。
・・・濃厚やな。
和牛の霜降りとはまた違った濃厚さ、ジューシーさ。
おや? ホワイトアスパラ!
こちらもお店からのサービス。
濃厚なお肉に、アスパラの自然な甘さがぴったり。
そして、さらに・・・。
デザートまでサービス!!!
どんだけサービス精神旺盛やねんっ!!!
北京にはもう何軒も美味しいステーキをいただけるお店があると聞いてはいましたが、ようやく私の中の"中国の牛肉はイマイチ"という記憶を上書きすることができました。
・・・ただし。
濃厚なお肉が最後にど~んと出て来たので、ちょっと重たかったというのも正直な所。
今度行くとしたら他のメニューをもう少し軽めにするか、あるいはお肉を少なめにするか・・・?
いずれにしても、ゴージャスな店内、丁寧な接客(サービス料は別途8%)。
口コミ評価が高いのも納得です。