前回のブログのしめくくりに書いた、自分の子供の教育の楽しさ、面白さについて書いてみたいと思います。
そう、デンマーク人は子供の教育に熱心で、どういう教育がよいのかということに熱心だというのをどこかで読んで、私も最近、同じように思うようになってきました。子供の年齢が少し上がってきたからでしょうか。
一般にデンマーク人には根底に自分の子どもを育てるのがとても面白い、エキサイティングなことだという気持ちがあるので、彼らが教育の現場に積極的にかかわったり意見したりするのかもしれません。
教育と一言で言っても、いくつかの面があります。学校などでの勉強の教育、躾や人としての心を学ぶ教育、それから習い事などの違う世界を広げる教育、そして人との接触の中での教育などがあるでしょう。親がこういうことを総合的にコントロールしていけるのは悩みもしますが、楽しいものです。子どもは尊敬の念で親を見、信頼しきって親の言うことを聞きますから、その効果はわりとすぐに表れます。もちろん年齢とともに、どんどん子供の意思が出てきて、親はまた違う角度からのかかわり方になっていくことでしょう。それでも通常は18歳で大学進学が決まるあたりまでは、かなり親がかかわることになるのではないでしょうか。
NatureかNurture(生まれつきか、養育か)という議論は悩ましいところですが、それでも後天的に養育された環境によって、人が左右されることは確かです。日々、親の感じ方や物事の受け止め方が子どもに伝わっていることを思うと、まずは親である私がハッピーで前向きでなくてはと思います。
その上で、その子の性格や長所や短所を見極めつつ、子どもにいろいろと提案してみたり、やる気を出させたり、新しい世界を広げてあげたりすることは、これでよしということがないだけに、まさに親しだいという部分も大きいかと思います。それゆえ、もう本当に親は悩んでしまうのですけれど、こんなに面白いことはないのではないかとも思うのです。兄弟でもタイプが違っており、それぞれに合わせて、言い方を変えたり提案を変えたりしなくてはならないし、それぞれの得意分野も違って楽しいものです。
最近、雑誌で「○○な子を育てる」というような特集が多くて、ちょっと驚いています。私達はなんでもマニュアル通りの世代であったのでしょうが、子育てまで雑誌に左右されるようになったのかもしれません。そのうち、「今年の習い事の流行は野球ボーイズ!」などという見出しで野球少年が増えたり、「お勉強部屋はグリーンで偏差値10ポイントUP!」などというフレーズで子ども部屋を皆がグリーンの壁に変えたりするのでしょうか? あるいは「賢い子どもは皆アンパンが好き!」という見出しで親が皆がアンパンを買いに走るとか、「国語の苦手な子どもがエリートになれる!」なんていうので、一気に国語を勉強しなくなったり・・・して!?
そうではなくて、夢のある人生を作っていくこと、よい人間になれるようにすること、人生の幅を広げ楽しみをもたらす趣味をいくつか持つことなど、そういうことができるように親が育ててあげること、またどんな状況にも負けないで生きていけるような強さや知恵をつけてあげること、人に好感を持たれ、人のために何かする気持ちを育てること、そういうことが大切なのではないかと思います。同時に、その子供の個性を発見し、子どもに自信をつけてあげたいものです。
「子育ては芸術よ、世界で一番の芸術」と私のおばが言っていましたが、今はその意味がわかるように思います。
さて結果が出るのは20年後でしょうか。楽しみでもあり。怖くもあり。
そう、デンマーク人は子供の教育に熱心で、どういう教育がよいのかということに熱心だというのをどこかで読んで、私も最近、同じように思うようになってきました。子供の年齢が少し上がってきたからでしょうか。
一般にデンマーク人には根底に自分の子どもを育てるのがとても面白い、エキサイティングなことだという気持ちがあるので、彼らが教育の現場に積極的にかかわったり意見したりするのかもしれません。
教育と一言で言っても、いくつかの面があります。学校などでの勉強の教育、躾や人としての心を学ぶ教育、それから習い事などの違う世界を広げる教育、そして人との接触の中での教育などがあるでしょう。親がこういうことを総合的にコントロールしていけるのは悩みもしますが、楽しいものです。子どもは尊敬の念で親を見、信頼しきって親の言うことを聞きますから、その効果はわりとすぐに表れます。もちろん年齢とともに、どんどん子供の意思が出てきて、親はまた違う角度からのかかわり方になっていくことでしょう。それでも通常は18歳で大学進学が決まるあたりまでは、かなり親がかかわることになるのではないでしょうか。
NatureかNurture(生まれつきか、養育か)という議論は悩ましいところですが、それでも後天的に養育された環境によって、人が左右されることは確かです。日々、親の感じ方や物事の受け止め方が子どもに伝わっていることを思うと、まずは親である私がハッピーで前向きでなくてはと思います。
その上で、その子の性格や長所や短所を見極めつつ、子どもにいろいろと提案してみたり、やる気を出させたり、新しい世界を広げてあげたりすることは、これでよしということがないだけに、まさに親しだいという部分も大きいかと思います。それゆえ、もう本当に親は悩んでしまうのですけれど、こんなに面白いことはないのではないかとも思うのです。兄弟でもタイプが違っており、それぞれに合わせて、言い方を変えたり提案を変えたりしなくてはならないし、それぞれの得意分野も違って楽しいものです。
最近、雑誌で「○○な子を育てる」というような特集が多くて、ちょっと驚いています。私達はなんでもマニュアル通りの世代であったのでしょうが、子育てまで雑誌に左右されるようになったのかもしれません。そのうち、「今年の習い事の流行は野球ボーイズ!」などという見出しで野球少年が増えたり、「お勉強部屋はグリーンで偏差値10ポイントUP!」などというフレーズで子ども部屋を皆がグリーンの壁に変えたりするのでしょうか? あるいは「賢い子どもは皆アンパンが好き!」という見出しで親が皆がアンパンを買いに走るとか、「国語の苦手な子どもがエリートになれる!」なんていうので、一気に国語を勉強しなくなったり・・・して!?
そうではなくて、夢のある人生を作っていくこと、よい人間になれるようにすること、人生の幅を広げ楽しみをもたらす趣味をいくつか持つことなど、そういうことができるように親が育ててあげること、またどんな状況にも負けないで生きていけるような強さや知恵をつけてあげること、人に好感を持たれ、人のために何かする気持ちを育てること、そういうことが大切なのではないかと思います。同時に、その子供の個性を発見し、子どもに自信をつけてあげたいものです。
「子育ては芸術よ、世界で一番の芸術」と私のおばが言っていましたが、今はその意味がわかるように思います。
さて結果が出るのは20年後でしょうか。楽しみでもあり。怖くもあり。
なんていうかな、親が子供の学びに一緒に参加するという感じなんだよね。本を一緒に読んだり、日記を一緒に書いたり。
別に、こういう子供にしたいという明確なビジョンがあってのことではなく、純粋に子供との時間を楽しんでいる感じというのかな。子供を学校に送りに行くのも、チャイムが鳴るギリギリまで教室に子供と一緒にいたりするし。こないだまで、教室でそれぞれ個人で植物を育てていたんだけど、それを毎朝親に見せて一緒に水をあげたりね。
先週末は、娘のスカウトのツアーで、ほかの保護者と一緒にボランティアでサマーハウスの修繕清掃を手伝ったけど、楽しかったです。窓をピカピカにするのは快感だったし。
それに対して、日本人は、楽しむ以前に責任というか義務感をもって子育てに携わるような感じ?だから、塾に行かせないと、と強迫観念をもってしまうんでしょうか。
でも、やっぱり親が子供に強制するのではなく、親自ら楽しんでいる姿をみせるのが大切だと思いますね。それで自然と子供はついてくると思います。
優しさとかパーソナリティの部分も、口だけじゃ身につかない。まず親がそうあるべきで。
そういう意味で、子供は親の鏡ともいえ、自分を省みることにもなるから、これほど自分にとって大きな学びになるプロジェクトはないですよね。
なかなかよいですね!!
べんきょうになります!!
中国ももっとさんこうにしてほしいもんです
そうね、教育熱心というのはデンマーク人も日本人もそうなのでしょうけど、その中身が全然違っているように見えます。
教育のしくみがデンマーク人は無料だったり、子ども達が自分の将来を見据えて選択していくシステムだったりするからでしょうか、日本人よりも「職業」を意識して、そこに真摯に向かっていくように見えます。日本は「職業」ということよりも、まずいい学校に入りましょう、というところに目が向いているのかな?実際うちの子供たちがまだ小さいので現実はわからないのですが、そう見えます。普段の会話で親子が仕事について語り合ったり、人生について語り合ったりすることが日本人のほうが少なそうですしね。
強く思うのは、食卓での会話って本当に大切なんだなということ。
そこから子供の教育のすべてが始まるんじゃないかと・・・。(夫と喧嘩してる場合じゃありませんね、へへ。)
親も言葉を選んで、子どもに語りかけつつ、自分もそこでいろいろなことを再確認して、思考を深めていくのだと思います。
doizoさん、
どこの国の教育も長短あるのだと思いますが、デンマークの教育は日本といろいろと違っていて、参考になることは確かだと思います。私もまだまだ勉強中ですが、これからもデンマークのことを教育も含めて探っていきたいと思っています。
初めてコメントします。
8月ごろからよく読ませていただいていました。
私は3歳と5歳の子供がいて、今年の春にデンマークから帰国したので、いつもhalfkidsさんの記事をよんでは
共感したり、感心したり、うらやましく思ったりしています(笑)
日本に帰ってきて、ここでの子育ての常識?にすごい違和感を感じるときがよくあります。
最近うちの近所では「頭のよい子が育つ家」というのが売り出し中・・。
こちらこそ、はじめまして!
ずっと読んでくださっているということで、嬉しく思います。ありがとうございます。
お子さんの年齢も我が家と近いですね!お子さん達はデンマーク語はできるのですか?
日本とデンマーク、かなりいろいろと違うので、きっと違和感を感じることも多いのでしょうね。日本にずっと住んで子育てをしている私でも、違和感を感じることがあるくらいですから・・・(笑)。
頭のよい子が育つ家、ぜひ見てみたいです!そんなのあるんですね、ブログ内で冗談でいろいろ仮定して書いていましたが、あながち冗談ではないのかも・・・。
また住んでみたデンマークの感想なども含めて、まるこさんのコメントを楽しみにしております。
これからもどうぞよろしくお願いいたしますね!