Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

久々夜家にいます

2007年06月13日 20時15分29秒 | Weblog
朝一番、8時半に電車に乗った。普段9時より前に電車に乗る仕事はしないことになっているのだけど、この際しかたがない。いつもは1時間目をあきらめた大学生の間になんとなく座っていけるのんびりしたムードなのに、30分早いだけで電車は満員。窓から見える風景も、高速道路工事のおじさんたちがラジオ体操をしている風景だった。私が寝ている間、毎日世間は動いていました。

昼は、40度の熱があるたいちくんの見張り。母は会社を首になりそうなので、仕事に行った。旦那がたまたま休みだったけど、一人で一日は無理なので、私があいだ3時間だけ。なんで40度あるのに遊べるのか不思議だ。
たいちくん、2時ごろいきなり空中向かって3分くらいしゃべりだした。誰としゃべってたんやろう?

夕方はお茶のお稽古(たぶんこれで一区切り)に行ってきました。でもお稽古はもうなくって、お茶を3回いただいただけ。帰りに「ヨーロッパで使いなさい」と、茶碗と茶せんを先生からいただきました。こんなん本当にもらっていいんかいな?と思いながらも、ありがたく頂戴しました。

これをもっていくのは大変そうだけど、向こうでなんとなくお茶ができるのはうれしい。他の日本人がいない時には、「これは日本のティーセレモニーでね」なんて、ちょっと説明しながら一服していただこう。たくさん説明はできないので、最後は必殺英語のパンフレット(これは私が先生にお願いした)を見せて終わることにしよう。

他の日本人がいるときには、その人の雰囲気を見て「これは日本でお茶を習ってきた部類の人だ」と判断した時は、まったく知りません、存じません、といっておかないと、おもいっきり恥をかきそうなので、静かにしておこうと思う。

なにしろ、いまだにお菓子をいただく時に、お箸一つ上手く持てない、あの紙は、どっちの方向なのかわからない、茶碗の回る方向も間違った。

人生の中で、私のお手前しか経験できない外人もいることだろう。
真っ赤な色に虎の絵を描いたリングガウンを買って「日本の着物だよ」と言って喜んでいたウィーン人の友人を思い出す。
コメント
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