デンマーク・ハーフキッズ

デンマークについての情報やニュースを紹介、またデンマーク人と日本人のハーフの子供たちの子育て日記。

2009年ののバレンタイン

2009-02-21 07:24:04 | 日記
 毎年の私のお楽しみのバレンタイン。バレンタインの少し前に、幼稚園の友達ミワちゃんから「R(ショウミーの幼稚園の同級生)がショウミーにあげたいって言ってるんだけど、土曜日だからどうやって渡そうか?」と聞き、「えー、ありがとう、行く、行く、取りに行くよ~!」というわけで、ショウミーには内緒で金曜日にミワちゃんの家に遊びに行くことにしていました。もてないショウミー、一個ももらえなかったらどうしようと思っていたけれど、本当にありがとう、R!もちろんこちらから取りに伺います(笑)!

 そして、ショウミーがもらえて、もしジジがもらえなかったらかわいそうと思い、こっそりジジ用のチョコレートもスーパーで買っておきました。やっぱり男の子はなんだかんだ言ってチョコ、欲しいものね。

 いよいよ金曜日、ミワちゃんの家に行こうと自転車を飛ばしていると、ジジの幼稚園のお友達が「ジジー、S(ミワちゃんの息子)、あげるよ~!」と大声で叫んで追いかけてきてくれました。手にはかわいい詰め合わせチョコがあり、ジジ、S、そして一緒にいたショウミーにまで「大丈夫、余ってるから」とひとつずつくれたのでした。ジジはお菓子そのものに喜んでいる感じでしたが、弟のおこぼれチョコをもらっても、今年一つ目のチョコに、ニヤ~ッとそれでも嬉しいショウミーでありました。

 そしてミワちゃん宅でRからショウミーに、そしてなんとジジにも用意してくれたチョコをもらい、これで今年、2個いただきました。というか、兄弟でお互いにお互いのおこぼれをもらい、本当は1個のところ、2個になったという棚ぼたチョコですが(笑)。

 ミワちゃんの長男の小学4年のKも、クラスの女の子に呼び出されて、いそいそと女の子の自宅までチョコを取りに行ったそうです。まったく、Kとショウミーはことごとくよく似ているのだけど、二人とももう少しクールにできないのかね?というほど、いそいそと取りに行くタイプです。まあ、単純でかわいいけれど。

 今年はKの、このチョコにまつわるびっくりがありました。このチョコはバレンタインの週末明けの月曜にKが取りに行ったのですが、実は、日曜日の夜にその女の子のお母さんから電話があり、「うちの子がどうもKくんを好きみたいで、どうしてもチョコをあげたいんですけど、どうしたらいいでしょうか?」と電話があったそうです。そして、月曜日にKが取りに行くときにも「まだKくんが来ないんですけど・・・。うちの子がKくんに嫌われたんじゃないかと泣き出して、なだめるのが大変なんですけど、Kくんは何時くらいに来るでしょうか?」とまたもや電話があったそうです。

 ミワちゃんと、小学4年でここまで母親が介入するんだと驚いてしまいました。ちょっと怖いよね・・・、チョコなんて子ども同士で勝手に約束して渡せばいいじゃない。こんなんでいつかKが誰かと付き合ったりしたら、そのお母さんからまた電話があって、「うちの子のどこがいけないんですか?うちの子がKくんと付き合いたいと言っていて泣いているんです。どうしたらKくんがうちの子に振り向いてくれるんでしょう?」なーんて電話があるかもね、私たちの時代には、自分の親にも相手の親にもチョコをあげることを知られるのは恥ずかしかったよねぇ、と話した私たちでした。

 最近は大学にも親からの問い合わせが多いと聞きます。入学前だけではなくて、入学後もだそうです。そして就職試験についての企業への問い合わせも親からで、企業は親向けの説明会などもする場合もあるとか・・・。とうとう、恋愛にまで親が介入する時代になったの?と、ちょっと空恐ろしくなったバレンタインだったりしました。

 ところで、ジジへの隠しチョコ、すっかり出しそびれてしまいました。そのうち何かの機会に出してあげなくては~!

春が来た週末

2009-02-21 06:36:20 | 日記

 冬の終わりを告げてくれる梅が今、あちこちできれいに咲いていますね。朝の幼稚園への送りの寒い自転車から、幼稚園の近くの神社のいろいろな色の梅が控えめに咲いているのを見上げるのが、私のこの季節の「ひとときの幸せ」です。あの梅たちを見ると、春への期待で、なんだか喜びが湧いてくるのです。時折、暖かい風とともにいい香りもしてきます。

 先週の土曜日、東京は22度とかそれ以上だとかという春を通り越して、夏日和でした。まさに出かけなくちゃ!ということで、この季節の恒例の、梅のお花見に行くことにしました。しかも、あまりにも天気がよいので、サイクリングで小石川植物園に行くことにしました。

 行ってみて思い出したのですが、そういえば昔、友人が「小石川植物園はすごくよかったよ。都内で、あんな自然な感じの植物園があるなんて、びっくり。」と褒めていたのを思い出しました。その言葉通り、ほどよい広さで、季節を感じさせてくれる、そしてあまり整備されていないためどこかの小さな山にでも来たかのような植物園です。展覧会のように次から次へと花を見せてくれたりはしませんが、家族で季節を味わいながらゆったり散歩して、楽しかったです。

 私の目的は奥にある梅林だったのですが、子どもたちは上よりももっぱら下ばかり見ていて、そして池(沼かな)に夢中です。あまりの暖かさのせいでしょうか、なんとちょうどカエルが冬眠から覚めたばかりで、子どもたちの手のひらほどの大きさのカエルが泳いでいました。カエルといえば泣き声はゲロゲロなのに、この時期のカエルは何か違うのかな、まるで気弱なニワトリのような声で「クックックー、クケッ、クケッ」と泣いていて、その声のかわいいこと!あまり好きではないカエルですが、その声を聞いていると春が嬉しいのかな?とちょっと親近感を覚えてしまったのでした。

 そして、今まで見たことのないようなものを見ました。この気持ち悪い写真、全部カエルの卵です!

          

 スパゲッティのようなこの卵を、子どもたちがはしゃいで枝で吊り上げてはしげしげと見ていましたが、池のところどころにまとめて産んであって、これはちょっと私には刺激が強すぎました・・・。

          

 こちらは初めて見たしだれ梅。写真だとちょっとわからないのすが、この木の下に入るとまるで梅の雨の中にいるようで、とてもきれいでした。

           

 そして最後に見たのが、なんと「ニュートンのリンゴの木」です!イギリスのニュートンの家の庭にあったリンゴの木の枝を接ぎ木したものだそうです。ちょっと興奮!この木は秋にはちゃんとリンゴがなるのかな?いつかこの木にリンゴがなっているところを見たいなあと思いました。

 帰りはまた自転車で、片道40分くらいのサイクリングです。途中でランチを食べたり、気になるものがあるとちょっと寄り道したり、と自転車だと自由に動けるのでいいですよね。

 翌日は梅が丘の友人の家で、いつもの「ガールズ」のお集まり。ちょっと早めに集合して友人宅に行く前に羽根木公園を皆でお散歩しましたが、こちらはにぎわっているものの、梅はまだ2分咲きくらいでした。でも、女友達とお喋りしながら見るのもまたとても楽しいものでした。