丁寧な暮らし

そんなに丁寧ってわけでもないんですけど、その理由を今日はお答えします。

実は、先月とある所でパーティをしまして、そこへ私は差し入れで「オーストリア産焼き肉１５００円」というのを買って、自宅でタマネギ・人参などなどを入れ、自家製のタレで一晩付けて、あとは焼いたら終わり。と言う状態で持っていったのでした。
なにしろ若い人もいることだし、人数もいるし、これくらいがいいかなぁ・・・って。その週、そんなに余裕がなかった私には１５００円のお肉は超奮発だったのです。ま、よその家におじゃますることだし・・・。
それにしても昨日も書きましたが、私の思いつく料理は、焼いたら終わりがとても多い。だから、お肉焼いておこうって、単純に考えてしまったのでした。

ところが、ある人の料理が「わかさぎの南蛮漬け」と「なすびの煮浸し」
おお、渋いなぁと感心しながら、みんなで食べたのですが、これが実においしい。そして若い人たちも、私の持ってきた肉を見て「おお肉だ！」と一瞬よろこんでくれましたが、その後は「このワカサギ美味しいですね～」のオンパレード。
いや～ほんとに美味しかったんです。
でもね、その時ふと思ったんですけど、ワカサギの南蛮漬けは手間はかかるが、値段はたぶん２００円。茄子にいたってはたぶん１９８円。その事実にすごいショックを受けたのでした。

こりゃいかん！値段はかけるな、手間かけろ！って。
その人の話を聞いていると、「丁寧に暮らしたいって思っているから、料理は手間をかけるのよ～」というお話。そうか～。手間か～。ひと工夫か～。
はに～頭を使え！時間をかけろ！ともう一人の私が叱咤激励したのは言うまでもありません。
そして、いままでにないくらい、ここ数日、経済的で、しかも、なぜだかとてもおだやかで、充実した食事が続いています。