Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

想像力

2014年05月07日 19時57分35秒 | Weblog
今日はシュリッテのレッスン。

ひとり獣医さんの生徒さんがいます。
声がうまく続かずにいつも苦労していました。今日も単純な長いフレーズで止まってしまう。

で、言ってみました。

この前、犬の手術したでしょ?私は犬のお腹どころか、サバやタイもうまく切れないけど、あなたはプロだから手術の時、メスを持ったら、躊躇せず、サーッとこう切るでしょ?で、手だけで切らずに、足はちゃんと開いて体重安定させて、腹にも力を少し入れてるでしょ?その感じで歌って!

つながりました!

最後の音の処理が下手なので…

切り終わりにメスを中に押しこむ?スピード上げてサッと上にあげるよね?

最後の音もきれいに上がりました!

小さい付点音符でガタガタするので…

小骨に当たってもそのまま進むでしょう?

付点もきれいに歌えました。

私も歌うようにサバを切ったらうまく三枚におろせるんだろうか?
サバが三枚におろす魚かどうかも???だけど…。

つまりは何事も想像力だということ。
ただ、どの歌も三枚下ろしや、手術の想像して歌えるわけじゃないので、できた時に、身体がどうだったかを確認することが大事です。

ということで、リサイタルのプログラムのうち、酒の歌だけは、想像するまでもなく、とっても違和感なく歌えてます。




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