Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ヘレンケラー症候群

2013年01月30日 19時25分04秒 | Weblog
今日はシュリッテさんの歌のレッスン。
そこで思いついたみなさんの症状名。「ヘレンケラー症候群」。
かの有名なヘレンケラーさんには、大変申し訳ないのですが、そういうとみなさんよくわかっていただけるので、命名してしまいました。

で、どんな症状かというと、

歌う時に、単語の意味はわかっているけど、そこに感情が伴わない状況のこと。

「ウォーター」という単語はわかっているけど、それがあの「水」だとわからない。
それがわかるようになった時、彼女をとりまく世界が変わりましたね。

Ach=あぁ、というため息です。でも、歌っている最中に、なぜそこでため息がでるのかわかってない。

Du=君(あんた)です。もちろんこの単語の意味くらい、みなさんおわかりですが、SieではなくDuだということは、親しい中で、このDuという呼びかけの中に、すでに愛情があって、気持ちがあるんですが、発音だけになってます。

Bitter=苦いです。ビッターと読みますので、英語と似てます。意味はわかります。でもビターチョコなみの歌になっています。ビッのBの所と、ビッと言ったすぐ後の詰まった部分(tt)で、苦(にが)み、苦しみを感じてほしい。それもチョコではなく、愛の!かなわない愛の!

他にも、いろいろ…もちろんイタリア語にも。

これが、歌っているリアルタイムで、感情が湧き出してくるくらいになればいいですねぇ。
それには、ドイツ語をたくさん勉強する必要がありますが、もしかしたら若い彼氏でも作らねばならぬのでは…?いやいや、そんなことをしていては、パンが食べられなくて死んでしまう歌は、本当に死んでしまわねばならないので、恋愛しなくても歌えるはずです。がんばってください。

もちろん、私もいつまでたっても課題です。日本語でさえ、演劇やってる時にセリフをまるで本気で思ってるように言うのが、どんだけ大変だったか!歌になると、♪にも縛られるので、もっとたいへん。ましてやドイツ語。ああ、たいへん。たいへん。

でも、今日誰かと話しましたが、60,70過ぎて、やることがあって、課題があるっていいですねって。
家でお友だちはテレビだけのおばあちゃんだって、たくさんいるのに、楽しいですねって。

さて、がんばりますか!


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