Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

エキサイティングなモーツァルトでした

2016年11月25日 23時38分42秒 | Weblog

1楽章のカデンツァ聞いて、思わず声出して笑っちゃったくらい、おもしろかった!

今日は、トルコ人ピアニストで作曲家のファジル・サイさんのモーツァルトの協奏曲でしたが、

とても自由な演奏で、どんどん引き込まれて行きました。

自分の本番前なので、面白くない演奏だったらいやだなぁっていう思いもあったのですが、

なんのなんの、本当に面白くって、素晴らしくって、音楽ってこうでなきゃって思ってしまいました。

アンコールがあるのですが、

「トルコ行進曲聞きたくないよ~」って言ってたら、そのうちに始まりました・・・・

ところが!!!!!

途中から、ジャズバージョンにに変化していって、これまたすごく面白いトルコ行進曲になりました。

あ~おもしろかった~!

 

後半は、そのサイさんご自身の曲で、イスタンブールシンフォニー。

今年一番の楽しみにしていた曲です。

というのも、

生きている作曲家の曲であること。

私がトルコにいったことがないので、テレビのBGMくらいでしかトルコの音楽について知らないこと。(つまり、私たちがトルコと名のつく音楽で知っているのは「トルコ行進曲」なのですが、これはモーツァルトやシューベルトなどトルコ人じゃない人が作った作品であること)だからすごく興味があったこと。

YOU TUBEで 曲名を調べたら、トルコの楽器が一緒に出てくる編成だったこと。

などの理由から、とてもとても楽しみにしていました。

こちらも、興味深い、迫力のあるいい曲でした。

あの、チターのような楽器の音色がとてもトルコらしい?というか、音階がトルコ風?というか、

異国情緒があふれるいい仕事をしていました。

もちろん、尺八のほうな笛、太鼓、チターのような楽器はトルコの(おそらく古い伝統)楽器、

彼の作曲した曲(オーケストラの部分)は西洋の楽器を使っていますが、

私にはバランスがそれでちょうどいいくらいでした。(100%トルコ風になっても、たぶん面白くなかったと思います。)

聞いたことがないくらい大きな音で太鼓が鳴っていたし、

チューバやトランペット、ホルンなど、管楽器のみなさんも大変そうなパートがたくさんあって、

また弦のみなさんも、おもしろい楽譜だろうなぁって思う感じの演奏されていました。

楽しい演奏会でした。(日曜本番じゃなかったら、明日も行きたいくらいです)

明日、お時間のある方、ぜひぜひ2時にシンフォニーホールへ!

 

 

コメント
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