カセットひっくり返してます

復活したより子さんが歌いたいといったのは、シューベルトの「美しき水車小屋の娘」。CDが欲しいといわれたので、昨日も大阪の大手CDショップに行ったのですが、ない。ついこの間も「最近日本人のリサイタルとかで、冬の旅とか、水車小屋とか、まじめで大きな作品を歌う人いなくなりましたね。」と話していたんです。私が高校生の頃は、あちらこちらでそういったプログラムがありましたが、最近ほんとうにないんです。で、CDも同じで、クラシックの棚には売れ筋のイージークラシックばかり。水車小屋は一枚もありませんでした。

で、昔々のカセットの中に、確かラジオの録音があったはずと思って、朝からカセットをひっくり返しているんですが、いつの間にか処分してしまったみたいで、ありませんでした。
カセットは管理方法が悪く、見ただけではわからないので、少しかけて聞いて確認します。その中にはなぜか演歌もあり（これは捨てました）、そして昔の自分の録音がたくさんありましたが、２小節聞いては「へた～」と感想を吐き出して次へ進む。これは記念に残しておきたいけど、どう扱っていいかわからな～い代物です。

話しは元に戻りますが、漫画やドラマの影響でクラシックの人気が上がったり下がったりする今日この頃、村上春樹さんの新作に出ているヤナーチェクの曲が今売れているそうです。確かバブルの時はマーラーでした。ついこの前は「のだめ」の影響でブラームスとベートーベンでした。嬉しいような悲しいような。

どの分野でも「流行」なんですね。ウィーン物は流行ってほしいが、流行しか追いかけない人が多いのは悲しいかな・・・。